愛知県安城市にある、花とみどりのテーマパーク「安城産業文化公園デンパーク」。約3,300種・30万株もの四季の花々をはじめ、子どもが大興奮の大型遊具、体験教室...1日たっぷり遊べる、見どころいっぱいの施設です。
今回は、そんなデンパークで見られる「珍しい植物」に注目!虫を食べる食虫植物「サラセニア」や、「世界でもっとも醜い花」の異名をもつ植物「ショクダイオオコンニャク」など、デンパークのスタッフさんに教えてもらいました。
子どもも大人も楽しい「デンパーク」
1年を通して美しい花々を楽しめる、安城市の「デンパーク」。広い園内には、室内遊び場や大型アスレチックもあり、子どもに大人気!「デンパーク」の名の通り、デンマークを意識したかわいい北欧雑貨店などもあるので、大人も楽しく過ごせます。
入園チケットは一般大人700円、小中学生300円とリーズナブルなのも嬉しいです。
大温室「フローラルプレイス」で季節を先取り
デンパークの正面ゲートから見て東側にある「花の大温室 フローラルプレイス」。こちらのポイントは、季節を先取りした植物を楽しめること!温室の植物が鉢植えになっているので、展示テーマに合わせて入れ替えができるんです。2022年9月26日までは「トロピカルフラワーショー」を開催。南国のような雰囲気がかわいい!
ここからは、この大温室で見られる「珍しい植物」を4種類ご紹介します!
【1】大きすぎる!ショクダイオオコンニャク
(左)開花の様子/画像提供:武田薬品京都薬用植物園
(右)デンパークのショクダイオオコンニャク
デンパークが2011年から育てている「ショクダイオオコンニャク」は、8月28日までの展示予定!インドネシアのスマトラ島原産で、絶滅危惧植物です。
ショクダイオオコンニャクの花序(花の集まり)は高さ3メートルにもなることがあり、世界最大の大きさ!さらに、開花したあとは強烈な悪臭を放ち、「世界でもっとも醜い花」とも呼ばれています。日本国内ではまだ23例(2022年8月25日確認)しか開花の記録がないとのこと。
YouTubeで期間限定ライブ配信!
デンパークでもショクダイオオコンニャクの開花が期待されましたが、2022年は、その夢は叶いませんでした...。「次のチャンスは2024年の夏ごろ」とデンパークのスタッフさん。花を見られる日が楽しみですね!
また、ショクダイオオコンニャクのもう1つのポイントが、成長のスピードが非常に速いこと!1日に20センチ以上伸びることもあるのだそう。今後は葉が大きくパラソル状に広がっていくそうです。安城産業文化公園デンパーク公式~まこちゃんねる~でライブ配信をチェック!配信は8月28日までの予定です。
【2】スマートな食虫植物・サラセニア
8月末まで展示されているのが、食虫植物「サラセニア」。北アメリカ大陸の東南部の湿地帯に自生する植物です。筒状の部分は「葉」が変形してできた捕虫袋。袋の中へ虫をおびき寄せ、消化液で溶かして栄養不足を補います。
細くスタイリッシュなフォルムですが、これは袋の中へ落ちた虫を外に出づらくするためなのだそう!
【3】木の「幹」に実がなる!?ジャボチカバ
「ジャボチカバ」は南米原産で、フトモモ科の熱帯常緑高木です。木の幹にくっついているように見える黒い物体...実は、ジャボチカバの実!8月に撮影したこの写真では、残念ながら実がしわしわ...。6月頃には、つやつやの丸い実が、幹や枝を覆うようについているのを観察できます。
実は甘くジューシーで、南米では人気のフルーツ!日本でも沖縄県で栽培されているほか、鉢植えで楽しむ家庭も増えているとか。
【4】花からひも?ストロファンツス・プレウシィ
2022年7月撮影
熱帯アフリカ原産、キョウチクトウ科の常緑低木「ストロファンツス・プレウシィ」。花びらの先端がひも状に細長く伸びている、珍しい見た目が特徴です。ひも部分の長さは30センチほどまで伸びるというので驚き!8月現在、少し見ごろを過ぎて、ひも部分が短くなっていますが、特徴的な形はしっかり観察できますよ。
属名の「ストロファンツス」はギリシャ語で「ねじれたひも」「花」に由来するそう。
スタッフに直撃!大温室の楽しみ方
最後に、デンパークのスタッフさんに、おすすめの楽しみ方を聞くと...「大温室では、メインの通路から1歩入って、小道に足を踏み入れてみてほしいです!」とのこと。取材班も実践してみると...植物を間近に感じられ、展示の世界観に浸ることができました。
また、フォトブースもお楽しみポイント。色鮮やかな植物があしらわれたフレームで、記念写真が撮れちゃいます。セルフ撮影用のスマホスタンドもありますよ!
このほか、「デンパーク」では、ハロウィンイベントやイルミネーションなど、1年を通して気になる企画が盛りだくさん!最新情報をチェックして、ぜひ出かけてみて。(取材:樅山香織/2022年8月取材)
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安城産業文化公園デンパーク
場所:愛知県安城市赤松町梶1
電話:0566-92-7111
料金:一般大人700円、小中学生300円 ほか
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