7月に入り、お待ちかねの海水浴シーズン到来。海に行く予定を立てているみなさん、ただ遊ぶだけではもったいないですよ!インスタグラムなどのSNSで注目を集めるおしゃれな写真を撮るチャンス!
今回は愛知県西尾市にある「寺部海水浴場」と「大浦海水浴場」を舞台に、思わず「いいね!」したくなる、おすすめの撮影スポット・テクニックをプロのカメラマンから教えてもらっちゃいます!モデルはキャッチネットワークの加藤が担当します!
今回教えてくれるのは、この人!
動物が大好きなプロカメラマンの岩瀬有奈さんは安城市出身。
生活の中にある人の自然な姿を情景豊かにとらえる岩瀬さんは、東京や名古屋、そして愛する三河地方など、全国各地で活躍しています。モットーは「人に喜んでもらうこと」!今回は海水浴場を訪れるみなさんの楽しみが増える、おすすめテクニックを教えてもらいました!
カメラのアングルを傾けてみよう!
絶好の海水浴日和に訪れたのは、寺部海水浴場。晴れわたる空のもとに響きわたる穏やかな波の音色。心がほっとする優しい雰囲気が魅力です。
西側の防波堤は海だけでなく沖合の島まで収められる魅力的なフォトスポット。海をバックに、はいポーズ!ポイントは、カメラを少し傾けて撮ること。構図に角度をつけると写真に躍動感が生まれます。「おっとっと!」とバランスをとっているように見えるユニークな仕上がりです!
その土地ならではの個性がアクセント
寺部海水浴場の西側にある防波堤には、子どもたちが描いた海や魚の絵がずらり。かわいらしい地域の芸術作品もぜひ撮影に生かしましょう!
どこか懐かしさを感じるデザインが加わることで、ただおしゃれなだけではない「おっ!」と目を引く1枚になりますよ。
フェス感のある1枚を撮ろう
浜辺から駐車場に続く石段には、色とりどりのフラッグがアーチ状に架かっています。野外フェス会場のような賑やかな装飾に気分も高まりますね。
その気持ちをジャンプで表現!撮影のポイントは、石段とフラッグを見上げるアングルで、アーチの頂点を中心から左にずらすこと。右側にスペースができることでアーチの傾斜をきれいに撮影できます。上から3段目あたりの石段で真上にジャンプするのがおすすめです!
この道は海に向かってのびている?
海水浴場の西側にある石段の最上部には石張りの通路が整備されています。海と空の青さと相まって、ナチュラルトーンの風合いがとてもきれいなんです!
早速、海に向かって低いアングルから撮影してみましょう。すると通路が海に向かってなが~く伸びているかのように錯覚してしまう奥ゆきのある写真を撮ることができ、スニーカーを片手に歩けば海を満喫している雰囲気がさらに出ますよ!
佐久島のアート作品に溶け込もう
次に訪れたのは、佐久島にある大浦海水浴場です。佐久島といえば「アートの島」。なかでもおすすめの撮影スポットは、大浦海水浴場の北側にある「すわるとこプロジェクト」!
腰かければあなたもアート作品の1ピースに!7月に撮影する場合は15時から16時の間がおすすめです。おしゃれな雰囲気を生む「日差しと影のコントラスト」を生かし、明暗を表現したきれいな写真を収めることができます。カメラは海に向かって水平にすることがポイントです。
島のランドマークとツーショット
海水浴場南側から沖に向かって伸びる防波堤の中腹地点は、虹が描かれたポップな建物「民宿 千鳥」を生かせるおすすめ撮影ポイント!
カラフルなサマーアイテムを合わせれば、多彩な色が散りばめられた夏らしい写真のできあがり!「民宿 千鳥」は沖からも見つけることができる佐久島のランドマーク的存在なので要チェックです。
「風」は写真をより美しくする名演出家!
防波堤中腹から西側を向くと、防波堤に架かる橋があります。この撮影スポットでは、島ののどかな景観となだらかな曲線が魅力の橋を一緒に撮影できますよ。
撮影のポイントは、「風」を生かすこと!佐久島では優しく肌をなでる潮風が吹いているので、撮影する際には髪や服がひらひらとなびいた瞬間を狙い、動きのある1枚を目指しましょう!
カモメのアートは外せません!
最後のおすすめスポットは、大浦海水浴場の北側にあるアート作品「カモメの駐車場」。石積みの防波堤に約300体のカモメのオブジェが並ぶ圧巻の光景です!
ここで時計を見ると昼過ぎの時間帯。日差しの当たり具合をふまえて浜辺の方向にカメラを向けると、風景の色がハッキリと写る1枚が撮れますよ。
アイデアをどんどん試す。それがおしゃれ写真への近道!
ここで、岩瀬カメラマンから一言。「撮影のアイデアが浮かんだら、とにかく試してみて!」。
同じ被写体でもアングルやピント、アイテムを工夫するだけで雰囲気はガラリと変わります。ぜひ、今年の夏は愛知県西尾市の海水浴場で、プロカメラマン直伝のテクニックを実践してみてください!(取材:西村友行)