女子のハートを掴んではなさない、チーズ。ワインやパンと食べる安定の組み合わせはもちろん、最近だとチーズタッカルビやチーズドッグのブームもありましたよね。いろんな食べ方が楽しめる&とろ~り写真映えもするチーズはこれからもっとブームが加速する予感!
そこで今回は、チーズの魅力をスペシャリストたちがトーク。1番おいしい食べ方って?意外なモノとも相性が良い!?今年注目の、チーズのトレンドって?気になるチーズ情報をたっぷり聞いちゃいます。チーズ女子必見!読んだら今すぐチーズが食べたくなるはず。
チーズを愛してやまない、但木みくさん
チーズの魅力を語ってくれる1人目の人物は、チーズ検定を取得している但木みくさん。“チーズ好きとチーズを食す”というイベントを地元で定期的に開催している、チーズ女子代表です!安城市在住で、コミュニティFM「Pitch FM」のリポーターとしても活躍中。今回は気合いを入れて、チーズカラーのコーディネートで登場してくれました。
「元々チーズが大好き。調べたらチーズ検定があることを知って、これは受けるしかない!と思いました」。試験では、チーズの種類や栄養、歴史まで出題されるんだそう。検定をきっかけに勉強をしてみたら、その奥深さからもっとチーズのトリコに。
「今ハマっているのは、ペコリー・ノロマーノという羊の乳からつくられるチーズです。薄く削ってサラダと一緒に食べるとおいしいんですよ!」と熱く語ってくれました。
酪農とチーズのプロ!「酪」のお2人
そして、チーズやアイスなど乳製品の販売をしている会社「酪」から小笠原和美さんと榊原栞さんが登場。「酪」は、西尾市の小笠原牧場と北村牧場、2つの牧場が設立した合同会社です。
写真右が、酪を支えるデザインチーフの小笠原さん。さらに小笠原牧場の取締役も務めながら、今でもチーズの情報を得るため全国の牧場に足を運ぶというスペシャリストなんです!写真左の榊原さんは北村牧場で牛のお世話をしつつ、酪でチーズづくりも兼任。普段はゴーダチーズ担当です。ゴーダチーズ発祥の地、オランダで1年間チーズづくりを学んだこともあるほど、チーズへの情熱は誰にも負けません。そのかわいい見た目からは想像のつかない知識量の持ち主。どんな話が聞けるのか、期待が高まります!
しぼりたての牛乳でつくる新鮮なチーズ
まずは、酪でつくっているチーズを紹介!牧場でとれた牛乳を使っている、素材の良さが自慢です。朝にしぼった牛乳をその日のうちにチーズに加工しているから、しぼりたての味を楽しめるんだとか!牧場でつくられるチーズは、余計な添加物が一切入っていないから安心。
さらに、チーズは牛乳よりも栄養が濃縮されているんだとか!100gのチーズをつくるには、なんと1000mlの牛乳が必要。つまり、チーズには牛乳の10倍の栄養がぎゅっ~と詰まっているんです。「牛乳をたくさん飲むのは大変という人も、チーズなら気軽に食べられますよね!おいしく効率的に栄養を摂取できるのでおすすめです」と小笠原さん。
酪のおすすめ、3種のチーズ
こちらが、酪のおすすめチーズ!左から、カチョカバロ、ゴーダ、モッツアレラです。モッツアレラはスーパーでもよく見かけますよね。なんだか聞き慣れないカチョカバロやゴーダも、最近はスーパーで買えることが多いんだとか。
カットする前はころんとした丸い形のカチョカバロチーズ。そのままでもおいしい風味豊かなチーズで、最近じわじわとチーズ好きのあいだでも人気上昇中です。
そして、榊原さんがつくったゴーダチーズ!一般的なゴーダチーズと比べて熟成期間を短くしているのが特徴。「クセがなく柔らかくて食べやすいので、これからいろんなチーズにチャレンジしてみたい!という初心者さんも試してみてください」と榊原さん。
モッツアレラチーズはチーズ好きじゃなくてもお馴染みのはず。ピザやサラダによく使われていますよね。
食べくらべが楽しい!チーズパーティー
それでは、さっそくいただきます!小笠原さんと榊原さんが用意してくれたチーズ尽くしの食卓。「おいしくていくらでも食べられちゃいます♡」と但木さん幸せそう~~!
「チーズって種類が多いのはもちろん、素材の牛乳によって風味が変わるので、味が無限にあるんですよ。全く同じ味のものが存在しないなんて、すごいですよね」。同じ牛でも環境や育て方によって味が左右されるんだそう。「土地によって味が違うので、いろんな土地のチーズを集めて食べ比べをするのも楽しいですよ」と榊原さん。女子同士のチーズトークも盛り上がっている様子!
