今回、紹介するのは数年前に突如、販売中止となり、全国のファンから復活を願われていた愛知県西三河地域を代表する伝説のお菓子。
それがっ!!復活していたんです!!!
子どもに大人気の駄菓子が復活!
サクサクでソフトな食感とやみつきになる味で多くの人に愛されてきた「ポテトスナック」。子どもの頃、一度は食べたことがありますよね??
安城市内の企業が製造していましたが、2013年6月に突如販売終了...。販売終了が決まった時は、ネットで話題となったり、買い占める人が出るなど大きな反響を呼んだこと覚えてますよね??
そんな「ポテトスナック」ですが、最近、偶然コンビニで発見したんです!なんと、去年、西尾市のある企業が復活させていたんです!
待ち望んでいるお客さんのために
「ポテトスナック」を復活させたのは、愛知県西尾市にある「かとう製菓」。えびせんべいを中心に、600種類以上もの商品を手がけています。
社長である加藤貴広さんが、元々製造していた会社からポテトスナックを作る機械を引き継ぎ、復活を待ち望む声に応えるべく開発をスタートさせたのが2014年。しかし、そこで待っていたのは苦労の連続だったのだとか...。
毎日試作を繰り返すこと2年
レシピも何もない状態から始まった「ポテトスナック」の開発。長年、せんべいを作ってきたノウハウはあったものの、順調にはいきませんでした。
「『ポテトスナック』は生地と衣の2種類を作らなければいけないんです。あのサクッとした軽い食感を生み出すために、生地を焼いては食べ、衣をつけて揚げては食べるというのを毎日続け、完成にたどり着くまでに2年かかりました」。
味は3種類。人気のステーキ味も!
現在、味のバリエーションはコンソメ、コーンポタージュ、ステーキの3種類。
「ダントツで人気だったステーキ味は外せませんよね。以前とほぼ同じ味に仕上げています」。味つけはすべて手作業。まんべんなく粉がかかるよう、丁寧にまぶしていきます。価格は1袋3枚入りで30円。昔と変わっていないのは嬉しいですよね!大人は箱買いする人も多いのだとか。
1ヶ月で60万袋を生産しても、品薄状態に。
「現在1ヶ月で60万袋を生産していますが、それでも常に品薄状態。より多くの方に届けられるよう、来年に生産ラインを1つ増やす予定です」。
日本各地のスーパーやコンビニなどで購入することができる「ポテトスナック」ですが、今後はさらに販売箇所を増やすだけでなく、海外にも拡大していきたいのだそう。
世代を越えて愛される駄菓子になってほしい
加藤社長は、「『ポテトスナック』は僕自身も小さい頃から食べてきた思い出の味。同じくらいの年代の人たちが『懐かしい』と感じるように、今の子どもたちにもそう感じてほしいし、日本だけでなく海外の子どもたちにもこの味を伝えていきたい」。と考えています。
また、かとう製菓の元には子どもたちからの手紙も届いているのだそう。「復活を喜んでくれて、とっても嬉しいです。これからも世代を越えて多くの人から愛される駄菓子であってほしいです!」(取材:松本翔子・2017年10月取材)
ちなみに!ポテトスナックと同じく販売中止となり大きな話題となった「ムギムギ」も復活していたんです!しかも、まさかの場所での復活でした。ムギムギのコラムは、前後編で紹介していますのでこちらも是非ご覧ください!
近所の伝説的駄菓子「ムギムギ」が高知県で復活していた!前編
近所の伝説的駄菓子「ムギムギ」が高知県で復活していた!後編
インフォメーション
かとう製菓
場所:愛知県西尾市港町6-7
電話:0563-55-9511
ポテトスナック 購入方法
店頭での販売は行っていません。
※スーパー・コンビニ・お土産売り場などで販売。インターネット通販でも購入可能。
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