ウミガメ360度動画
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ウミガメの知られざる秘密をお伝えします!
水の中をすいすいと気持ちよさそうに泳ぐ姿が印象的な水族館の人気者、ウミガメ。だれでも一度は目にしたことがあるポピュラーな動物ですが、一般的には知られていない驚きの生態や特徴がたくさんあります。今回はウミガメに関する色んなトリビアを、愛知県碧南市にある碧南海浜水族館からご紹介します!
案内人は、碧南海浜水族館の館長・森徹さんです。
Q.ウミガメの仲間って何種類?
A.「アカウミガメ・アオウミガメ・タイマイ・オサガメ・ヒメウミガメ」の5種類が日本近海を回遊し、甲羅の大きさや性格に至るまでそれぞれ異なります。このなかで日本本土に上がってくるのはアカウミガメだけ!みなさんが水族館で目にするウミガメのほとんどがアカウミガメなんです。
Q.だれにでもウミガメの種類って見分けられる?
A.はい、ウミガメには見分けるためのポイントがあるんです!それは前額板と呼ばれる「おでこにある鱗」の枚数。アカウミガメは5枚、アオウミガメは2枚、タイマイは4枚と種類によってばらばらですので、水族館でウミガメを見かけたら前額板の枚数から種類を当ててみるのも楽しいですね(写真はアカウミガメ)。
Q.産卵する時に流れる涙の正体ってなに?
A.産卵が痛かったり、辛かったりして涙を流しているわけではありません。実は目から流れているものは、塩分を含んだ粘液。ウミガメは海中で大量の海水を体内に取り込むため、余分な塩分を目の横にある塩涙腺という器官から常に排出しています。つまり、陸に上がり産卵している時にも絶えず流れ出る粘液が涙に見えていたのです。
Q.ウミガメの性別は卵をあたためる温度で決まる?
A.はい、卵が産み落とされた砂の温度によって決まると言われています。性別が分かれる境界線は29℃!28℃以下だとオス、30℃を上回るとメス、29℃の場合にはほぼ同じ割合でオスとメスが生まれてくる可能性が高くなるなんて不思議な生き物ですね。
Q.おとぎ話「浦島太郎」に出てくるウミガメの性別がわかるってホント?
A.はい、わかります!ずばりメスです。なぜなら、ウミガメのオスは生まれてから海に入った後、陸に上がることはありません。オスは食事、繁殖行為などあらゆる生命活動を海中で行い一生を過ごします。また、浦島太郎の舞台が日本だとすれば、助けたカメはアカウミガメのメスかもしれませんね。
色んな発見があった、ウミガメに関するトリビア。人々の心を癒す優しげな姿には、様々な生命の神秘が宿っていました。愛知県碧南市にある碧南海浜水族館では、ニホンイシガメの赤ちゃんを展示中。足を運んだ際には、家族や友人にウミガメのひみつをぜひ教えてあげてください!(取材:西村友行/2017年2月取材・2023年5月更新)
碧南海浜水族館
場所:愛知県碧南市浜町2-3
電話:0566-48-3761
休館日:毎週月曜(月曜が祝日の場合は、その翌平日)、12月29日~1月1日
営業時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)
入館料:大人(高校生以上)500円、小人(年中以上~中学生以下)200円、年少以下無料
駐車場:あり
碧南海浜水族館 公式HP
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