愛知県碧南市と岡崎市に店舗を構える「KOKO（ココ）」。ブラジルやベトナム、マレーシアなど海外のさまざまな商品を取り扱うインポートショップです。お客さんのほとんどが外国の方ということもあり、店内に一歩足を踏み入れると、まるで海外に来たかのような気分を味わえます。
今回は、碧南市の「KOKO HEKINAN」の数々のアイテムの中から、主婦ライターの目線で気になる商品やお買い得商品をピックアップ。この記事を読めば、お買い物がもっと楽しくなること間違いなし！
西三河最大級！？を誇る店舗の広さ
ブラジルを彷彿とさせる、黄色と緑の看板が目印の「KOKO HEKINAN」へやってきました。横にも奥にも長い店舗は、西三河地区最大級の広さを誇るといっても過言ではないほど。碧南を中心に、高浜や西尾、名古屋からもお客さんが訪れるのだそうです。
なんとお客さんの99%が外国の方で、日本人はほとんど来ないそうですが、もちろん日本人だって入店OK！スタッフさんも気さくで、日本語にもばっちり対応してくれます。気後れすることなく、安心していざ入店！
まるで外国にいるかのような気分！
店内には、多国籍な商品がずらり！インスタント食品やお菓子、肉や野菜などの生鮮食品、調味料や酒類まで豊富に揃っていて、思わず目移りしてしまいます。取材に訪れたこの日も、お客さんのほとんどは外国の方ばかりで、日本人はおそらく取材班のみ。まるで海外のスーパーマーケットに来たかのような気分になれます。
「KOKO HEKINAN」のお客さんは、週に1度、大量に購入していく人が多いのだそう。お肉や飲み物はキロ単位で買っていくとのことで、さらに驚きです！そのせいか、日本のスーパーのように小分けされている商品があまりないように感じました。
店長さん一押し商品をご紹介
店長のネルソンさんに「KOKO HEKINAN」について尋ねると、「1990年代ごろから日系ブラジル人が増え、それにともないブラジルの食料品が購入できるスーパーをオープンさせました。その後、ペルーやアルゼンチン、ベトナムやマレーシア、インドネシアなどの商品も取り扱うようになりました」と話してくれました。
現在のアイテム数は、なんと3000種以上！住む国や文化、宗教によって食生活が異なるため、このように豊富な品揃えになったのだそうです。
豪快な赤身の牛肉はマストバイ！
「日本人にも親しみやすいお肉がたくさんありますよ」とネルソンさんが教えてくれたのは、肩ロースやモモ肉、ランプなどの赤身の牛肉。オーストラリア産を中心に、利益度外視で上質なものを仕入れているといいます。ブラジルの方がバーベキューをする際には、一度に2キロほど購入していくのだそう。自宅で小分けにしたり、お友達とシェアしたりすれば、私たちでも普段の食事で使い切ることができそうです！
味付けはシンプルに塩コショウのみがおすすめ。ジューシーな肉質を思う存分楽しめます。
また、こちらでは羊やアヒル、カエルの肉も販売していて驚きました。国ごとで異なる食文化があるため、それぞれお祭りや行事のときに食べることがあるのだそうです。レアな食材の登場に、早くも興奮！
お米の麺もこんなに豊富！
ベトナム料理の代表格であるフォー。なんとなく「米粉でできている麺」がフォーだと思っていませんか？実はフォーのほかにも、米粉の麺の中にサトウキビを練り込んだ平打ち麺「バイン・カン」や、米粉でできたマカロニのような商品「ヌイ・ガオ」など、実は種類がとっても豊富。ベトナムの人は載せる具材やスープの味などによってうまく使い分けているのだそうです。これを機に、本場のエスニック料理に挑戦してみるのもいいかもしれませんね！
普段の料理を多国籍に彩る調味料の数々
お次は液体調味料のコーナーへ。日本の液体調味料といえば、しょうゆやみりん、料理酒などのように、茶色か透明なものが多い印象がありますが、こちらではボトルも中身もカラフルなものがたくさん！
写真左から、タイではポピュラーな「サントル」というフルーツを使った「サントルのココナッツミルク和え」。左から2番目のピンク色の瓶はフィリピンの「小エビの塩漬け」で、日本でいう塩辛のようなもの。ご飯にのせたり野菜につけたりして食べるそうです。その隣は、フィリピンでよく使われる醤油のような調味料「マギー サボール」。一番右はココナッツの樹液を発酵させて作った「ココナッツ酢」。唐辛子と酸味が効いているので、さっぱりとしたマリネやフライのつけダレとしても良さそうです。
普段の料理にちょっと取り入れるだけで一気に多国籍になり、家族も驚いてくれるはず！珍しいものばかりなので、気になったものはぜひお試しあれ。
大きくてお値打ちなパンもお買い得
店内のオーブンで焼いているパンも人気の商品。ブラジルでは焼いたお肉や煮豆を挟んで食べるそうで、「一度に1人10個は買っていくよ」とネルソンさんは話します。
そんな人気商品なので、1週間で焼き上げる個数は約3000〜4000個にもなるのだとか！見た目はかなり大きいのですが、口当たりはふんわり＆さっくり。1つ食べれば十分お腹いっぱいになれるのに、1つ59円（税込）という驚異的な安さときたら、買うしかないですね！
イートインできるコーナーも
お店の一角にはイートインコーナーもあります。お肉や野菜をたっぷりサンドした豪快なハンバーガーに、牛肉コロッケ、チーズの入った揚げパンなど、できたてアツアツの商品をその場で食べることができます。ドリップしたコーヒーは無料でいただけるので、買い物中にほっと一息つきたいときに利用してみましょう。ブラジルではブラックコーヒーに砂糖を加えて飲むのがポピュラーだそうで、ちょっと甘めの味わいです。
日本ではなかなか見かけない瓶の自販機もありました！思わず買ってみたくなりますね。
お菓子やドリンクの種類も充実
日本のスーパーではあまり見かけないお菓子やドリンクも豊富！子どもを連れていくと楽しく選んでくれそうですね。日本のものに比べるとビッグサイズなので、ママ友とのホームパーティや季節のイベント、誕生日会などのシーンで、みんなでシェアするのもよさそう。
ネルソンさんいわく、南米は赤道に近くフルーツがたくさん実るため、フルーツをたっぷり使ったドリンクが多いのだそうです。旨味が凝縮されたフルーツドリンクも飲んでみたいですね！
日本人でも気軽に立ち寄れるインポートショップ
さまざまな国の食文化が反映されたインポートショップ「KOKO HEKINAN」。普段の料理に使える食材から、ちょっと珍しい調味料まで揃っているので、いつもと違うスーパーに行ってみたい人や本格的な多国籍料理に挑戦してみたい人はぜひ足を運んでみてください。
気になる商品を見つけたり、「これどうやって使うの？」と困ったりしたら、日本語が堪能なスタッフのみなさんに気軽に尋ねてみましょう！クリスマスや年末年始に向けたお得なイベントも実施するので、詳しくはインスタグラムをチェックしてみて！（取材：光田さやか/2023年11月取材・撮影）
インポートショップ「KOKO HEKINAN」
住所：愛知県碧南市東浦町2-66
電話：0566-43-5810
営業時間：9:30〜20:30
定休日：無休
公式Instagram
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