いつでも「部屋にお花を?」...なんてステキな暮らし、憧れますよね!生活に花を取り入れるなら、新鮮な切り花を花瓶に生けたり、季節のリースやプリザーブドフラワーを飾ったりといろいろな方法がありますが、最近では「スワッグ」にして壁に飾るという楽しみ方もあるのだとか。
スワッグってなに?保管方法は?自分で作るの難しそう!などなど、素朴なアレコレをお花のプロに聞いてきました!
※2019年9月取材・撮影、2023年10月店舗情報を更新。お出かけの際は最新情報をご確認ください
そもそも「スワッグ」ってどんなもの?
「スワッグ」とは、「壁飾り」という意味。好みの花を束ねたり重ねたりして、紐やリボンなどでまとめて吊るして飾るインテリアのひとつです。スワッグは生花に比べ、手入れの手間や劣化していく心配も少なく、それどころか、時が経つごとに風合いを増していく...という、なんともナチュラルでおしゃれな飾りなのです!
今回は、「花のある暮らし」に憧れる30代女子2人が、愛知県安城市にあるフラワーショップ「hanadokei flower works company」さんでスワッグの作り方を教わってきました!
意外に簡単!?作り方のコツ
「hanadokei」の店主・杉﨑さんによると、実はブーケやリースなどに比べ、スワッグは簡単で作りやすいのだとか!「基本は、一番下に葉のものを置いて、そこから段々になるように、色のついた花を上に上にと乗せていくだけです」と言いますが...。コツはありますか?
「ポイントとしては、結ぶところをしっかり押さえておくこと、吊るす場所や吊るした時のことを考えながら作ることですかね!」と杉﨑さん。
初心者向け!いろとりどりのカラフルスワッグ
不器用な加藤が挑戦したのは、シンプルで初心者向けのスワッグ。今回、花は杉﨑さんに見繕っていただきました。ポイントは、べに花やかすみ草に色が入っているところ。色のついた水を吸わせて中から色づかせているんですよ!
他にも、ユーカリ、グラビレア、エリカ、鮮やかで一段と目を引く青のスターチスも使用。カラフルな取り合わせも「hanadokei」さんの持ち味なんです!大きくてボリュームのある葉を一番下に置いて、次にそれよりも短い花を置いていきます。
自然と素敵な仕上がりになって大満足
最後は杉﨑さんが少し手直しをしてくれて、かわいいリボンまで付けてくれました~!リボンの前に針金で枝の部分を縛っておいて、余ったところを輪っかにして引っかけ部分を作っておくと、あとで飾るときに便利。「ただ置いていっただけなのに、自然とこんなに素敵なものが出来上がっていたなんて!」と驚きを隠せない様子の加藤(笑)。
「一応、段差を意識して、ときどき持ち上げながら飾っているイメージをつかみました!色がふんだんに使われていて明るいので、玄関すぐのところに飾っておいたら、気持ちまで明るくなれそう!」
難易度やや高め?ちょうちょ型のスワッグ
いつも無難なものを選びがちな光田は、あえて変わったかたちのスワッグに挑戦することに!花材はピスタチオリーフ、シンカルファ、ウーリーブッシュなど。葉や花を右と左に分けて配置し、茎(枝)の真ん中を結んでちょうちょのようにしていきます!
大きくて長さのある葉のものを一番下に、というやり方は変わらないのですが...両サイドのバランスを取るのが難しい!常に真ん中を押さえていないと途中でずれてしまいます。基本のポイントを守ってどんどん作っていくと...?
横長にできるのもスワッグならでは!
グリーンを基調としながらも、白い花でシンプルにまとまったスワッグの完成!「女子らしくてかわいいのができたー!」というのが、率直な感想。今までのスワッグのイメージは縦長。しかし、完成したのは横長のスワッグ。壁にかけるからこそ横長にできるのも魅力ですね!
まさに光田のどストライクなスワッグ!周りのインテリアともなじみそうなので、仕事部屋に飾ることに決めました!
プレゼントにもオススメ!
並べてみるとなんてかわいらしいんでしょう!机の上に置いて作業すると形が崩れにくいので、手に持って束ねないようにするのがポイント。最近は、シンプルな色合いのナチュラル系スワッグが人気だそうですが・・・。
「カラフルでポップなスワッグも雰囲気が明るくなり、存在感もあるのでオススメ!かすみ草やミモザなどはボリュームもあって色もキレイなので初心者でも使いやすいですよ」と杉﨑さん。3000~3500円くらいの予算で、お手頃なスワッグが作れます!
花の楽しみ方のひとつに!
スワッグは簡単に始められて楽しく作れるんだなと実感しました!杉﨑さんは「まずは難しく考えず、花屋さんに相談してみてくださいね!例えば飾りたい部屋の写真を撮ってきて、『ここに飾りたいのだけど...』と見せるのだってアリ!リボンなどの飾りも100均などで簡単に揃えられますよ」と自由な発想で取り組んでほしいと話します。
水分が多く変色しやすい菊やユリなどの花は、スワッグには向かないのでご注意を。飾るときは直射日光を避け、風通しのいい場所にしましょうね!(取材:加藤裕子・光田さやか/2019年9月取材・撮影、2023年10月店舗情報を更新)
hanadokei flower works company
場所:愛知県安城市篠目町新郷3
電話:0566-74-9287
営業時間:10:00~19:00(日曜のみ 18:00まで)
定休日:水曜日