
お祝いのイベントが多い春。お寿司やちょっといい魚を食べようと考えている人もいるのでは。安城市にある鮮魚卸店「魚美本店」は、毎朝市場から仕入れた魚介類が並び、それを求めに多くの人が訪れるのだとか。また、鮮魚だけでなく、種類豊富な惣菜もあり、ここに来れば今晩のメニューが全て決まるのだそう。お店にうかがい、鮮魚卸店ならではの楽しみ方を教えてもらいました!
※2025年3月取材、お出かけの際は最新情報をご確認ください。
※価格は全て税込です。
創業100年を超える老舗鮮魚卸店
安城市にある「魚美本店」は、創業100年を迎える老舗鮮魚店です。庭園・丈山苑の近くにあり、目印は屋根に描かれた魚のキャラクター。
毎朝、店頭には碧南大浜漁港と名古屋柳橋市場から仕入れた新鮮な魚介類が豊富に並びます。
魚介類から野菜、惣菜まで並ぶ
店内には朝採れ鮮魚、手作り惣菜、地元で採れた青果、調味料や乾物、牛乳やジュースなどが並びます。
お客さんは寿司職人や近隣の方を中心に平日は200人ほど、休日は300人ほど来店するのだそう。特にお客さんが集中するのは開店すぐと昼食前、14時~15時頃だそうです
地元で朝に採れた鮮魚が並ぶ
朝採れ鮮魚のコーナーには、さまざまな種類の魚介類が並びます。ラインナップは日によって異なるので、どんな魚に出会えるのか楽しみですね。
取材日の前日は天候が悪かったため、市場に並ぶ量がいつもより少なく、店頭に並ぶ魚の量も少なめだったようです。豊富な種類の中から選びたい!という人は、品揃えがいい午前中に来店するのがおすすめです。
生きたままの新鮮なカニも販売しています。
三河湾へ流れこむ矢作川で採れたしじみなどもあります。
鮮魚店ならではの楽しみ方
「新鮮な魚をおいしく食べたい!」ということで、煮付けと刺身におすすめの魚を選んでもらい、無料で捌いてもらいました。
1日あたり50~60人ほど利用するほど人気だそうです。作りたい料理にぴったりな旬の魚など、魚のプロからアドバイスしてもらえるので、気軽に相談してみてください。。
包丁さばきも綺麗!小さいお子さんがいる場合、魚を捌く様子を見学するだけでも食育の一つになりそう。
こんな感じに捌いてもらいました
アジはお刺身用、キンキは煮付け用に捌いてもらいました。刺身は家に帰ってから食べやすいサイズに切り、キンキはそのまま鍋へ。アジは身に弾力があっておいしい!キンキは身がほろほろとしておいしく、あっという間に完食しました。
色鮮やかで鮮度の高い刺身コーナー
写真右手は1皿650円、写真左手は1皿1000円~。
刺身コーナーでは、1種類がパックされたものから数種類の盛り合わせまで、好みに合わせて選べます。人気はマグロとサーモン。大根のつまもたっぷり入っているので、家族で分けて食べても足りないなんてことはありません。
魚も肉も野菜も揃う惣菜コーナー
お惣菜コーナーには魚介類を使った揚げ物などをはじめ、ポテトサラダやきんぴらごぼうといった副菜まで並びます。調理場で作られたお惣菜が、おいしい香りを漂わせながら次々と店内に陳列されていくので、どれにしようか悩んでしまいます。日曜日には海鮮丼も並ぶので、要チェック!
冬から春にかけて人気の「ワカサギマリネ」。酸味と甘味のバランスが絶妙。
匂いだけでもおいしい!うなぎの白焼き。
おすすめされて購入した「むつ照焼」は、とてもおいしかった!
魚介の加工食品もおすすめ
冷蔵のショーケースには珍味もたくさん並びます。あわびのやわらか煮や数の子の松前漬け、ホッキサラダなど気になる商品がいっぱい。お店の方に聞いてみると、「ホッキサラダ」がおすすめとのこと。そのままでも、巻き寿司の具にしてもおいしいのだとか。
手作りカラスミは、一般的な値段よりも安く手に入るため人気。
お祝いごとやイベント時にぴったりなサービス
画像提供:魚美本店
魚美本店では、お祝いごとやイベント時に仕出し弁当やオードブル、舟盛りなどの注文もできます。
仕出し弁当は1,080円~、オードブルは5,400円~、舟盛りは8,640円~と予算に合わせて選ぶことができます。注文する場合は、前日までに電話予約が必須です。
地域で長く愛されるお店に
魚美本店で約40年勤め、魚のプロとしてこの道一筋に極めた三代目の店主・祢宜田さん。「これからも新鮮な鮮魚を地域の方に届け、魚美本店をさらに長く愛されるお店にしていきたいです」と語ってくれました。(取材:武富由夏/2025年3月取材)
魚美本店
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