愛知県西尾市の温浴施設「西尾温泉 茶の湯(さのゆ)」。
2022年12月にリニューアルオープンしたばかりの茶の湯は、サウナ・岩盤浴が大充実!地元だけではなく、近隣エリアからサウナーが押し寄せる人気スポットなんです。
そんな茶の湯に、新しいパフェが登場したと聞きつけた「近所のはなし」取材班。なんでも、サウナにぴったりなちょっと変わったパフェだとか。
サウナ初心者女子だけど、せっかくならパフェを食べに行ってみたい…!そんな思いから、初のソロサウナ挑戦を決意。茶の湯さんに突撃してきました!
※2023年8月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください
大胆な抹茶カラーリングが目を引く!
茶の湯はショッピングセンター「おしろタウン SHAO(シャオ)」に隣接している温浴施設。
建物の目印は、大きな「〇サ」の看板!遠くからでもバッチリ目立っているので、迷う心配はありません。建物やのれんは「茶の湯」の名前の通り抹茶色で統一。落ち着いた雰囲気ですね。
建物に入るとまず靴を脱ぎ、下駄箱へ。下駄箱のカギがリストバンドになっていて、これをエントランスのゲートにかざすことで入館できます。入浴料はおとな800円・税込(平日、中学生以上)です。
館内では食事や売店でこのカギを精算に使えて、退館時に一括精算が可能。スマートでうれしい!
お風呂の種類とイベントの豊富さが自慢
館内を案内してくれるのは、茶の湯の支配人・渡邉和明さんです。
「和モダン」をテーマに、全体的に明るく作られた内装は開放感たっぷり。「リニューアル前よりも休憩スペースが広くなりました。施設自体はこじんまりしていますが、お風呂の種類もイベントも多いのが自慢です。ぜひゆっくりしていってください!」ますます期待が膨らみます…!
カウンターでレンタルタオル(バスタオル+フェイスタオル、300円・税込)を受け取って入館!もちろん、自分の愛用タオルの持ち込みもOKです。
お風呂・サウナへの入り口は2階に
階段を上がると、お風呂・サウナの入り口が。
まずは広い洗い場で体を洗い、ジェットバスと電気風呂が設置された内湯「ほぐし湯」でリラックス。露天風呂は各地の温泉地の泉質を再現した人工温泉「旅の湯」と炭酸風呂「泡珠の湯」、そして常滑焼の大きな抹茶茶碗に浸かることができる「茶壷の湯」と種類が豊富です。
ついついお風呂でのんびり過ごしてしまいそう…。いえ、今回はサウナに入るのが目的です。早く出なくては…。
サ活初心者が知りたい!基本知識
サウナに入る前に、支配人の渡邉さんがいくつかコツを伝授してくれました。
茶の湯のサウナ「熱茶房」は男性が4段、女性が2段構成になっていて、上の段に行くほど熱いそう。女性用サウナは92℃から96℃くらいに設定されていて、温度はやや高め。初心者は下段からスタートするのがオススメです。
渡邉さん曰く、サウナに入る前は「内湯などで体を温めて、体の水分をしっかりと拭いてから」がいいんだとか。汗を拭きとることで効率的に汗がかけるそう。初耳です…。
ほかにも、サ活初心者の前に立ちはだかる「水風呂への恐怖」を克服するため、「汗をしっかりかいて体の芯までちゃんと温まると、水風呂も苦痛ではなくなりますよ!」と背中を押してもらった筆者。覚悟を決め、しっかり水を飲んでからいざ入室!
「ととのう」を演出する屋外ととのいスペース
サウナの室内に入ると、1分もしないうちに顔や腕に汗をじんわりかいてきて、あっという間に全身汗だくに。
温度計は90℃を超えていましたが、意外に耐えられる自分にびっくり!
5分後、少し呼吸をしづらく感じたところで一度目の退出。鬼門の水風呂では、水を浴びるところまではできても、浸かる勇気はまだ出ず…。とりあえず足首、手首を中心に冷やして、屋外にあるととのいスペースへ。デッキチェアは壁に向かって設置してあるので、人の目を気にせずくつろげるのがうれしいポイントです。
横になって目を閉じ、風を浴びていると、なんだかスーッと眠くなるような…。今まで感じたことのなかった感覚…。気持ちよさを感じたところで、再び水を飲んでサウナ室へ!
