サウナ好きなら一度は入ってみたい「テントサウナ」。キャンプ場や宿泊施設で利用することができますが、山奥まで行かないと体験できなかったり、料金が高かったりと、なかなかハードルが高いイメージはありませんか?
そんなテントサウナを気軽に体験できるサービスが、安城市の安正寺で始まるという情報をキャッチ。なんでも、お寺の境内でサウナに入れる場所は全国でも珍しく、愛知県では安正寺だけなんだとか…!
「これは行ってみるしかない!」ということで、早速現地に向かい、気になる利用方法や、お寺ならではのサービスを調査しました!
※2024年3月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください。
お寺でサウナを体験できる「安正寺」
安正寺は愛知県安城市藤井町にあるお寺。2024年で建立340年を迎え、今でも地元のお寺として地域の方に愛されています。
サウナを始めたのは、住職の孫で僧侶の小島めぐみさん。経緯を聞くと、「お寺離れが進むなかで、若い人にもっとお寺に興味を持ってもらいたいという思いで始めました」と、お寺を身近に感じてもらうために「お寺サウナ」を始めたそう。
小島さん自身がサウナ好きということで、実際に使って気に入った道具を集めたサウナ好きが作ったサウナになっています。
愛知県では安正寺だけ!「お寺サウナ」
サウナが利用できるのは土日祝日の9:00~22:00(最終受付19:00)。2時間の貸し切り制です。
4人まで同時に利用することができ、料金は1人2,500円。料金は本堂の修繕費として利用されるそう。
サウナの利用は事前予約制なので、安正寺の公式LINEもしくは、InstagramのDMで予約の空き情報を確認してみて。
500円でサウナポンチョ、サウナハット、サンダル、フェイスタオル、バスタオルをレンタルできるので、水着や濡れても良い服だけ持参すればOK!
サウナ後のシャワーや着替えの時間は利用時間に含まれていないので、2時間たっぷりサウナを楽しめます。シャワーが1室しかないため、グループで利用する際は順番待ちが必要ですが、待っている間もサウナを利用してもOKという太っ腹設定!
好みの温度で楽しめる「セルフロウリュ式」
サウナのストーブは窓から炎が見える薪ストーブ。薪を入れる量と、セルフロウリュで温度調整ができるので、岩盤浴のように低い温度でまったり楽しみたい方から高温でしっかり温まりたい方まで満足すること間違いなし!
安正寺のテントサウナは、断熱性の高いキルト生地で狭い空間を包んでいるので100度以上をキープすることもできるんだとか。
薪は地元の建設会社からもらった廃材を再利用。最初の着火はお寺の方が行ってくれるので、自信がない方でも安心です。
水風呂はドラム缶を利用
サウナに入った後の水風呂は、ドラム缶に水を張って利用することができます。大きな氷をたくさん用意してくれているので、キンキン冷やした水風呂に飛び込むのもOK。
水風呂を自分好みの水温に調整できるのは、貸し切りサウナだけの特権です!
風情ある空間で最高のととのい体験を
外気浴のイスは通称「ととのいイス」として人気のリクライニングチェアを採用。境内の好きな場所に移動してOKということなので、お気に入りの景色が見られる場所に置いたり、参拝客の目につきにくい木陰に置いたりと、人それぞれ違った楽しみ方を満喫できます!
サウナとは別に、500円で抹茶付きの写経体験や法語印も受けられるということなので、興味がある方は予約の際に相談してみて。
安正寺の初イベント「参ってら」
安正寺では、2024年4月6日に安正寺初のイベント「参ってら」を開催予定!イベントは、サウナをはじめマルシェやキッチンカー、有志ステージといった催しを通して、「お寺に親しんでもらいたい」という思いがあるそう。
イベントでは、テントサウナの体験と軽トラにサウナを載せた「軽トラサウナ」が展示されるとのこと。詳しくは安正寺のお知らせをご確認ください。
当日の18:00からは、築245年の本堂を彩るプロジェクションマッピングも開催されるので、「テントサウナを見てみたい」という方だけでなく、「お寺に興味がある」という方は、まずはイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。(取材・撮影:水尾友哉/2024年3月取材)
安正寺サウナ
場所:愛知県安城市藤井町本郷5
営業時間:9:00~22:00
営業日:土日祝日
電話:0566-99-0713
駐車場:24台
※公衆浴場法許可取得済み