養豚農家、お肉屋、割烹屋の三代目によるコラボから始まったスリーピッグ(3 PIG)。名古屋市金山で店舗をオープンさせ、大迫力のローストポーク丼や角煮丼がSNSで話題となっていましたが、2023年1月17日に刈谷駅前へと移転し、ますます注目が集まっています。
「これは食べてみないと!」ということで、さっそく直撃取材!移転先はどこ?どんな丼ぶり?味の秘密は?おトク情報ある?などなど、気になることはもちろんですが、スリーピッグが始まった裏話や丼ぶりで使用されている西尾産豚肉「スケル豚(スケルトン)」のこと、根掘り葉掘りお聞きしてきました。
※2023年3月取材・撮影、2024年2月価格・店舗情報を確認。お出かけの際は最新の情報をご確認ください。(肩書きは取材時点のものです)
居酒屋・牛清正の店舗を利用してランチ営業
移転先の住所を聞いてやってきたのがこちら。刈谷駅北口の2番出口から徒歩3分ほどの場所にあるビルの2階にあります。「え?どこに?牛清正しかないよ?」と思った皆さん、正解です。実はスリーピッグは、居酒屋・牛清正の店舗を間借りする形で昼だけ営業をしているお店。牛清正を目指していくと迷いません。
ランチタイムのみの営業で、ボリューミーな丼ぶりなので男性客が多いのかなと思いきや、女性客も頻繁に訪れるそう。お一人様女子も安心してくださいね。
分厚いのに柔らかい!一番人気のローストポーク丼
自家製ローストポーク丼(並盛・スープサラダセット)1500円・税込
さっそく一番人気というローストポーク丼にご登場いただきました。まず思ったのは「肉の色がきれいだなぁ」ということ。こちらは低温調理で10時間以上かけて火を入れているため、美しいピンク&柔らかさが実現するそう。
お肉の分厚さにびっくりして「サービスしすぎじゃないですか?」と聞くと、「柔らかすぎて、薄く切れないんですよ(笑)」と店長の村松恵さん。特製ダレをかけて、いただきまーす!
ボリュームたっぷりでもぺろりと食べられる味
とろーり黄身を絡めながらいただくと、とにかくお肉が甘いことにびっくり!豚肉のくさみは皆無で、豚肉の旨みだけが残っています。そして柔らかい!ローストポーク丼は豚の肩ロースを使用していることもあって、しつこさは全くなく、大迫力の丼ぶりもぺろっと食べられちゃいます。さらにニンニク、しょうゆを使った特製ダレもおいしすぎて、タレだけでご飯何杯でもいけてしまう……。タレだけでも持って帰りたいと思ったのは、私だけではないでしょう。
この記事を書いているそばからまた食べたくなってきちゃいました……。
角煮が丼ぶりからはみ出てますよ……
丸ごと1本角煮丼(並盛)1200円・税込
続いてご紹介するのが角煮丼。どーんと1本、角煮がのった丼ぶりです。こちらも箸で切れるほどの柔らかさで、豚肉がとろっとろ!3~4時間ほど煮込んで作っているそうですが「これ以上火を通すと溶けてしまう」という、ギリギリのラインを攻めているとか。
豚バラの脂の甘さがたまらん!懐かしの甘辛しょうゆ味で、のんべえならお酒と一緒に食べたくなる味です。半熟玉子もわき役としていい仕事をしています。
ジューシーなお肉が味わえる、焼きカツ丼
焼きカツ丼(上)1800円・税込
こちらは刈谷店限定メニュー・焼きカツ丼です。分厚いロースカツの下は、玉子焼き、ごはんが控えています。カツの衣は薄く、肉の味を全面に感じることができます。柔らかいのに歯応えがあるという、言葉にすると不思議な現象ですが、実際にそうなので仕方なし。
パサつきはいっさいなく、こちらも肉の旨みだけを味わうことができます。丼ぶりは全て単品でも、サラダスープセット(+300円)でも注文可能で、ごはんやお肉の量も変更OK。
スイーツ1品無料になる、オトク情報ゲット!
懐かしの抹茶わらび餅アイス 300円・税込
スリーピッグではアルコール類やデザートもメニューに並んでいます。写真は一番人気の抹茶わらび餅アイス。西尾の抹茶を使用しており、抹茶の風味がたーっぷり。他にも、杏仁豆腐や季節のシャーベットがあり、ごはんの後のスイーツタイムも楽しめちゃいます。
と、ここで耳より情報をゲット!なんと、スリーピッグのInstagramをフォローorメンションで、デザートを1品サービスしてくれるそう。しかも、登録初回だけではなく、来店するたびに利用OK。こんな太っ腹なサービス、利用しない手はありません。
ストレスフリーで育てられる「スケル豚」
お腹もふくれたところで、どうしてこの豚肉はこんなに柔らかくておいしいの?と店長の村松恵さんに聞くと……。こちらで使用している豚肉は、「スケル豚」という西尾の養豚農家「active pig」で生育されたもの。スケル豚は「どこで、誰が、どのように育てているのか」を明確にし、安心・安全であることをわかってもらおうと誕生。
豚肉の飼育過程はインスタで全て公表されており、愛情を持って育てている様子がわかります。ストレスに弱い豚ですが、広々とした豚舎で育てられているため、脂に甘みがあり、柔らかいお肉になるのだそう。
スケル豚をもっと世に広めるために
村松さん(写真左)と榊原さん(写真右)
オーナーの榊原俊作さん(写真右)は、スケル豚の育成を応援する一人。「スケル豚の農場にも見学に行き、お肉がおいしいことにも納得しました。と同時に、このお肉をもっと世の中に広めたいとも感じました。豚肉は牛肉のような個体識別番号がなく、どこの農場でどう育っているのか、消費者が知ることはなかなかできません。スリーピッグの丼ぶりが少しでも興味を持つきっかけになれば」と話してくれました。
今は刈谷駅前店と、安城市御幸本町の「カフェ ストーンフィールド」(2023年4月29日まで)での提供なので、ぜひ一度食べてみて。(取材:河合春奈/2023年3月取材・撮影、2024年2月価格・店舗情報を確認)
スリーピッグ 刈谷駅前店
場所:愛知県刈谷市桜町1-53 PRO桜WEST2F
営業時間:11:00~14:30(LO14:00)
電話:0566-91-4129
定休日:月曜
駐車場:名鉄協商パーキング刈谷駅北第3のサービスチケット進呈
公式Instagram
刈谷周辺の新オープンスポットを紹介!
2022年12月20日に韓国専門店「ソウルマート」が刈谷駅北口から徒歩5分程の場所にオープン。食品やコスメなど、ありとあらゆる商品が揃っているとか?近所のはなし取材班がさっそく取材しました!
■お肉が買える&食べられる!愛知県刈谷市にオープンした「お肉のマルシェ中王」を徹底取材
2022年5月26日にオープンした「お肉が買える&食べられる」がコンセプトの、レストランが併設された精肉直売店「お肉のマルシェ中王」。お店のこだわりやお肉のおいしい食べ方、他ではなかなか購入できない商品など、教えてもらいました。