2023年1月21日(土曜日)に愛知県安城市のアンフォーレで「MEET THE WORLD(ミート・ザ・ワールド) in アンフォーレ」というイベントが開催されました!
近所のはなし取材班も実際にイベントに参加してきましたので、どんなイベントだったのか?どんなグループが参加していたのか?などなど、気になる情報をお届けします!
MEET THE WORLD in アンフォーレってどんなイベント?
MEET THE WORLD in アンフォーレとは、異なる文化を持った人々が、互いの違いを認め、対等な関係を築こうとしながら共生する「多文化共生」をテーマに様々な国の文化を、「見て・食べて・感じて・学べる」イベント。
20組を超える団体がブースを出店したり、ダンスや演奏などを披露したりしました!
会場内のグルメエリアにはキッチンカーや出店が立ち並び、まるでお祭りのようなムードに!?
MEET THE WORLD公開収録
こちらは、イベントの一環として行われた、KATCH特別番組「MEET THE WORLD in アンフォーレ」の公開収録の様子。 オーストラリア出身のラジオDJ「クリス・グレン」と、キャッチネットワークの韓国人社員「キム・D」が出題する、多文化共生をテーマにした○×クイズが行われました。
クイズには、オリンピック開会式の入場の順番や、安城市に住む外国人の割合などの問題が出題され、約200名の方が参加しました!
クイズ大会で優勝した、刈谷北高校国際教養科の牧野(まきの)さんは「学校の授業で学んだ知識を活かせたことや、外国の方と一緒に考えることがとても楽しかったです。」とコメント。
正解した方も不正解だった方も、みなさん楽しそうに参加され、いろいろな国の知識を深めることができたようです。
フィリピン伝統の「バンブーダンス」
ここからは、取材することができた団体を2つご紹介します!
1つ目にご紹介するのは、華麗なダンスを披露したこちらの団体。刈谷市で活動するフィリピンコミュニティーの「SBK」です。
2本の竹を使ったバンブーダンスと呼ばれるこの踊りは、フィリピンの伝統的なフォークダンスで「ティニクリン」とも呼ばれています。もともとはお米の収穫の際に感謝の気持ちを表したもので、とっても大切なダンスだそう。
伝統衣装に身を包んだSBKのみなさんは観客をステージに招き、一緒にダンスを楽しんでいました!
SBKの普段の活動
写真提供:SBK
SBKの普段の活動は、地域に住むフィリピン国籍の方のサポートです。助け合いの精神を元に、日本語が話せない方の通訳や、定期的な交流会などを行っています。
また、フィリピンの文化を日本人に伝えることにも力を入れており、イベントへの出演や、日本人向けにフィリピン料理の教室なども開催。
イベントの開催予定などは、SBKのフェイスブックページに掲載されるそうです!
イベントへの参加希望の方はフェイスブックからメッセージを送ってみてください!
SBK公式フェイスブック
日本語禁止!?多言語コミュニケーションブース
2つ目にご紹介するのは、安城市と西尾市で外国人の生活サポートを行う「Adagio(アダジオ)」のブース。この日は日本の方と外国の方がいろいろな言葉で会話を楽しめる「日本語禁止!?多言語コミュニケーションブース」を開催!
Adagioの普段の活動に参加されている外国人の子どもたちと、その国の言葉やジェスチャーを交えながらコミュニケーションをとることができました。
Adagioの代表理事を務める髙木祐子(たかぎゆうこ)さんにお話しを伺うと「ブースに遊びに来た日本の方には、このエリアにいろいろな国の子どもたちが生活していることを知ってほしい。ブースにいる外国人の子どもたちには、自分たちがどんな言語を話せるかをアピールするための場として使ってもらいたい」という2つ狙いがあるそう。
実際にブースの中には、ポルトガル語や中国語などの言語が飛び交っており、不思議な体験ができる空間になっていました!
ブースの入り口には「日本語禁止!?」と書かれていましたが、外国人の子どもたちが勉強した日本語を頑張って話してくれるので、実際のところ半分くらいは日本語で大丈夫。
Adagioの普段の活動
写真提供:Adagio
Adagioの普段の活動としては、外国人の中高生を中心にした学習支援や、防災のサポートです。
「目標は外国人をただ助けるのではなく、地域に住む外国人の方が、自分の力で生きたいように生きられる社会を創ること、そのためには外国人が日本の文化に合わせるだけでなく、お互いに寄り添って生活を送ることが大切」と、語る髙木さん。
Adajioの活動のおかげか、外国人が主体となったマルシェなどの開催も増えてきているそう。マルシェやイベント出店の情報は公式フェイスブックからチェックしてみてください!
まるで海外旅行?多国籍なグルメエリア!
MEET THE WORLDのグルメエリアには、様々な国の料理が大集結。総勢16店舗もの屋台やキッチンカーが軒を連ねました!
お店に並ぶのは普段は目にすることのない料理ばかり。どれもおいしそうで、見て回るだけでもワクワクしてしまいます。
そんな中から、特に気になったお2店舗を紹介します!
本格インドネシア料理「Pelangi(プランギ)」
1つ目に紹介するのは、愛知県安城市に店舗を構える、インドネシア料理のお店「Pelangi」。屋外での出店は今回が初めてとのこと。
今日のメニューは春雨と肉団子のスープ「バッソ」(500円・税込)と、お肉と野菜を油揚げで包んで揚げた「タフイシ」(300円・税込)の2品。どちらもインドネシアでは屋台料理の定番だとか。
タフイシを注文しましたが、サクサクの衣としっとりした具材に、甘辛いタレの組み合わせは一言で言って最高。
お店に行けばいつでも食べられるのはうれしいですね!
100%イタリア料理?「Giotto(ジョット)」
2つ目に紹介するのは、会場の出入り口近くでひときわ目を引くイタリア料理のキッチンカー「Giotto」。ラザニアやパスタなど、たくさんのメニューが並びます。
イタリア人シェフのクリスティアーノさんの元気な呼び込みに誘われ、ラザニアのダブルサイズ(1,500円・税込)を注文。
イタリアの家庭料理を100%再現したというラザニアは、さっぱりとした味わいで何個でも食べられそう。メニューの種類も多いので、何を注文しようか迷ってしまいますね!
MEET THE WORLD まとめ
2023年初開催となったMEET THE WORLD。当日の会場への来場者数はなんと1万8千人!(アンフォーレ利用者含む)
西三河エリアに住む人がこんなに国際交流に興味を持っていることにもびっくりしましたが、実際に地域に住んでいる外国人の方が多いことにはもっと驚きました。
日本人も外国人も関係なく、誰もがもっともっと住みやすい地域を目指していきたいですね!(取材:水尾友哉/2023年1月取材)
今回収録したMEET THE WORLDの模様をキャッチネットワークで放送!
番組名:MEET THE WORLD in アンフォーレ
放送チャンネル:地上デジタル121ch
放送日時:2月11日(土)20:30~21:30 ※初回放送