「熟成醤油ラーメン 肉そば」で有名な「丸源ラーメン」。愛知県内に多くの店舗を構えており、行ったことのない人はいないのでは。実は、丸源ラーメンの1号店が三河安城店だということ、皆さん知っていましたか？ 今回は、丸源ラーメンでしか食べられない「熟成醤油ラーメン 肉そば」に迫ります。
※2024年11月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください。
※価格は全て税込です。
愛知のみならず全国に名を馳せる「丸源ラーメン」
JR三河安城駅から徒歩8分の距離にある「丸源ラーメン 三河安城店」。ラーメン業界では珍しく全国に219店舗展開するチェーン店（2024年11月26日時点）ですが、実はここ三河安城店が1号店なんです。
2001年のオープン時には、「熟成醤油ラーメン 肉そば」はメニューに入っていませんでしたが、今となっては丸源ラーメンの大人気メニューですよね。今回は、ここでしか食べられない「熟成醤油ラーメン 肉そば（792円）」のおいしさの秘密に迫ります。
家族連れにうれしいおもてなし
丸源ラーメンは、広々とした駐車場とファミレスのようにくつろげる店内が特長。座席はテーブル席や小上がり、カウンター席があり、家族連れもお一人様も心地よく過ごせます。
子ども連れの方には、バンボやカトラリーのほか、ブランケット、麺をカットするハサミの貸出も。乳幼児連れの方は、離乳食の注文や、ミルク用のお湯をいただくことも可能です。
子ども向けの料理を先に出し、食べ終わる頃に大人用の料理を提供してくれるという気配りも。そのため、子どもにごはんを食べさせている間に大人の料理が冷めてしまった…なんてこともありません。
メニュー開発のカギとなる人物は和食職人！？
2004年、低迷期を迎えていた丸源ラーメンは「世の中にないラーメンを作ろう」と、「熟成醤油ラーメン 肉そば」の初代となるラーメンを開発。運営会社の「物語コーポレーション」がしゃぶしゃぶ専門店を営んでおり、当時の和食職人が豚肉の希少部位から出る旨みを、ラーメンに活かせないかと着想し、開発しました。
また、おいしさを感じさせるため丸源ラーメンが大事にしている「食の5原色」（柚子こしょうおろしの赤、焼き海苔の黒、背脂や丼の白、麺やスープの黄、青ネギの青）も、和食の盛り付けの考え方を生かしています。2006年には看板商品となり、開発から20年経っても大人気のメニューです。
おいしさの秘密は、アツアツの温度！
丸源ラーメンでは、「一人ひとりのお客さんにアツアツの状態で食べてもらいたい！」との思いから、注文が入ってから一杯ごとに片手鍋で調理しています。スープは丸源ラーメン特製の熟成醤油がえしと背油の油分を沸騰させ、乳化させることで、マイルドで旨みが強くなるのだそう。
ちなみにスープは85度以上で提供。アツアツで楽しめるよう、丼ぶりを事前に温めるというこだわりもあります。
旨みがたっぷりの豚肉ともちもちの麺が魅力
「熟成醤油ラーメン 肉そば」には、赤身と脂身のバランスが良く旨味の多い豚肉を使用。一頭から数kgしか取れない希少部位を使っており、この部位の旨みがラーメンに生かせると気づいたのは、しゃぶしゃぶなどの和食も展開するチェーン店ならでは。
麺は、特製の多加水麺でコシが強く、もちもちとした食感。細打ち麺のため、程よくスープをすくいます。麺は茹で時間が厳格に決まっており、オートリフトで上げられ、すぐに自動脱水機で湯切りされるため、いつ訪れても変わらない食感を楽しむことができます。
4回の味変で自分好みの味を追求！
丸源ラーメンでは、食べ方の極意として“味変”もおすすめしています。卓上には、「ラーメンコショー」「どろだれラー油」「揚げにんにく」「酢」がスタンバイ。
「どろだれラー油」は、具材と旨味がたっぷりの特製ラー油。辛み、香り、旨みのバランスがよく、ラーメンだけでなく、チャーハン、餃子などに合わせるのもおすすめ。4種の調味料で自分好みの味にカスタマイズできるよう心配りもうれしいですね。
自分で混ぜるのも楽しい！「鉄板玉子チャーハン」
ラーメンとセットで頼む人が多い「鉄板玉子チャーハン（中・495円）」。熱々の鉄板にごはんだけがのった状態でテーブルに届き、卵をその場でかけてもらうスタイルです。半熟、火が通った状態など自分好みの卵の固さで混ぜて仕上げます。
小サイズ（385円）も販売しており、食べきれるか心配な人も安心です。 「野沢菜醤（55円）」をトッピングするのもおすすめ。ちょっとピリ辛な味わいに変化します。
デザートもファミリーにうれしい価格帯
丸源ラーメンは、デザートも充実しています。「カップソフト（107円）」は「バニラ」「いちご」「チョコ」の3種類。バニラのみコーンに変更も可能です。
安い理由は、「家族で楽しんでほしいから」という思いから。サイズは大きすぎず、食後にはちょうどいい具合。子どもも大人もつい頼みたくなりますね。
他の店舗にはない器に出会えるかも
ちなみに三河安城店は、他の店舗とラーメンの器が違うことをご存知ですか？左側が全店舗共通で、右側が三河安城店限定。こちらの店舗で提供しているどんぶりは、ファッションブランド・BEAMS JAPANが開催するプロジェクト「大名古屋展2023」でのコラボにより生まれたものなのだそう。
「熟成醤油ラーメン 肉そば」に使われている熟成醤油の原材料である「豆」がどんぶりの外側にデザインされています。三河安城店に行った際には、オリジナルの器に出会えるかも。ぜひチェックしてみてください！
丸源ラーメンに根付く「おせっかい」精神
子どもも大人も食事を楽しめるよう、料理やお店づくりに心配りが見える丸源ラーメン。その根底には、創業から受け継がれている「おせっかい」精神があるようです。来店した人に「また来たいね」と思わせる秘密はここにあるのかもしれません。
取材日は、平日でありながらも10:30のオープンと同時に来店するお客さんの姿が。お昼時のように混んでいるタイミングでもないため、広々とした店内で家族でゆっくり朝ラーメンもいいかもしれませんね。ぜひ楽しんでみてください。（取材：武富由夏／2024年11月取材・撮影）
丸源ラーメン 三河安城店
場所：愛知県安城市篠目町童子201-1
休み：なし
営業時間：10:30～25:00（L.O 24:30）
電話： 0566-71-1199
駐車場：86台
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