雑貨屋さんやカフェで見かける、ハンドメイド雑貨。服や小物、お菓子など…どれも手づくりのぬくもりを感じられるカワイイものばかりですよね!「あんなふうに作ってみたい!」「私もお店で売ってみたい!」なんて思ったことが一度はあるのでは?今回は、今主婦やママさんたちに大人気の「ハンドメイドの世界」をご紹介します!愛知県三河エリアで活躍する3人の作家さんにお話を聞きました
ハンドメイド作家さんをインタビュー
お話を聞いたのは、愛知県刈谷市在住の焼き菓子作家・渡辺さん、同じく刈谷市在住の布小物・服作家・櫻井さん、碧南市在住のドライフラワー作家・近藤さん。みなさん、お子さんを持つママさんたちです!ハンドメイドを通じて親しくなり、今ではお互いの家やお店を行き来しながら、楽しく活動していらっしゃるそうです。
不器用でも出来るのかな?マルシェへの出店の仕方は?家庭との両立は?みなさんはどのようにしてハンドメイドライフを楽しんでいるのかお聞きしました!
趣味で始めたお菓子づくりだけど…
「最初は、ただの趣味だったんですけどね」と言って笑顔を見せたのは、焼き菓子作家の渡辺さん。以前は、近所の人に声をかけて教室を開いていたそうです。「その後はHPで募集して、定期的に開催したり、時折マルシェにも出店したり。家のこともあるし、それくらいがちょうどいいのかなって思っていました。そんなとき、行きつけの美容院で、隣の店舗を使って工房を持ってみないかとお話をいただいたんです」。
それが、現在のお菓子工房「beco」。カフェに卸したり、予約で注文を受けたりと、大人気の工房です!始めた当初、不安なことはあったのでしょうか?
家族との時間も大切に
「不安なことだらけでしたよ(笑)。お客さん来てくれるかなあとか、しっかりやっていけるのかなあって。でも、マルシェで知って買いに来てくれた人や、クチコミで聞いて予約されたという人がいて、とても嬉しかったです」と渡辺さん。
自分の作品を求めてくれる人に、精一杯のものでこたえたい!という思いで、日々励んでいるとのことです。そんなbecoさんのお菓子は、国産の素材にこだわり、丁寧に作られたものばかり。マフィンやクッキーなどのほか、予約限定でケーキもつくっています。 「夫がいつも子どもを見ていてくれるので感謝しています。家族と過ごす時間も大切にしながら、いずれは工房ではなくお店を持ちたいです!」
beco
場所:愛知県刈谷市高倉町2-507 松下美粧ビル(LAMA APARTMENT)2F
営業時間:11:00~17:00
定休日:日曜日・月曜日
詳しくは「beco」公式サイトでご確認ください。
焼き菓子は、1F「cafe Lama」にて販売中!
営業時間:11:00~21:00
定休日:火曜日
自然とのめりこんだ、フラワーアレンジの世界
次にお話を聞いたのは、3歳の娘さんを持つママ・近藤さん。ドライフラワーを使ったアレンジメントの作品をつくっています。「もともとお花がお好きだったんですか?」と聞くと…。「いえ、キレイだなと思うことはあっても、好き!とまでではなかったかも(笑)」との答えが!
「服飾の学校を出ていたこともあり、洋服や雑貨などが置いてあるお店で働き始めました。好きで始めた仕事だったのに、いつしか、売りたいモノより売れるモノばかり考えるようになっていたんです」。そんな毎日に疲れていたという近藤さん。それだったら、売りたいモノを自分で作って、売れるモノにしてしまおう!という考えになったのだとか!
なんとなくではなく、目的を持とう
その後、自由に組み合わせてギフトとしても喜ばれる、フラワーアレンジメントの魅力に惹かれて、花屋さんで働くことに。「服のコーディネートとは違って、何でも組み合わせていい!という発想が自分に合っていたんです」と当時を振り返ります。今はマルシェで販売したり、教室を開いたりと、自分なりのペースでやれているので満足しているのだそう。では、作品を作るときに心がけていることはなんでしょうか?
「楽しむだけではなくて、目的を持って続けることですね。お客様に喜んでもらうためとか、マルシェで出店するためとか…。そうすると、ハンドメイドの世界ってぐっと楽しくなりますよ!」
マルシェでは娘ちゃんも一緒にお店やさんごっこをしているそう。貴重な親子のふれあいの時間にもなるのですね!
“縁”を信じて始めた雑貨販売
素材の風合いを生かした布製品や小物をつくる、櫻井さん。学生時代に服飾の勉強をしていたそうです。でも、本業にするのは難しいかも…と一時は断念。「20代は仕事に励み、そして結婚、子育てと忙しい毎日。ハンドメイドは、その合間を見て少しやるだけ…。でも、子どもが大きくなってきて、まとまった自分の時間が持てるようになったんです」。
そんなとき、何気なく「マルシェでなにかやれたらいいな~」とお友達に話してみたところ、「おうちでやってみたら!?」という一声が。その言葉に“縁”を感じたという櫻井さんは、ノリと勢いで、「自宅マルシェ」を開催! その後は素敵なご縁が繋がり、三河地域をメインに月1〜2回程出店、又 オーダー製作などを行なっています。
やりたい気持ちを大切に。一歩前に出てみて!
これからハンドメイドを始めたいと思っている人にアドバイスを聞くと、「なにか始めたい、という気持ちがあれば、あとはご縁でなんとでもなります!お店を出している人に気軽に声をかけてみたり、お客さん同士で情報交換をしたりしてもいいかも。積極的に、一歩前に進んでみてほしいです!」とのことでした。
3人とも子どもを持つママさんですが、「今日はここまでやって、明日は一日しっかり子どもと遊ぶ、とON/OFFを決める!」「お店の準備などを一緒にやって、子どもと一緒に楽しむ!」など、それぞれの意見が聞けました。お互いの子どもや旦那さんどうしも仲良くなって、ますます交流の輪が広がっていくこともよくあるのだそうですよ!
知ってた?近所のハンドメイド事情
西三河エリアでも、実はマルシェはたくさん開催されているんです。大きな公園の敷地内や、駅前広場、お寺でも行われていますよ(近所のはなしでも過去にご紹介しました)!地域の人たちで開くアットホームなものや、人気作家さんたちがSNSなどを通じて集まるもの、販売だけでなくワークショップや体験などができるものなど、内容は本当に自由!
作家さん同士のコミュニティの場としての役割もあるそうで、そこからまた新しい企画が生まれたりするのだとか!
3月に素敵なマルシェを開催
趣味が仕事になったり、かつての経験が活かされたり…。ハンドメイド作家への入り口は意外とすぐそこにあるのかもしれませんね♪思わず試してみたくなっちゃいます!そして近藤さん、櫻井さんは3月に刈谷市で開催される「すてきなこものとおいしい時間」というマルシェに出店されます。渡辺さんのお菓子becoもコラボ商品に参加されます。
アクセサリーからフード、そしてアートが融合した穏やかな雰囲気のマルシェです。これはどんな作品なの?どんな素材を使っているの?など、作家さんたちに気軽に声をかけてみてくださいね!
すてきなこものとおいしい時間
開催:3月1日(土)
場所:刈谷市総合文化センター1F
時間:マルシェ(10:00~14:00) 絵画展(10:00~17:00)
詳しくは、インスタでチェックできます!「すてきなこものとおいしい時間」インスタグラム