その後も汗を存分に流しては水を浴び、休憩を繰り返すうちに、だんだんと爽快感がクセに…。でも、いったいいつ出たらいいの?そこで「自分が納得して楽しめたら終わりでいいんです!」という渡邉さんの言葉を思い出し、4セットでこの日は退散。
汗をたっぷりかいて、「ととのう」一歩手前までを体験することができました。
1階の岩盤浴「熱波ととの院」でもととのう~♪
1階には岩盤浴エリア「爽快院」が。オートロウリュと音楽を組み合わせた「サウンドロウリュ」や蒸気をタオルであおぐ「アウフグース」を楽しめる「熱波ととの院」、ミネラル岩塩の上で横になりながらじっくりリラックスできる「岩塩ととの院」、クールダウンに最適な「清風ととの院」と3種類の岩盤浴を完備しています。
熱波ととの院でのサウンドロウリュは10:00から毎時00分に実施されるそう。部屋の中心に置かれたサウナストーブに自動でアロマ水が落ち、天井のファンによって部屋全体に蒸気がいきわたるオートロウリュと音楽を組み合わせたサウンドロウリュでは、音楽を楽しみながら楽しくデトックス!
この日は夏ソングセットリストが用意されるなど、スタッフによる珠玉の選曲にも注目です。岩盤浴エリアは入浴料にプラス400円・税込で利用可能です。
いよいよパフェと対面!
しっかり汗を流してお腹が減ったところで、1階のレストラン「茶乃庵」へ。ついにお目当てのパフェと対面です!
熱波ととの院に設置されている円形ストーブをモデルにした、その名も「ロウリュパフェ」(700円・税込)。
冷たいバニラアイスの下にはコーンフレークとスポンジ、季節のフルーツ、生クリームがぎっしり。最下層にはサウナーが愛する「オロポ」ゼリーが敷き詰められています。まさにサウナ後にぴったりの一品。
キャラメルソースをアロマに見立てて…
ロウリュパフェにはキャラメルソースがついています。サウナストーンに見立てた「ムギムギ」の上からそーっとソースをかけると、まるでセルフロウリュを楽しんでいる気分に浸れます!バニラアイスとの相性も抜群でぺろりと食べることができます。最後はオロポゼリーでお口をさっぱりさせて、体も胃袋もととのっちゃいましょう。
セルフロウリュ風ソースかけの様子はSNSウケ間違いなし。撮影してサウナ仲間に広めてみては?
茶乃庵ではほかにもボリュームたっぷりな定食からアルコールに合うおつまみ、スイーツまで幅広いメニューを用意。もちろん、サウナの後に食べたくなるピリッと辛い「熱々鉄板麻婆豆腐」(700円)や「特製カレーうどん」(750円)もばっちりラインナップしています。※価格は税込
パフェを発案したのは熱波甲子園の優勝経験者
このアイディアパフェを発案したのは、茶乃庵の料理長・丹野さんです。
実は丹野さんは、日本一の熱波師を決める「熱波甲子園」で2019年、2020年に二連覇を達成したスゴ腕の熱波師さんなんです!今でも、館内のイベントでその腕を振るうこともあるんだとか。
パフォーマンスのこだわりは「しっかりとロウリュの効果を感じてもらうこと」だという職人肌の丹野さん。機会があれば、ぜひ日本一の技を体験してみては。
オリジナルのサウナハットやタオルもかわいい
茶の湯ではオリジナルのサウナハット(全4色、3,700円・税込)やタオル(1,100円・税込)も販売中。お茶の葉っぱをモチーフにした柄がとてもキュート!サウナハットは、熱から髪を守る効果があるそうです。
パフェ食べたさに足を運んだ筆者でしたが、帰るころにはすっかりサウナの虜に。茶の湯ではサウナイベントが充実していて、エリアでは珍しい女性サウナ室でのアウフグースも不定期で行っているそう。ほかにも、男性サウナ室では「爆風熱波アウフグース」「モーニング熱波」など変わり種イベントも開催中。詳しくは茶の湯公式Instagramをチェック。
サウナ初心者には優しく、一方で多様なイベントを繰り出して熟練サウナーたちを喜ばせている茶の湯。ぜひ一度足を運んでみては。
(取材:安藤香奈美/2023年8月取材・撮影)
西尾温泉 茶の湯
場所:愛知県西尾市下町八幡下34-1
電話:0563-64-0026
営業時間:9:00~24:00(最終受付23:30)
定休日:なし
公式HP
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