子どもたちが大好きな夏休み。そんな夏休みの宿題の定番といえば、「自由研究」がありましたよね。
今回は、夏休みの特別企画として子どもの頃やりたくても出来なかった自由研究を大人になった今リベンジしちゃいます。
子どもの憧れ「カブトムシ」を近所で採りたい!
みなさん、こんにちは。近所のはなし編集担当キャッチネットワークの角谷です。生まれも育ちも愛知県碧南市で、現在33歳。子どもの頃こんなことを思っていました。「地元でカブトムシを採ることってできるのかな?いや、遠い山奥にいかないと無理だよな」。
しかし、大人になった今なら色々と調べられるし、もしかしたら今まで思いこんでいただけなのかもしれないということで地元である愛知県碧南市周辺でカブトムシが採れるのか徹底調査してみました。
近所にいた昆虫のスペシャリスト
大人になった今、子どもの頃はなかった人脈を最大限に生かします笑。これぞ、大人の強みです笑。
愛知県知立市にあるカブトムシ、クワガタをメインに扱う昆虫専門店・くわかぶプラネットの神谷信広店長。神谷さんいわく、「カブトムシは、どの地域にも生息しています。碧南市周辺も必ずいるはずです」。
これは期待大!カブトムシの採集歴10年以上のスペシャリストである神谷さんについていけば意外に簡単に採れちゃう?なんて思いながら、まず向かったのは刈谷市内の公園です。
樹液の出る「クヌギ」「ナラ」の木を探せ!
時刻は22時過ぎ。ワクワクドキドキの中、捜索開始!カブトムシが生息している可能性が高いといわれている「クヌギ」や「ナラ」の木を中心に探していきます。「クヌギ」や「ナラ」の木は「どんぐり」がなる木と覚えておくと探しやすいですね。
探し方のコツとしては、まずは樹液の出ている木を探す。見つけたらその木の周辺を根元から枝の先まで念入りに探してみること。樹液が出ている木は、なんとなく甘い香りが漂っているということで鼻に全神経を集中!
カブトムシは7月からお盆過ぎまでが狙い目
どんぐりが落ちている木の周辺はカブトムシがいる可能性が高い。
捜索すること約1時間。しかし、肝心のカブトムシがいない...。
神谷さんに聞くと、「例年だと6月下旬から採れるんだけど今年はまだ早いかもしれない。クワガタなら6月下旬から絶対にいる場所が西尾市にあるから、まずはそこに行ってみませんか?」という。
本命はカブトムシだけどクワガタを採ることができるのなら。クワガタも子どもたちの憧れですよね?すみません、急遽予定変更です!ここで神谷さんが経営するお店の常連さんも合流です。
カブトムシよりも難しい。クワガタ採集
向かったのは西尾市の某所。町の外れにある林の中。この場所は、西三河地域ではカブトムシ、クワガタが採れるスポットとしてファンの間では有名らしいです。
クワガタもカブトムシ同様、樹液の出る「クヌギ」や「ナラ」の木に集まる傾向があり、特に木の幹などにできた穴の中や木の皮と幹の隙間に隠れていることが多いそう。
この場所は本当に真っ暗で2人と一緒で良かったと思いながら捜索すること30分。「いたっ!!」大興奮の2人のライトの先には、黒く輝くきれいなシルエットが!!
ポイントは幹のくぼみや皮の隙間
やりました!「コクワガタ」です。
碧南市出身の私としては感動的な出会いですよ!まさか地元で採れるなんて。生まれてから30年以上、カブトムシやクワガタはホームセンターなどで買うものだと思って育ってきましたから。
クワガタは写真のように本当に木のくぼみなどにひっそりと隠れているんですね。
様々な種類のクワガタを狙える西三河地域
見てください!全長約5cmのコクワガタ。西尾市産です。何十年振りにクワガタを触りましたが正直ちょっと怖かったです笑。
子どもの頃はどんな昆虫でも平気で触れていたのになぁと、なんか懐かしい気持ちになりつつ採集再開します。次はサイズアップを目指します!
ちなみに、クワガタはカブトムシよりも生息している場所が限定されるため見つけることが難しいそうです。愛知県西三河地域では、「コクワガタ」、「ノコギリクワガタ」。まれに「ヒラタクワガタ」を採ることができるそうです。
クワガタ採集は8月末まで楽しめる
このあとはまさかの展開。驚きの連続が待っていました!次々にコクワガタを採ることができ、最終的にはご覧の「ノコギリクワガタ」も発見。
羽が少し出てしまっていますが大きく開いた見事な歯。かっこよくないですか?子どもの頃、このシルエットに憧れましたよね?
ちなみに、クワガタはカブトムシよりも採集できる期間が長く8月末頃まで楽しめるそうで狙い目の時間帯は20時~24時過ぎまでとのことです。
カブトムシ採集は次回へ続く...
ノコギリクワガタまで発見し大人3人で大興奮の中終わったのですが、本来の目的はカブトムシでした...。
この日は6月下旬ということで、カブトムシはまだ土の中から出てきていなかったということでしょう。ということで、後日リベンジします!
今回サポートしてもらった神谷さんのお店の常連さんにも聞き込みをして、なんとしても採ります。この続き、カブトムシ採集の結末は後編でお楽しみください。(取材:角谷佑希/2017年6月取材)
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