愛知県安城市にあるスペシャルティコーヒーの専門店「FUKUSUKE COFFEE ROASTERY」! なんでも焙煎の日本チャンピオンが始めたお店で、コーヒー以外にも気になる商品がたくさん…!
「お店はどこにあるの?」「何が飲めるの?」「どんなお店なの?」「どんな人がやっているの?」などを徹底取材しました!
福助のように福を届けたい「FUKUSUKE COFFEE ROASTERY」
安城市小川町にある「FUKUSUKE COFFEE ROASTERY」(以下フクスケコーヒー)は最高級のコーヒーであるスペシャルティコーヒーの専門店。 駐車場は4台、名鉄西尾線の桜井駅から歩いて8分と車でも徒歩でもアクセス抜群です。
店名の由来は、お店にほど近い桜井町の伝統工芸品「桜井凧」のひとつである「福助」にちなんで、地域に福を届けられるようにと名付けたんだとか。
コーヒー焙煎の香りが漂うオシャレな店内
コーヒー焙煎の甘い香りが漂う店内では自家焙煎のコーヒー豆、コーヒーやカフェラテなどのドリンク、オリジナルタンブラーなどのコーヒーグッズを販売しています。
コーヒー豆の販売とテイクアウトが中心のお店のため、座ってドリンクやお菓子を楽しむことが出来るスペースは3席と少なめ。
コーヒーは試飲もOK。自分で選べないという方は、店員さんに相談すると好みに合うものを選んでもらえます!
コーヒーは「急須」と「ドリップ」の2種類
コーヒーは10種類の豆の中から「急須コーヒー」と「ドリップコーヒー」の2種類のいれ方で提供。
聞きなれない急須コーヒーは、コーヒー豆にお湯を注ぎ4分待つというシンプルないれ方で、ハンドドリップとくらべてコーヒー本来のまろやかな味と香りを感じられるそう。価格は豆の種類により1杯600円(税込)から。
日替わりでおすすめの豆を急須でいれた「本日の急須コーヒー」は530円(税込)と、お得に楽しむことが出来ます!
コーヒーが苦手な方でも楽しめるドリンク各種
写真提供:フクスケコーヒー
フクスケコーヒーには、コーヒーが苦手な方やお子さんにもおすすめなドリンクメニューが用意されています。
写真左の「スペシャルティココアラテ(550円・税込)」は、世界に流通するカカオのわずか6%しか生産されていない貴重な「スペシャルティカカオ」を使用。
真ん中の「カフェラテ(600円・税込)」は、フクスケコーヒーこだわりのエスプレッソとミルクの調和が◎。ホットのカフェラテの表面に描いてくれる「ラテアート」は、写真映えすること間違いなし!
「抹茶ラテ(600円・税込)」は西尾産の抹茶をたっぷり使用した一品。プラス150円(税込)で苦みが少なく、味のバランスが良い最高級薄茶「葵の誉」へ変更すると、さらに香り高い贅沢な抹茶ラテが楽しめます。
3種類の定番ブレンド
コーヒー豆の中でもフクスケコーヒーの定番となるのがこちらの3種類。 看板メニューとなる「フクスケブレンド」はどんな人でも飲みやすい味わいにしたいと、苦みと酸味のバランスが中間になるようにブレンド。
店主の三浦拓也さんの地元桜井と桜の花をイメージした「サクライブレンド」は華やかかつマイルドな味わい。
朝の1杯におすすめの「テンジンブレンド」はキリリとした苦みの中にコーヒー本来の甘みを感じられるそう。
フクスケブレンド
テンジンブレンド
100グラム 850円
200グラム 1,600円
サクライブレンド
100グラム 950円
200グラム 1,800円 (全て税込)
地元福祉施設とのコラボ商品「パウンドケーキ」と「クッキー」
パウンドケーキとクッキー(各380円・税込)
フクスケコーヒーではコーヒーの他、安城市内の2つの福祉施設とコラボした焼き菓子も販売されています。
パウンドケーキは「ぬくもりワークス」とのコラボ商品。地元特産の小麦「碧海の恵み」を使用しており、レモン入りと抹茶入りの2種類から選べます。
クッキーは「安城市虹の家」とのコラボ商品で、種類は「福助ブレンド」と「エチオピア」の2種類。どちらもフクスケコーヒーで焙煎したコーヒー豆が練り込まれています。
プロも利用するコーヒーグッズ
店舗の奥にはドリッパーやミルなどのコーヒーグッズが並んでおり、写真の左に写るオリガミドリッパーS(2,530円・税込)や茶々急須(1,650円・税込)なども販売しています。
自宅でお店の味を再現したい方は、お店と同じ道具を使ってみるのも◎
お手ごろな値段の商品も多いので、コーヒー好きな方への贈り物としてもおすすめです!
焙煎のコンセプトは「香り」「甘み」「雑味が少ない」
職人技とも言われるコーヒーの焙煎は、加熱する時間や温度が少し変わるだけで全く違う味わいになってしまうんだとか。
三浦さんにそんなコーヒー焙煎の難しさを伺うと「正解の無いコーヒー焙煎において「どんな味を目指すか」というゴールを決めるのが自分にとって最も難しい」とのこと。
フクスケコーヒーでは、コーヒー豆の共通のコンセプトとして、コーヒー本来の香り、甘みを際立たせ、雑味の少ない味わいを目指して焙煎しているそう。
コーヒーとの出会いは26歳
写真提供:フクスケコーヒー
三浦さんがコーヒーに興味を持ったのは26歳のころ。初めて飲んだスペシャルティコーヒーのおいしさに衝撃を受けたのがきっかけだとか。
その後、国内外のコーヒーショップで数年間の経験を積み、地元の安城市にフクスケコーヒーをオープン。
お店をオープンする直前に開催された、焙煎の技術とプレゼン能力を競う日本大会で、見事初代チャンピオンに輝いた三浦さんは「不安もありましたが、お店を始めるうえで自信につながりました」と、当時の気持ちを語ってくれました。
地域においしいコーヒーと「福」を届けたい
写真提供:フクスケコーヒー
フクスケコーヒーがある場所は、1990年代後半まで「桜井商店街」として活気があった地域で、もともと三浦さんのおじいさんがお店を営業していた場所だそう。
この場所にフクスケコーヒーをオープンすることで、お店を通じた地元桜井への地域貢献や、お客さんにおいしいコーヒーを飲んでもらい福を届けたいという強い思いがあるようです。
初めてのスペシャルティコーヒーは「フクスケコーヒー」で
開店資金を集めるために行ったクラウドファンディングでは、目標の200%の支援を集めたという話題沸騰中の「フクスケコーヒー」。
三浦さんの焙煎したコーヒーは飲みやすいものばかりなので、スペシャルティコーヒーを飲んだことがない方や苦いコーヒーが苦手な方にこそおすすめのお店です!
優しい雰囲気の三浦さんと、優しく味わい深いコーヒーで「福」を感じてみては?(取材:水尾友哉/2023年3月取材・2024年9月最終更新)
FUKUSUKE COFFEE ROASTERY
アクセスマップ
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