愛知県安城市の名産品・イチジク。プチプチとした食感と優しい甘さが特徴で、栄養や美容成分がたっぷり入った女性に人気のフルーツです。安城市民にとっては産直で買ったり、おすそわけしてもらったりと身近なフルーツですが、イチジクスイーツを食べる機会は意外に少ないのでは。
イチジクを食べ慣れた人にこそおすすめしたいお店が、安城市にあるイチジクスイーツ専門店「oyatsu」。これまでとは違ったイチジクの味に出会えること間違いなしの、一風変わったスイーツの数々。中には「そんな食べ方アリ！？」とびっくりするメニューも。さっそく取材に行ってみました！
※2022年7月取材・撮影、2023年8月商品情報を更新
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建築事務所内にあるイチジクスイーツ専門店
やってきたのは安城市の「TEA HOUSE laCASA（ティーハウス ラカーサ）」内にお店を構える、新たに立ち上がったインショップ「oyatsu」。自家栽培するほどイチジクが好きなオーナーの加藤雅子さんが、安城のイチジクをもっと広めたいとの思いから、イチジクスイーツ専門店をオープン。
フードコーディネーターの蓮沼あいさんの協力を得て作られるイチジクスイーツは、ケーキやプリン、焼き菓子や、中には「イチジクソース」という珍しいものもあります。
一番人気！「イチジクのタルト」
イチジクのタルト（660円・税込）
安城産のイチジクをたっぷり使った「イチジクのタルト（660円・税込）」は、お店の一番人気。全粒粉とバターで作られるブリゼ生地を土台に、カシスソースやカスタードクリームなどを何層も重ねて作られたケーキです。ブリゼのサクッとした食感が柔らかな果肉とソースと交わり、優しい甘みをもたらす贅沢な味わいが楽しめます。
ネットショップには並ばない店舗販売限定メニューで、予約すればホールでの購入も可能。見た目も可愛いケーキで特別な日をもっと素敵にお祝いしてみてはいかがでしょうか。
イチジク好きにおすすめ！期間限定プレート
イチジクプリンプレート（ドリンクセット1,980円・税込）
フレッシュなイチジクが手に入る期間限定の「イチジクプリンプレート（ドリンクセット1,980円・税込）」。パティシエの藤原瞳さんいわく、イチジクが本当に好きな人におすすめしたいメニューなのだとか。
バニラアイスを乗せたイチジクプリン、パッションフルーツのソースとマスカルポーネチーズを合わせたイチジク、キャラメリゼしたイチジクとゴルゴンゾーラチーズ、生ハムをトッピングしたイチジクと一風変わった組み合わせばかり。合わせる食材によってイチジクの印象が変わるので、イチジクの奥深さにびっくりするはず。
かき氷の中にうれしいサプライズ！
イチジクかき氷（1,400円・税込）
こちらは夏季限定の「イチジクかき氷（1,400円・税込）」。イチジクソースと甘さ控えめのクリーム、さらに生イチジクをのせた、まさにイチジク尽くしのかき氷。
ふわふわの氷を食べ進めていくと、中にはなんとイチジクプリンが！甘酸っぱいソースのかかった氷がプリンの濃厚な甘さとマッチし、あっという間に食べちゃいます。年齢を問わず、幅広い年代の方に愛されています。
「イチジクソース」はスイーツや料理にも
イチジクソース（2,160円・税込／300ml）
かき氷で使用されている「イチジクソース（2,160円・税込／300ml）」は購入もOK。イチジク、砂糖、レモンというシンプルな材料で作られているため、イチジク本来の味を堪能できます。ヨーグルトなどにかけたり、ドレッシングとして料理に使ってもおいしくいただけます。
藤原さんのおすすめは「パンにクリームチーズをのせ、ソースをかける」という食べ方。イチジクの甘味がチーズのまろやかさを支え、濃厚ながらさっぱりとした後味がたまらないとのこと。ぜひ一度試してみて。
これまでに食べたことないイチジクの焼き菓子
「oyatsu」には他のスイーツ店では味わえないイチジクを使った焼き菓子が並びます。
例えば赤ワインで煮込んだドライイチジクやコンフィチュール、ヘーゼルナッツ等を混ぜ込んだ「シナモン風味のイチジクビスコッティ（275円・税込）」や、甘じょっぱさがクセになる「イチジク＆ゲランドの塩ガレット（220円・税込）」、ミルクティーの濃厚な味わいが楽しめる「イチジクとロイヤルミルクティーのフィナンシェ（200円・税込）」もおすすめです。
好きなものを選んでつくるギフトセット
「oyatsu」では、2,000円からギフトセットを用意していますが、自分で好きな焼菓子を選んで詰め合わせることもできます。フィナンシェやイチジクロシアンクッキーが人気なのだそう。
オーナーのオススメはビスコッティ。イチジクを使用したものは他店になく珍しいため、ぜひ購入してほしい商品なのだとか。ネットショップでも様々な組み合わせのギフトセットを販売しているため、そちらもぜひチェック！
安城の方に買ってもらえるイチジク商品を
「イチジクはそのまま食べることが多い安城市の方たちに、新たなイチジクの食べ方を提案したい」と藤原さん。わざわざ食べに行きたくなるようなスイーツを目指し、メニューを考案しています。「安城の手土産といえばoyatsuのイチジクスイーツ」と思ってもらえるよう試行錯誤を重ねているそうです。
ぜひ新たなイチジクを味わいに「oyatsu」を訪れてみて。（取材：柳瀬菜月／2022年7月取材・撮影、2023年8月商品情報を更新）
oyatsu（TEA HOUSE laCASA）
