みなさん、フルーツサンドはお好きですか?
フルーツサンドは、フルーツとホイップクリームをパンで挟んだワンハンドスイーツ。数年前のブーム以来、まだまだ大人気のスイーツです!
フルーツサンドは甘すぎて苦手という方もいるかもしれませんが、今回ご紹介するフルーツサンドは、甘いものが苦手な方でもペロリと食べられちゃうらしい…!?
今回は、そんなフルーツサンドを販売する愛知県高浜市の「八百甚(やおじん)」を突撃取材!
こだわりぬいた、極上のフルーツサンドの人気の秘密に迫ります!
明治時代から地域に愛され続けるお店
八百甚は、愛知県高浜市にある老舗の八百屋。一見すると町にある小さな商店といった印象です。
そんな八百甚の店内には野菜や果物、鮮魚やお肉だけでなく、店内で調理した出来立てのお惣菜などが所せましと並びます。
取材当日は平日の朝にもかかわらず、お客さんが途切れることはありませんでした。
お客さんとスタッフさんの距離も近く、会話を楽しむために八百甚に来店される方も多いとか。
「ちっす!」でお馴染みの名物社長
「フルーツサンド」の仕掛け人、新美毅司(にいみ たけし)社長。「ちっす」の挨拶でご存じの方も多いのではないでしょうか?
新美社長は、八百甚で10年以上フルーツ部門を担当。
フルーツの消費量が減る中で、「おいしいフルーツを知ってもらうため、八百甚にできることはないか」と、2019年にフルーツサンドの販売を開始。
フルーツサンドの写真をインスタグラムに投稿したところ、瞬く間に拡散され、「フルーツサンドといえば八百甚」といわれるほどの大人気店となりました!
八百甚名物「フルーツサンド」
フルーツサンドは、水曜日と土曜日の朝9時から限定販売。発売当初は朝5時から並ぶ方がいたり、1時間並んでも買えない方がいたりと、とても混雑したとか。
現在は、オンランショップでも購入することができるため、店頭はそこまで混雑することはないようです。
混雑しないとは言うものの、人気のフルーツサンドはお昼には売り切れてしまうことが多いそうなので、お目当ての商品がある方は午前中に行くのがおすすめです!
全国に届けられるようになったこともあり、1年間の販売数は28万個以上!
そんなに売れるのには何かヒミツが隠されているはず…!
フルーツサンドの人気のヒミツ
という事で、人気のヒミツをお聞きすると「ずばり新鮮なフルーツにあります!」と新美社長。
八百甚のフルーツサンドはフルーツが主役。社長が自ら市場で仕入れた新鮮な生のフルーツのみを使用。
そうすることで、冷凍や缶詰のフルーツでは出せない、豊かな香りや酸味を楽しむことができるのだとか。
ホイップクリームは、フルーツの香りを損なわないように甘さ控えめ。パンはサイズと風味を特注オーダーするこだわり様。
全てはフルーツの美味しさを最大限引き出すため。妥協はありません。
どこから食べても美味しいヒミツ
人気のヒミツはもう一つ。
八百甚のフルーツサンドは、断面から見えない部分にも大きなフルーツが隠れています。そのため、どこから食べても中のフルーツを楽しめちゃいます!
いちごのフルーツサンドの場合、1つのフルーツサンドに3つのいちごを使用。こんなところにもフルーツを存分に楽しむためのヒミツが隠されていました。
一番人気の「八百甚ミックス」
数あるフルーツサンドの中でも、一番の人気商品は「八百甚ミックス(699円・税込)」!
ミックスには4種類のフルーツを使用。フルーツがふわふわと浮いているように見える断面は、「萌え断」(断面が可愛く萌えること)を楽しむことができます。
断面を今の形に完成させるまでには、フルーツの種類や並べ方など、かなりの研究を重ねられたそう。
フルーツサンドは片手で持って食べられるので、ピクニックやドライブのお供にぴったり。
ボリュームがあるので、数人で分けて食べても満足感があります!
ちょっぴりリッチな「でらミックス」
2番目に人気なのが、写真映え間違いなしの「でらミックス(734円・税込)」!
自宅でゆっくり楽しみたい方には、見た目がゴージャスな「でらシリーズ」が人気だそう。
でらシリーズは、外側にクリームとフルーツでデコレーションが施されたフルーツサンド。お皿に盛ってケーキの代わりに食べる方も多いとか。
でらシリーズはミックスの他に「でらキウイ」や「でらいちご」などがラインナップ!
見栄えのインパクトが強いので、プレゼントや誕生日ケーキとしても、喜ばれること間違いなし!
フルーツサンドの上手な切り方をご紹介!
フルーツサンドを切り分けたい方のために、製造スタッフの方に上手に切るための2つのコツを教えていただきました!
1つ目は、パン切り包丁を使用すること。
普通の包丁ではパンがきれいに切れず、クリームとフルーツが押しつぶされて飛び出してしまいます。包丁を押し付けずに前後にスライドさせながら切ると更に◎
2つ目は、フルーツサンドを切る方向。
写真のように、フルーツサンドの断面を下にして切ることで、バランスよく切り分けることができるそう。横から見てフルーツの配置をイメージしやすいので、均等に切り分られそうですね!
お総菜コーナーで注文する第2の名物
実は八百甚の名物はフルーツサンドだけではありません。お総菜コーナーで注文できるソフトクリームも根強い人気があるんです!
お店の奥に足を運ぶと、揚げたてのコロッケなどと一緒に、ソフトクリームのメニューが並びます。
知らずに買い物に来ていたら、気付かずに通り過ぎてしまうかも。
タイミングよくソフトクリームを注文されていたお客さんに話を聞くと、「ミルクが濃厚で美味しい、八百甚に来ると絶対買ってしまう」と絶賛です。
冬季限定の「いもやろう」
メニューには季節ごとの限定商品も!
この日は冬限定の「いもやろう(880円・税込)」が販売されていました。
ブリュレした「べにはるか」の焼き芋に、なめらかで濃厚なソフトクリームをたっぷり乗せた一品。焼き芋をまるっと1つ使用しているので、満足感がすごい…!
焼き芋の熱でソフトクリームがすぐに溶けてきてしまうので、カメラの準備は商品を受け取る前に!
夏の限定のソフトクリームはもっと刺激的という噂も!?
刺激的なソフトクリームの情報は、八百甚の公式アカウントをチェック!
フルーツサンドだけじゃない!八百甚の魅力
フルーツサンドの名店として取材させていただいた「八百甚」ですが、お総菜や生鮮食品、ソフトクリームなどの魅力的な商品が多数あって、良い意味で期待を裏切られました。地元の方に愛され続けているというのも納得です。
2022年に開始したオンライン販売も好評とのことですが、ソフトクリームなどは店頭でしか楽しめません!
フルーツサンドもソフトクリームも同時に楽しみたいという方は、八百甚へ足を運んでみては?(取材:水尾友哉/2023年2月取材)
八百甚
場所:愛知県高浜市青木町4丁目5-21
定休日:日曜日(フルーツサンドの販売は水曜日と土曜日のみ)
営業時間:8:00~18:30(フルーツサンドの販売は9:00から)
問い合わせ先:0566-53-0740
駐車場:あり