最近コインランドリーがおしゃれに進化していることをご存じでしょうか?都会的なデザインのコインランドリーが増え、中にはわざわざ写真を撮りに行く人もいるのだそう。 そんなオシャレなコインランドリーが西三河にもあるとのウワサをキャッチしました。調べてみると、愛知県安城市にまるでデザイナーズハウスのようなコインランドリーがあることを発見。しかも、お店ではカフェタイムを過ごせるのだとか?気になるお店について、早速取材へ行ってきました!
田んぼに囲まれたおしゃれなコインランドリー
JR東刈谷駅から車で6分、田んぼ広がる場所にある愛知県安城市の『laundry ne cobaco』。ガラス張りの外観は、本当にコインランドリー!?と驚いてしまうほどスタイリッシュです。2022年7月にオープンして以来、主婦層だけでなく、幅広い年代の方が利用しているのだそう。
店内を、経営者である深田智子さんが案内してくれます。「内装は私や家族も塗壁や装飾などのDIYを行ったこだわりの空間。ぜひ入ってみてください」と深田さん。
木の温もりと清潔感を感じる店内
ガラス窓から太陽の光が差し込む店内は、利用者が少しでも落ち着ける場所になるようにと、ウッドテイストでまとめられています。また、真ん中に大きなテーブルが配置されていますが、こちらは洗濯を取り出した後、畳むための作業台として利用できるよう設置されているのだそう。
シンプルながらも落ち着く内装は、これまで抱いていたコインランドリーのイメージとは全く違います…。こんな場所でお洗濯できたら気持ちも明るくなれそうですね。
人にも環境にも優しい洗剤を使用
店内には乾燥機が6台、洗濯乾燥機が3台あります。衣類はもちろんのこと、羽毛布団やじゅうたんの洗濯が可能なものも。そのほか、スニーカー洗浄用の洗濯機もあるのだとか。利用料金は、乾燥機が10分100円(税込)~、洗濯乾燥機が60分1000円(税込)~。
洗濯乾燥機では「海をまもる洗剤」を使用。天然成分・植物由来の洗浄成分を使用、石油由来の成分は不使用です。もちろん、化学物質や有害な添加物も使用されていません。敏感な赤ちゃんの肌でも使えるほど優しい素材で作られている洗剤です。この洗剤ひとつで汚れもしっかり落ち、洗いあがりもふんわりするとのことなので、ぜひお試しを。
お店から歩いてすぐ!ナチュラルなカフェ
こちらのコインランドリーではカフェタイムを過ごせるはずなのですが、店内を見渡してもドリンクを注文できるような場所は見当たりません…。深田さんに伺ってみたところ、「歩いてすぐの場所にカフェがあり、そこでドリンクをテイクアウトすればカフェタイムが楽しめます」と教えてくれました。
コインランドリーを出て30秒ほど歩いていくと、田園に囲まれたナチュラルな雰囲気のカフェ「cobaco ne cobaco」が!実は深田さん、こちらのカフェのオーナーさんでもあります。
シフォンケーキが人気のアットホームなカフェ
「cobaco ne cobaco」は深田さんと娘の加藤有紀さん、深田知奈美さんの3人で経営するカフェです。優しい雰囲気のお店では、コーヒーやジュースなどのドリンクや豊富なスイーツが楽しめます。
中でもお客さんに人気なのがシフォンケーキ。油を一切使用しておらず、体に優しい素材にこだわったシフォンケーキは、フワフワの食感にこだわっているのだとか。 こちらのお店でテイクアウトしたドリンクが、コインランドリー併設のカフェスペースでいただけます。
自然に囲まれたスタイリッシュなカフェスペース
カフェスペースの内装は、グレーの床と壁に飾られたドライフラワーがアクセントとなり、シックな雰囲気。利用者に洗濯のついでの時間も有効活用していただけたらと併設されたのだとか。
カフェタイム専用のスペースがあるコインランドリーは全国的にも珍しいのだそう。本格的なカフェドリンクが味わえるだけではなく、外に広がるのどかな田んぼの風景を眺めつつ、店内にある本や雑誌を読んで過ごせたら、確かにとても癒されそうです。カフェスペースではクリーニング屋さんによる洗濯講座など、イベントも随時開催しているのだそう。イベント情報はカフェのInstagramやFacebookで発信されるため、チェックしてみて。
種類の豊富なドリンクでカフェ時間を彩る
(左から)「グレープフルーツジュース」500円(税込)、「小箱ブレンド」550円(税込)
カフェでは、どのドリンクメニューもテイクアウトできます。なかでもおすすめは「小箱ブレンドコーヒー」。コーヒー豆は、毎日少しずつ焙煎し新鮮なものを提供しています。香ばしさとスッキリとした後味が残る味わいです。
自家焙煎をしているだけあり、色々な銘柄のコーヒーやカフェラテなど、ドリンクメニューも充実していて、多彩なドリンクとともに素敵なカフェタイムが楽しめます。
スキマ時間が癒し時間になるコインランドリー
近くにコインランドリーがあると良いなと考えた深田さんは、田んぼだった土地を利用し、『laundry ne cobaco』をオープンさせました。お店のコンセプトは『洗濯タイムがカフェタイム』。「洗濯が洗い上がるのを待つ間、ホッと落ち着ける場所を提供できないかと思い、カフェスペースを併設することにしたんです。洗濯物もきれいになり、同時に心もリフレッシュできる場所になるとうれしいですね」と深田さん。
洗濯に行くのが楽しくなるコインランドリーです。(取材:柳瀬菜月/2022年11月取材)