山地の林や水辺などに生息しているキツツキやカワセミ。彼らが西尾城のすぐそば、西尾小学校付近で見られるのを知っていますか?実は西尾小学校にはキツツキやカワセミなど、近隣ではなかなか見られない生物が集まってくるビオトープがあるんです。そのビオトープを使った環境教育の分野では全国レベルのコンクールで入賞したこともあるほど。
通常は自由には入れない場所ですが、来年以降一般の人も見に行ける方法があるということなので、見られる生物の紹介と合わせて、その方法も紹介いたします。
写真提供:西尾市立西尾小学校
※2024年10月取材、お出かけの際は最新情報をご確認ください。
ビオトープとは
ビオトープとは、ギリシャ語で「生きもの」を意味するbiosと「環境」を意味するtopesを組み合わせた言葉で「生きものが安定して生息できる空間」のこと。人と自然の共生のカギになると考えられ、近年、ビオトープの普及は全国的に進められています。
西尾小学校は、全国的にも早い時期からビオトープを設置し、管理にも力を入れてきました。洗練されたビオトープであるとして、全国ビオトープコンテスト(2009)で銅賞にも輝き、年内を通して多くの生き物を見られます。
珍しい生き物① キツツキ
ここからは、実際にビオトープで見られている珍しい生き物を紹介します!
初めに紹介するのは、丸みを帯びたフォルムが可愛らしい、キツツキ類最小のコゲラ。
珍しい生き物② カワセミ
翡翠のような美しい羽根で子供の視線をくぎ付けにするカワセミ。
珍しい生き物③ アサギマダラ
1,000㎞以上の渡りをし「旅する蝶」ともいわれる、蝶薄い青緑色が特徴のアサギマダラ。
これらの生き物を見るには?
西尾小学校ではビオトープの通路などの老朽化を改修し、次世代へ残すため、6年生が中心となってクラウドファンディングを行っています。下のサイトから一定金額以上の支援をすると、そのリターンとしてビオトープを直接訪れることが可能。水辺にいるカワセミに加え、ザリガニや虫など豊かな生態系を見られます。
また、タイミングが良ければ西尾城や西尾市資料館の周辺でも、これらの生き物が見られるかもしれません。立ち寄った際はぜひ周囲を見渡してみてくださいね。(取材:保坂嶺太/2024年10月取材)
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