愛知県知立市の住宅街にある花屋「内田花園」は、1971年創業の歴史があるフラワーショップです。商品のラインナップは生花だけでなく、プリザーブドやドライフラワー、ハーバリウム、ソープフラワーなど花に関連するアイテムを扱っています。
また、花束製作はもちろんですが、作った花束をプリザーブド加工することも可能。「喜んでいる顔を見るのが好き」という店主の内田学さんは、花束をはじめお祝いやプレゼントに関する相談に喜んでのってくれるのだとか。プレゼントにおすすめの商品や、これまでの作品など、どんなお店なのかを探ってみました。
生花からドライ、アーティフィシャルなども
花に関連するアイテムが所狭しと並んでいる内田花園。花屋さんなので生花の取扱いはもちろんありますが、生花を長期間楽しめるように保存加工した「プリザーブドフラワー」のアレンジや、ガラスの小瓶に花と保存用オイルが入った「ハーバリウム」など、お花に関する商品もたくさんあります。
中にはバルーンもありますが、これは花束の中にバルーンを組み込んでアレンジメントを作ることがあるため。「できることは何でも対応するよ」と、内田さんは話します。
まるで本物!香りもよいソープフラワーも多数
本物の花と見まがうほど繊細なつくりの「ソープフラワー」は、その名の通り石鹸でできた花のオブジェ。水を替える手間もなく、香りがよいので部屋の芳香剤としても使えます。
こちらは箱に花々が詰まったギフトセット(2,178円~・税込)。花が見やすいような角度で立てておけるディスプレイボックスに入っているので、数あるソープフラワーのギフトの中でも人気なのだそう。お値段もお手頃なので、花のボリュームも出せますよ。
ウレタンでできたフラワーベアがキュート!
ふと目に留まったのが、たくさんの花でかたどられたテディベア。生花のアレンジかと思いきや、こちらはウレタン製の「フラワーベア」(3,410円~・税込)。インパクトがあり、そのまま飾れるのでプレゼントに人気なのだそう。
ケース入りなのでホコリを被ることなく長く飾ることができます。こういった花関連のアイテムは、店主が常に「何かおもしろいものはないかな」とアンテナを張り巡らせて探しているそうです。
花の美しさを閉じ込めたオリジナルハーバリウム
ガラスの小瓶にお花がオイル漬けになった「ハーバリウム」(大/2,700円、小/2,400円・税込)は、店主の娘さんによるオリジナル商品。いくつもの花々がバランスよく詰め込まれ、花以外にも天然石などが配置されていて、光を当てるときらきらと輝きます。
花屋さん特製なだけあって、花の色味やバランスは絶妙。「かなりこだわって作っている」という言葉にも納得です。
オイルに浸った花の色や透明感は、生花とはまた違った美しさが感じられます。花のみずみずしさを長期間保つことができ、面倒な手入れは一切不要なため、贈り物にも最適です。
名花協の仕事も精力的にこなす店主
2代目店主の内田学さんは、名古屋生花小売商業協同組合(名花協)の理事という側面も。
「愛知県は、花の産出額全国1位を昭和37年からずっと維持しているほどのお花大国。けれど花の消費量は1位ではなく、毎年20位から25位前後。花にたずさわるものとしてはちょっとさみしいので、みんなにもっと花に親しんでもらえたら...」と、組合としての仕事も精力的にこなしているそう。公共施設の装飾や公共イベントで贈られるブーケ製作も行っています。
和のアレンジも得意!
こちらは名古屋市にある東山動植物園で行われた、紅葉祭りでのイベントの様子です。合掌造りの家にあしらった装飾には、和の花はもちろんですが、洋花もアレンジに使用。和モダンな雰囲気で、フラワーアレンジメントがアートであることをしみじみと実感します。
内田さんが作るブーケやアレンジメントも可愛らしいものからスタイリッシュなものまでデザインの幅が広く、どんなものを贈りたいか?といったことから相談にのってくれます。
気さくな店主に気軽に何でも相談を
「誰かの喜ぶ顔を見るのが何よりも好き」という内田さん。これまでにやったことのない装飾や、ワクワクするギフトを探すことが何よりも大好きで、「ついつい、頼まれれば何でもやっちゃう」と笑います。
観葉植物などの鉢物やフラワーアレンジに使用する雑貨類も豊富にそろっているので、今回紹介したフラワーギフトはもちろん、「何か部屋にグリーンを飾りたい」と思ったら、相談してみてはいかがでしょうか。(取材・河合春奈/2022年3月取材)
内田花園
住所:愛知県知立市西町逢生18-12
電話:0566-82-6695
定休日:木曜(予約可・行事営業)、1月1日~1月5日(予約可)、8月16日~8月20日(予約可)
営業時間:9:00~20:00
アクセス:知立駅から車で約5分