突然ですが、「irodori」ってご存じですか?碧南市役所やお店、施設などで手に入るフリーの写真集なのですが、撮影者は碧南市役所のメンバー、撮影地もぜ~んぶ愛知県碧南市という珍しい一冊なんです。
この「irodori」にすっかり魅了されたのが、刈谷生まれ刈谷育ち、碧南市とは縁の薄い近所のはなし編集部・鶴見。私です。きれいな写真を見れば、その土地に行きたくなるシンプルな性格。堂々と職権を乱用し(笑)、「irodori」制作メンバーとおすすめフォトスポットを巡ってきちゃいます!
(※2019年7月取材時点の情報です。)
若手プロジェクトチームに接触!
「irodori」を制作したのは、「若手職員プロジェクトチーム」。
碧南市では平成29年度から毎年、有志が集まってチームを結成。市の魅力を発信すべく、さまざまな企画を行っているんだそう。
「かくかくしかじかで、一緒に碧南市を撮り歩きしませんか?」
「わかりました!メンバーに声を掛けますね!」
「ありがとうございます!晴れるといいです~!」
果たして天は味方してくれるのか・・・!?
チームはなごやか~な雰囲気
若手チームは「写真・動画班」「企画班」の2班体制。「irodori」は昨年度の写真・動画班が制作をしたとのこと!こちらは、5月から活動をスタートした今年度のメンバーです。
「普段の会議は、どんな感じでおこなうんですか?」
「頻度も場所も、企画している行事によっていろいろですね。お昼を食べながらランチミーティングなんかもしますよ!」
さて、外へ繰り出し、実際にスポットを巡っていきます!
まずは「てらまち」!
一緒に回ってくれるのは、左から永津さん、竹内さん、白井さんの3人。3か所のエリアを巡りますよ。最初にやってきたここは、浜寺町。「てらまち」と呼ばれる地域で、お寺や細い路地があちこちに残っています。
ところでみなさんお気づきでしょうか?雨です。
「カメラを濡らさないように気を付けて!片足上げて!傘寄せて!」
「もはや笑うしかないですね!」
お三方には頭が上がりません。
雨の日も風情ある街並み
あまりの豪雨に半泣きの鶴見でしたが、写真を見てほっと一安心。雨に濡れた塀も、むしろ路地の落ち着いた雰囲気をさらに高めているみたい。
竹内さんは、碧南市の中でもこのてらまちエリアがお気に入りとのこと。「独特のしっとりした雰囲気が好きです。どこを目当てにというより、ふらっと歩いていると、ふといい路地に出会う、という印象ですね」。
てらまちへのアクセス
黒い壁や石垣、瓦を入れてレトロさを前面に出します!街灯も落ち着いた色で、街並みにぴったり。
場所:愛知県碧南市浜寺町(名鉄碧南駅から徒歩10分)
1枚目:浜寺町2-11「九重味淋」のすぐ南の路地
2枚目:浜寺町2-19「西方寺」
※散策用の駐車スペースがないので、公共交通機関をご利用ください。
歩行者&自転車専用「線路」!?
続いてのここは、碧南レールパーク。ビー〇ルズを意識して一枚!一人足りない(笑)。
ここは、平成16年に廃線となった名鉄三河線の一部の跡地を使ったエリアなんです。
駅舎のあったところは広場、線路が走っていたところは遊歩道になっています。鉄道標識をほうふつとさせる看板や、電車待ちをイメージさせる線路沿いのベンチがとってもかわいい!
碧南レールパークへのアクセス
「HEKINAN RAIL PARK」の文字をばっちり入れて。今回は横向きのカットですが、縦のショットもいい感じですよ!
場所:愛知県碧南市志貴崎町1(三河旭広場)~碧南市弥生町1(大浜口広場)
2枚とも碧南レールパーク駐車場(雨池町1-5)徒歩すぐの場所で撮影
碧南ならやっぱり・・・
碧南といえば「海」。ラストは大浜漁港へやってきました!名鉄碧南駅から徒歩で20分くらい。たくさんの船が並び、船の間近から迫力ある写真も、対岸に整列する船のおしゃれな写真も撮れます。
ちょっと小雨になりました。
「傘を1本にして仲の良さを!おお!いい感じ!」
ちなみに、このあと2本の傘が折れました。潮風、おそるべし。
大浜漁港へのアクセス
近所のはなし編集部プレゼンツの1枚は、対岸の船を写しつつ、正面にも大きく船を配置!漁港ならではのカットをおさえました。海や大きな川のない地域で育ったので、船をこんなに近くで見るとワクワクします。
場所:愛知県碧南市築山町周辺(名鉄碧南駅から徒歩20分)
※散策用の駐車スペースがないので、公共交通機関をご利用ください。
※車通りの多いエリアもあるので、撮影・散策の際は注意してください。
もっと聞いてみた、碧南市のおススメスポット
白井さん(写真右)のお気に入りスポットは無我苑と水族館。
「見栄えももちろん、雰囲気もいいんです。無我苑の竹林の香りは落ち着きますね。あと...魚は見るのも食べるのも好きです(笑)」。
永津さん(写真中央)は、川口町をはじめとする南部地域が好きとのこと。「高い建物が少なくて、田畑や並木の開けた風景がすてきですよ。ひんやり静かな冬の朝とかに訪れてみたいなぁと思っています」。
こんな穴場スポットも聞いちゃいました!
最後におまけ。若手チームのみなさんから教えてもらった、知る人ぞ知るフォトスポットからお届けです!高浜川を渡る名鉄三河線に「碧南市」の文字が入ります。みなさんはどこか分かりますか?
場所:碧南市丸山町と高浜市二池町とをつなぐ坂上橋(名鉄北新川駅から徒歩20分)
※駐車スペースがないので、公共交通機関をご利用ください。
今後も若手チームの活動に注目!
様々なエリアをご紹介いただきました。ありがとうございました!
そんな若手チームのみなさんが撮った写真は、写真集「irodori」のほか、碧南市のHPでも見られるようになったんですよ。トップを飾るスライドショーがみなさんの作品です。
そして、新たにインスタグラマーとのコラボ企画なども検討しているとのこと。これからも目が離せません!(取材:鶴見弥耶/2019年7月取材)
「それではみなさんでカメラを構えて!はい、チーズ!」