フルマラソン走破・富士山登山・一人で海外旅行を30歳までにする!と決めている近所のはなし担当の山田規可!
残り10か月、まずフルマラソンにチャレンジすることを決めたものの…動き出せずにいた去年(2018年)10月から名古屋ウィメンズマラソンを迎えるまでの連載コラムです。
今回はいよいよ初めての42.195㎞チャレンジ!リタイアせず無事に完走できたのか?完走の証、ティファニーはGETできたのか?初チャレンジの裏側を徹底リポート!名古屋ウィメンズマラソンに出てみたい!フルマラソンにチャレンジしてみたい人に読んでもらいたいコラムです。
※2019年3月取材・撮影。2024年の名古屋ウィメンズマラソンは3月10日開催
エントリー前に・・・レジェンド勢ぞろいの記者会見!
エントリーから本番までの練習についてはpart1の記事をご覧ください。本番直前の2019年3月8日。報道として名古屋で行われた招待選手の記者会見に行ってきました。
初めて見る福士加代子選手に感動!受け答えもテレビのまんま!質問するのは増田明美さん、豪華!そしてレジェンドの有森裕子さん・高橋尚子さん・野口みずきさんが登場すると会場がザワザワ。オーラがあってかっこよかったです。
こんなすごい人たちも出場した名古屋ウィメンズマラソン。私、すごい大会に出るんだ!とテンションもあがります!
本番が待ち遠しい!と、その前に・・・
出場者は、前々日(金曜)か前日(土曜)にナゴヤドームに行き「ランナー受付」をします。私は金曜の夕方に行ったのですが混雑なくスムーズに受付できました。(ナンバーや記念品の化粧品などをGET!)土曜は毎回混むらしいので注意!
また、受付だけでなく、ドームでは「マラソンEXPO」が開催。目標タイムのパネルの前での記念撮影やオフィシャルグッズの販売、テーピング講座などが行われていて大盛り上がり。(男性も参加可)
前日は消化の良いお鍋を食べて、早めに就寝予定でしたが緊張でなかなか眠れませんでした。
前日は緊張で4時間睡眠・・・ドキドキして迎えた当日。
いよいよ当日!ナゴヤドームのスタート地点に到着すると「ランナーがこんなに!女性限定の大会としては世界一の規模なだけあるな…」と、圧倒されまくり。初めて走るのは私だけ!?と急に孤独感に襲われました。
ちゃんと朝ご飯を食べないと思ったのですが、急に食欲不振に。バナナとおにぎりを少し食べ流れに沿って(ウィメンズは基本的に全てが一方通行)荷物を預けました。そしてスタート地点へ向かいます。この写真は笑顔ですが「無事ゴールできるのか?…トホホ」という気持ちでした。(笑)
9時10分いよいよスタート!私の42.195㎞が始まります!
まずはトップ選手がスタート!(福士加代子選手など)スタートはA~Nのブロック順にスタートするので私は9時半ごろにスタートを通過。走る格好での待ち時間(20分強)は身体が冷え辛い!そのため、暑くなったらすぐ捨てられるカッパやごみ袋で防寒するのがオススメです!↑実はこの中に私が小さく写っています。見つけた人は「#近所のはなし」でツイートお願いします。(笑)
コースはナゴヤドーム→新瑞橋→栄、白川公園が中間地点→名城公園などを走りドームに戻ってくるもの。平坦なコースが特徴です。
5㎞進むのに40分弱・・・なかなかペースが掴めない!
ランナーが多いため20キロくらいまではほぼ団体、みんなで走ります。その時間がかなり辛いです。人が多く前にも横にも行きにくい。まわりのペースに飲み込まれてしまうため、「自分のペースを全然掴めない!」ただ耐えるイメージです。
それに加えて、女性のみということもあるのか柔軟剤や香水のような匂いがずっとついて回ります。匂いに敏感な人は頭痛の心配もあるので鎮痛剤などを持っておくといいかもしれません。
応援で、人の優しさを10年分くらい一気に感じられる
そんな中、救われたのがスタートからほぼ途切れることのない【沿道の応援】。「頑張って!」「ゴールが待っているよ」と声をかけてくれたりハイタッチでエネルギーをくれたり!中でもありがたかったのは、沿道のみなさんからの差し入れ。子どもたちがチョコレートや飴など手渡しでくれた時を思い出すと今でも涙が・・・。
18.7キロ地点には10月から共に練習してきた「快足AC」のチームメイトたちが!見覚えのある顔が見えて安心しました。これがないと絶対に完走できないものランキングがあるなら【応援】は絶対1位!
