2023年4月に新しくオープンしたブックカフェ「テューア」。
5~16世紀の中世ルネサンス時代をテーマにした、1,000冊以上の本を読めるカフェだそう。
なんでも当時のレシピをもとにした、オリジナルのケーキも楽しめるんだとか?
早速おじゃまし、お店の様子をご紹介します!
古民家をリノベーションした店舗
お店は名鉄三河線高浜港駅から徒歩8分、明治時代には土管工場が立ち並んだ「土管坂」に面しています。
古民家を1年かけて「中世ヨーロッパをモチーフにしたカフェ」へとリノベーション。
店内では蔵書を読むのはもちろん、持ち込んだ本を読んだり、勉強や創作活動の場として活用したりもOK。
今後は吟遊詩人の弾き語りなど、珍しいイベントも開催予定!
イベントの内容や開催日は公式サイトをチェックしてください。
蔵書は小説からコミックまで1,000冊以上
お店の奥にドンと構えるのは、テューアの主役とも言える1,000冊以上の「本」。
ぎっしり並んだ本は、主にヨーロッパの「中世」と「ルネサンス」時代に関するものを置いているそう。シェイクスピアやアーサー王、キリストなどについて書かれた本もたくさん置かれていました!
「初めてのお客さんにも楽しんでもらいたい」と、旅行本やレシピ本、コミック等も取り揃えています。
チーズケーキの原型「サンボケード」
「サンボケード(500円・税込)」は1390年ごろのイギリスのレシピ本にも掲載されているという伝統的なケーキ。現代のチーズケーキのもとになったとも言われています。
当時使われていたエルダーフラワーというハーブを使用することで、一般的なチーズケーキよりも爽やかな味わいに仕上がっています。
サンボケードのタルト生地をフォークで割るときに、お皿とフォークがぶつかる「カチッ」という音がならないよう、絶妙な硬さにするのが大変だったそう。
ヘルメット型のアイスケーキ「ズコット」
取材におじゃました6月からは、暑い季節限定の「ズコット(500円・税込)」というアイスケーキが販売開始!
変わった名前のこちらのケーキは、カットする前の形が金属製の兜(ズッコット)や聖職者の頭巾(ズッケット)に似ていることが名前の由来と言われています。
ドーム状のスポンジケーキの中に凍らせた生クリームとチーズ、6種類のドライフルーツやナッツがたっぷり入っています。
こだわりはメニューのネーミングにも
お店で提供されるドリンクもテューアのこだわりのひとつ。当時のレシピを参考にしたものや、ストーリーをドリンクの名前に盛り込むことで、中世ルネサンスの世界観をより身近に感じることができます。
ドリンクメニューの中で、特に気になったのが「教皇が祝福せし悪魔のコーヒー(450円・税込)」。飲んでみると、名前から受ける印象とは真逆のスッキリした飲みやすい味わいでした。
ケーキとドリンクを同時に注文すると、900円(税込)とお得に!
きっかけは1枚の絵画
オーナーの鈴木望美さんは幼少期から美術に興味があり、大学では美術を専攻。その際に知ったヒエロニムス・ボス作の「快楽の園」という1枚の絵画に感銘を受け、中世ルネサンスの世界にはまっていったそう。
そんな鈴木さんのおすすめの本は「世界で最も美しい装飾写本」という美術本。 この本には中世の魅力的な作品が数多く収録されているので、興味がある方は本を開いてみて。(取材:水尾友哉/2023年6月取材)
中世ルネサンスブックカフェ テューア
場所:愛知県高浜市青木町7丁目8-2
定休日:火曜日、水曜日、木曜日
営業時間:10:00~18:00(ラストオーダー17:00)
駐車場:店舗前3台(軽自動車専用)、貸し駐車場5台(徒歩1分)
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