簡単でおいしい!とろ~り焼きチーズ
「ワインはもちろん、カチョカバロは炭酸水とも相性が良いんですよ。濃厚なミルク感が、炭酸水の爽やかさと合うんです♪」と但木さん。カチョカバロに限らず、チーズっていろんな飲み物に合うよね!と一同共感。アルコールならビールでも日本酒でも。ほかにも、ぶどうジュースやフルーティーな紅茶など…いろいろ試してみたくなりますね!
意外にマッチ!?チーズ×和の組み合わせ
トマトやアボカドと一緒に、スライスして盛り付けるだけでオシャレなモッツァレラチーズ。塩をかけたり、はちみつをかけたり、さらにはわさび醤油にも合うんだとか!?食べてみると…これはおつまみ感覚でイケる!意外な組み合わせですが、これが1番おいしいかも!ついお酒が欲しくなっちゃう味です。
食べるときにわさび醤油をつけるのも良いですが、食べる前に醤油やめんつゆに漬けておくのも3人のイチオシ。「しっかり味を染み込ませたいなら一晩寝かせても良いですし、私は1~2時間漬け込むのが好みです」と教えてくれた榊原さん。モッツアレラチーズというと洋風のイメージですが、和風の調味料に合わせてもおいしいんですね!
たこ焼き器でチーズ女子会!
ゴーダチーズの調理には、意外なモノが登場。なんと、たこ焼き器!?魚介類や野菜を焼いて、火が通ってきたらチーズをオン!あとは軽くクレイジーソルトをかけて、チーズが溶けて焼き目がついたらできあがり。使う具材は、魚介類ならタコ・エビ・ホタテ、野菜なら茹でたブロッコリー・アスパラ・じゃがいもなど。そのほかにも好きな具材を入れてみてください!ひと口サイズで少しずついろんな味をみんなでシェアできて、女子会にもぴったり。
「チーズと組み合わせたら、どんなものでもおいしい料理になるかも!?」とみなさんが口を揃えて言うくらい、魚でも肉でも野菜でも合うんです。
牛乳と酢でカッテージチーズができる!?
ここまでチーズのおいしい食べ方やアレンジをたくさん教えてもらいましたが、実は牛乳からチーズを自分でつくる方法もあるんです!ということで、おうちでできる簡単カッテージチーズのつくり方を小笠原さんに教えてもらいました。
材料は、牛乳1ℓと酢大さじ4杯だけ。鍋で牛乳を60℃くらいに温めたら、火を消して酢を入れます。手早くかき混ぜると…ほろほろした固形と黄色がかった水分に分離!ふきんやキッチンペーパーをしいたザルに流し入れたら、残った固形の部分が大体200gくらいのチーズになります。酢にはたんぱく質を固める力があるので、牛乳のたんぱく質が固まってカッテージチーズになるんだとか。ふんわり食感とあっさり酸味のある味わいで、サラダにもフルーツにも合うんです。
おうちで気軽にチーズを楽しもう!
チーズを通してすっかり仲良くなった但木さん、小笠原さん、榊原さん。チーズを知り尽くしたこの3人が、西三河エリアでチーズブームの中心になるかも!?チーズ業界のさらなる進化に期待!
今回ご紹介した食べ方も、おうちで気軽にできるものばかりなので、みなさんもまずはおうちからチーズブームに乗っかっちゃってください。(取材:齊藤美幸/2019年2月)
酪のチーズはここで食べられる!
酪のチーズは、西尾市内の「道の駅 にしお岡ノ山」で買えるほか、HPの通信販売フォームから注文も可能。また、酪では牧場見学とチーズづくりができる体験もあります。自分でつくったチーズを牧場近くの「イタリ屋厨房TOMO」などレストランに持ち込んで、ピザランチが楽しめるプランも。
また、名古屋市にも酪のチーズを楽しめる場所が!名古屋市の「Milks FRESH CHEESE AND WINE(ミルクス・フレッシュチーズ&ワイン)」は、飲食経営会社と酪がコラボした新しい形の店。酪のチーズをオシャレな料理で楽しめます。
「酪」の商品や体験の詳細は、webサイトでチェック!
Milks FRESH CHEESE AND WINE
場所:愛知県名古屋市中区錦1-14-23 HP錦橋ビル1F
電話:052-212-9071
営業時間:11 : 00~24 : 00
定休日:不定休