噂通り・・・30㎞からが鬼門。雨×寒さ×足の痛みがやばい!
快足ACの応援のおかげで心も身体も復活!30㎞までは走りやすく楽しかったです。(集団もバラける)
痛みが出てもいいように20㎞の給水で痛み止めを飲み進みましたが・・・30㎞地点で私の身体の雲行きが怪しくなり始めました。足が突然、鉛のように重くなったのです!「噂は本当だな、くっそー!」ここで雨も強くなりみんなが歩き始めました。
私の心も「もう歩きたい!」とポキッと。
この辺りは立ち止まり泣いている人も多く、励ましの声をかけたいのに自分にも余裕がない・・・。心身ともにズタボロ時間でした。
辛い時間を乗り越えられたのは「給食」!
心身ともに疲労困憊。救われたのは…ウィメンズの魅力の1つ「給食」!
バナナやパンのほかにういろうや近所の西尾市の抹茶キャンディーや高浜市のおとうふ工房いしかわのきらず揚げなど・・・。35㎞あたりから身体が急激に食べ物を欲するようになります。空腹感は無いのですが食べないと前進できなくなり…口に入れると「え!こんなにおいしかったっけ!」とびっくりするんです。
しかし食べ過ぎると吐いてしまうこともあるので、少しずつ何度かに分けて食べるのがオススメ。ゼリーやスポーツようかんなどは、カバンに入れて備えました。
これは前に進んでいるの?それとも足踏み?
給食で少し復活したと思いきや・・・辛すぎる時間はまだこれから。30㎞から35㎞はもう何が何だか分かりませんでした。
雨で身体は冷え・・・加えて足の付け根やひざ、お尻など身体の至る所が痛い!苦しさから猫背になり腕も振れず・・・。そんな時、パナマから参加していた女性が「relax!relax!」と声を掛けてくれました。
呼吸を整えてもらいだいぶ楽に!そして今度は私が泣いている女性に声をかける。「最後まで絶対に諦めない!」この辺りから女たちの意地が見えました。
無事にゴール!その瞬間の感動は忘れません。
37㎞くらいからは突然【ランナーズハイ】に。呼吸も身体も急に楽になりハイテンション!1000人くらい抜いたような。
スタート前、ゴールはきれいな顔で!と思いカバンにメイク用品を持っていましたが・・・そんなのどうでもいい!雨と汗と涙でぐしゃぐしゃな顔でゴールしました。タイムは5時間57分。目標には及びませんでしたが、ゴールの瞬間は一生忘れないと思います。
ティファニーも無事GET!イケメンから手渡ししてもらえるのですが、自分好みのイケメンを選ぶ余裕なし!「早くください!」止まったらもう動けません。(笑)
ゴールした瞬間に思ったのは「絶対また走りたい!」
初心者の私が42.195㎞走って感じたのは、これまた不思議、「めちゃくちゃ辛かった!だけどまた走りたい!」
仕事をした後の練習や朝早くからのランニングなど辛いこともありましたが、フルマラソン(42.195㎞)を走破した先に見えたのはそれをはるかに超える充実感と高揚感と感動でした。
来年のウィメンズマラソンに挑戦してみたいと思っているあなた!「名古屋ウィメンズマラソンは最高な大会でしたよ!」
練習から本番までの4か月を振り返って―
練習を始めた10月末からフル完走まで・・・。振り返ると快足ACの吉田さん夫婦の指導やチームのメンバーの支えもあり自分の人生の中で最も充実した数か月になりました。(大げさではなく本当に)
体重や体脂肪といった身体の変化はもちろん、大人になって大切な仲間ができるなど嬉しいこともたくさんありました。
来年もまたチャレンジして次回はしっかり目標を達成したいです。もしランニングに少しでも興味を持った方がいたら私と一緒に走りましょ~!(次の日、全身打撲で瀕死だった山田でした。(笑))(取材:山田 規可/2019年3月取材・2024年1月、2024年大会の情報を追記)
【協力】快足AC
住所: 446-0061 愛知県安城市新田町小山西68-1 小山ビルA棟
電話: 0566-71-1881
営業時間:11:00~19:00
定休日:毎週火曜日
快足ACとの練習の様子はこちら!
■初心者が名古屋ウィメンズマラソン42.195㎞にチャレンジしてみる!
なぜ名古屋ウィメンズマラソンにチャレンジしようと思ったのか?快足ACと出会ったきっかけは?どのような練習をしていたのか?など、初心者ランナーの練習模様を紹介します。名古屋ウィメンズマラソンに出てみたい!フルマラソンにチャレンジしてみたい人必見です!