愛知県安城市に、2024年8月にオープンしたトルコ料理店「マルトゥ」。西三河地区では初となるトルコ料理店のこちらでは、トルコ人シェフが腕を振るう本格的なトルコ料理がいただけるとあり、連日多くのお客さんで賑わっています。
今回は、世界三大料理の一つでもあるトルコ料理を味わうとともに、お店を営むご夫婦の人柄や今後についても取材しました。
※2024年9月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください
※価格は全て税込です。
通りからも目立つ看板が目印!
2024年8月にオープンしたばかりのトルコ料理店「マルトゥ」は、三河安城駅から車で約10分、安城駅からは車で約5分のところにあります。青い看板とトルコの国旗が目印です。駐車場は、店舗前に最大で8台あり、そこがいっぱいの場合はお店から徒歩3分ほどの新幹線の高架下にある駐車場が利用できます。
看板には、「世界で最も美しいモスク」とも称されるイスラム教のモスク「ブルーモスク」が描かれています。
異国情緒あふれる店内にワクワク!
店内は、トルコランプのカラフルな照明に、ペルシャ絨毯やトルコ布が敷かれていて、まるでトルコ旅行に来た気分!異国情緒たっぷりで、ここにいるだけでテンションがあがります。
1階にはテーブルが8席、カウンターが8席、奥には個室も。さらに2階にもテーブル席があるので、家族での食事やおひとりさまの気軽な食事など、さまざまなシーンで利用できそうです。
本格的なハラルフードを味わえる
トルコは国民の98%がイスラム教徒と言われる国。彼らは豚とアルコール類を使用しない「ハラルフード」と言われる食事で生活しています。また、安城市内にインドやネパールなどの方が多く、ヒンドゥー教の方も食べられるようにという思いから「マルトゥ」では牛肉も不使用です。
こちらの肉料理は、マトン(羊の肉)を使い、トマトスープで2時間ほど煮込んだ「ムサッカ(ランチで1300円※バターライス、サラダ、日替わりスープ付き)」。
味付けは塩コショウとクミンで素朴な味わいに仕上がっています。トルコの人は旬の野菜を味わうことを大切にしているそうで、こうした味付けもそのための工夫なのだそうです。
お肉は柔らかく、噛むたびにジューシーな肉汁が溢れてきます。バターライスと合わせて食べると、また格別!
屋台でおなじみ、ケバブも!
ピタケバブ(800円)※マルトゥオリジナルソース
トルコといえばこのケバブが私たちにとっては馴染み深いですね。こちらでは、全粒粉を用いたピタパンに挟んだ「ピタケバブ(800円)」と、薄いトルティーヤ生地で巻いた「ロールケバブ(レギュラーサイズ800円)」、バターライスと一緒に味わう「ケバブプレート(ランチ1200円※バターライス、サラダ、日替わりスープ付き)」で楽しむことができます。
「ピタケバブ」と「ロールケバブ」は、上にかけるソースを「マルトゥオリジナルソース、ガーリックソース、ハニーマスタードソース」の3種類から選ぶことができ、好みの味わいでいただけます。
特製タレに漬け込んでじっくり焼き上げる!」
ケバブを味わうなら、ソースをかけずに食べるのもおすすめ。自家製のソースに一晩漬け込んでじっくり焼いているため、お肉にしっかりと味がしみているのです。
鶏肉の脂とタレの香りが混ざり合った香ばしい香りが、店内に漂っています。目の前で焼き上げるライブ感も相まって、食欲をそそりますね!
食後に珍しいスイーツはいかが?
食後にはトルコで人気のスイーツ「バクラバ(400円)」をぜひ。薄いパイ生地にナッツやピスタチオを挟んで焼き上げたもので、シロップをかけていただきます。
トルコでは、お友達の家に行くときに手土産として持って行くようなものだそうです。ナッツの香ばしさとしっとりした食感がとってもおいしい一品です。
2階にはトルコの雑貨を販売しているスペースも
店内奥の階段を上がった先には、トルコ布で作った雑貨やトルコランプ、ペルシャ絨毯、アクセサリーなどを販売しているスペースが。どれも美しく精巧な作りで、思わず見入ってしまいます。自宅のインテリアにはもちろん、お友達へのプレゼントにもよさそう!
さらに、海外で電化製品を購入するとき「日本で使える電圧なのかな?」と心配になることがありますが、ここならちゃんと日本で使えるものを仕入れているので安心。心ゆくまでじっくりと選ぶことができますね。
夫婦の念願だったトルコ料理店
お店は、トルコ人のギョルル ファティヒさんと、奥さんの友唯さんご夫婦で営まれています。「日本に来て10年が経ち、念願だったお店をオープンすることになりました」と友唯さん。また、友唯さんが安城の市民団体で国際交流をしている際に、課題を感じたこともきっかけになったといいます。
「旦那さんが日本に働きに来るため、一緒に移住したイスラム圏の奥様たちがいるのですが、彼女たちは日本で居場所がなく、交流の場を求めていたんです。そのこともあり、お店をオープンすることで彼女たちにとっての憩いの場にもなればと思いました」。
実際に、イスラムのお客様も多く訪れるそうで、「安心して食べられるお店があってうれしい」という声があがっているそうです。
国際交流の場としても使える店に
いずれはこの場所で、異文化交流もしてみたいと話す友唯さん。2階のスペースを活用して日本語の勉強会や、トルコランプの体験ワークショップなどを計画しているそうです。
「トルコ料理は世界三大料理の一つでありながら、このあたりでは食べられるお店がなかなかありません。トルコ料理に親しみがない方にも、トルコに行ったことがある方も、現地の味が恋しいトルコの方も、皆さんに来ていただけたらうれしいです。マルトゥをきっかけに国のことや文化のこと、宗教のことなどを学べるような、日本とトルコの架け橋になれたらいいですね」。
ベジタリアン・ビーガンも歓迎!
「マルトゥ」では、肉や魚など、動物由来の食材を使わないビーガン料理や、ベジタリアン向けの料理なども対応可能(2日前までに要予約)。さらに、料理のほとんどはテイクアウトもできるので、自宅でも気軽にトルコ料理を楽しむことができます。
西三河地区初となるトルコ料理店で、気軽に旅行気分を味わってみては?(取材:光田さやか/2024年9月取材・撮影)
店舗情報
住所:愛知県安城市城南町2-13-14
電話番号:0566-50-2223
営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜21:00(L.O.20:00)
※金土日は11:00〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜21:30(L.O.21:00)
定休日:月曜(祝日を除く)、火曜
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