100均アイテムで気軽にチャレンジ！ハーバリウム作りのコツを紹介

あれこれ
碧南市

2023年10月6日

100均アイテムで気軽にチャレンジ！ハーバリウム作りのコツを紹介

いろいろな花が咲き始める春。「何か新しいことを始めてみたい」と考える季節でもありますが、春だからこそ花を楽しみつくす趣味はいかが？今回は、愛知県碧南市にあるフラワーショップ「クールドゥママン」へ伺い、オブジェにもギフトにもピッタリなドライフラワーや、ドライフラワーと100均グッズでできる「ハーバリウム」の作り方を教えてもらいました。

やってみると、意外と簡単＆楽しい！また、碧南でも生産されているバラはハーバリウム作りにぴったりの花なんだそう。きれいに作るコツも伝授します。
※2023年2月取材・撮影、2023年10月店舗情報確認。お出かけの際は最新情報をご確認ください

ハーバリウムは意外に簡単！？

光と花の競演が美しいハーバリウム。ステキな見た目から、「なんだか難易度が高そう…」と感じてしまいますが、クールドゥママンのオーナーである松村まみこさんによると、慣れれば誰でも10分から20分で作品を完成させることができるとのこと。

一方で「私のハーバリウム教室の生徒さんの中には、自分で花を着色したり、石やリボンなど花以外のもので装飾したりする人もいますよ」と松村さんが話すように、気軽に始めることも、とことんこだわることもできる趣味のようです。

ハーバリウムからお花屋さんをスタートした店主

こちらが松村さん。今回、ハーバリウムの作り方を教えてくれる先生です。もともとフラワーアレンジメントの先生として10年ほど活躍していて、ハーバリウムに出合い、そのとりこになったそう。

イベントやワークショップで講師を経験した後、5年前にお店をオープン。単発レッスンや認定試験に向けた講座も開催しています。松村さんに教えてもらえば、ハーバリウム初心者の私でもステキな作品が作れそう。

ドライフラワーは花選びが重要！

ハーバリウム作りはドライフラワー作りから。ドライフラワーは作りやすい花を選ぶことがポイントです。上手く乾かないと中身が腐ってしまい花びらが散ってしまうことも…。カスミソウやスターチェス、スプレーバラなど水分が少なく、丈夫で小さい花がおすすめです。

キレイな形のドライフラワーを作りたい場合は、開ききっていない新鮮な花を干すようにしましょう。また、光や風が直接当たらない場所に置くと傷みを防げます。

100均グッズで簡単に作れちゃう！

【材料】
・中に入れる花など
・フタの閉まるビン
・専用オイル
・ピンセット
・ハサミ
・竹串

材料は全て100円ショップでそろえることができます。最近は小さな花束の状態で販売していることも。ビンは細長いものを選ぶと、花がとまりやすく初心者でも完成度の高いハーバリウムになるそう。オイルが漏れないか作る前にチェックすることを忘れずに。
「ハーバリウムのオイルだけは専門ショップで買うのがおすすめ」と松村さん。オイルの質によって、光がよくとおるだけではなく、花の持ちが違うのだそうです。

作り方①材料を全て切る

まずは中に入れる花を2～3センチほどにカットしていきます。

【ポイント①】切った花を入れたときのレイアウトを考えながら、まずは瓶の横に置いてみる
ビンの中は狭く、一度入れた花を戻そうとすると崩れてしまう可能性が。そのリスクを避けるため、あらかじめ構成しておくとよいそうです。
【ポイント②】カスミソウなどの細かい花の配置に注意！浮きそうな花、抑える花を交互に重ねる
花は軽いため、オイルを入れた時に浮いてきてしまいます。まずは細かい花をビンの底に入れ、そこに別の花の茎を刺せば固定させることができるのだそう。順番を繰り返し、最後にまた細かい花を乗せれば、他の花が浮くのを防ぐことができます。

作り方②ビンに花を入れていく

入れる花の種類は3～5種類がおすすめ。花のレイアウトが決定したら、角ビンではビンの正面を決めて花を入れていきます。
【ポイント①】花を入れる時は、花びらの下側を持つ
花をピンセットでつまむ際は、茎を持つと、バランスを取りやすくしっかりと入れることができます。ビンの口に多少詰まっても押し込めばOK。
【ポイント②】底に入れる花は茎を上側にする
底になる細かい花は茎を下側に入れると高さ分ムダなスペースができてしまうため、茎を上側にして入れましょう。また、ビンの底に細かい花びらが広がるため、次に入れる花の茎を浮かないようしっかり刺して固定させることができます。