家で気軽に本格ラザニアが食べたいなら愛知県刈谷市「ラザーニャカサネール」へ

ぐるめ
刈谷市

2022年12月21日

家で気軽に本格ラザニアが食べたいなら愛知県刈谷市「ラザーニャカサネール」へ

みなさん、ラザニアはよく食べますか？家でスパゲティを茹でて食べることはあっても、同じパスタ料理であるラザニアを作って食べる人はあまりいないのではないでしょうか？ソースを2種類も作る上に平たいパスタを茹でるなんて、面倒なことこの上なし。ごちそう感があって、おいしいんですけどね…。
なんて思っていた矢先、愛知県刈谷市にラザニア専門店「ラザーニャカサネール」がオープンしたそう。キッチンカーで販売していた知る人ぞ知る絶品ラザニアを、テイクアウトでいつでも買えちゃいます。どんなお店なのか、早速取材してきます！

キッチンカーを経て、実店舗で販売スタート

お店は国道23号の今川インターのほど近く、刈谷市総合運動公園から北上した今川刈谷停車場線沿いにあります。2022年11月22日、いい夫婦の日にテイクアウト専門店としてオープンしました。
これまでキッチンカーでの販売を行ってきたラザーニャカサネール。ラザニアの製造場所として使用していた場所で、このたび晴れて実店舗としてテイクアウト販売をスタートすることに。お店に行けば、いつでもおいしいラザニアが買えるのはうれしい！1人前980円（税込）です。

おいしいラザニアを届けるために二人で奮闘

ラザーニャカサネールのはじまりは、2019年。ご主人の石川剛大さんが突然「ラザニア屋さんをやる」といい始めたことをきっかけに、奥さまの香菜恵さんと二人三脚で歩んできました。そこからは「究極のラザニア」を目指してわき目も振らず突き進んできたそうです。
ラザニアづくりはご主人の担当、SNSなどの広報は奥さまの担当と役割分担していますが「しょっちゅう意見がぶつかる」とのこと。それでも「おいしいラザニアをお客様に提供したい」という共通の目標を掲げ、二人で奮闘してきました。

おいしさの秘密１：生パスタ

ラザニアのおいしさの秘密はそこかしこにありますが、まずは生パスタ。もちもち食感のパスタに、ソースが絡まって絶品です。粗びきのセモリナと細びきのフラワーの2種類のデュラム小麦を独自配合でブレンドし、日本人の味覚に合うパスタに。
さらに石川さん考案の「ラザニア茹で器」でパスタ同士がくっつくことなく茹で上がります。茹で時間は40秒。この後の焼き工程やレンジ加熱を考慮した茹で時間です。

おいしさの秘密2：2種類のソースと隠しソース

続いてはソース。肉感たっぷりのボロネーゼは、玉ねぎとニンジン、セロリなどの野菜をあえて焦がしながら1時間炒めます。その理由はオーブン料理特有の香ばしさを出すため。隠し味には赤みそが入っているそう。ベシャメルソースは玉ねぎの甘みがじんわり。どちらもソースが合わさった時に一番おいしく感じるよう調味されています。
このバランスを探るために、試行錯誤を重ねたそう。さらに酸味のあるトマトソースをラザニアの中心部分に入れ、飽きることなく食べ進めることができるのです。

おいしさの秘密３：種類豊富なトッピング

ラザニアメニューは1種類のみという潔さですが、実はラザニアの味変ができるトッピングが種類豊富に販売されています。ハバネロソース、ゴルゴンゾーラ、パウダーチーズ、ジェノベーゼソース、バルサミコソース、ホットソースの5種類に加え、いろいろきのことローズマリー、ポーチドエッグの2種類が12月から追加されました。どれも「ラザニアをおいしく食べてもらうために選び抜いたチョイス」だそう。
各120円（税込）とお手頃なので、いろいろ試したり、組み合わせたりしてもおいしそう！

おいしいラザニアを目指し試食と試作の繰り返し

「最初はラザニアがおいしくできなくて」と、何百回と試食を繰り返したそう。キッチンカー販売がスタートしてからも、お客さんの声に真摯に耳を傾け、ラザニアづくりに反映。一歩ずつ、けれど歩みを止めることなく「世界一おいしいラザニア」を目指す石川さん。
なぜそこまで頑張れるんですか？という問いには「意地です」とのお答えが。そこには職人魂とも呼べるような、プライドが感じられます。

ビビットな黄色がおしゃれなインテリア

ラザーニャカサネールのテーマカラーである黄色をベースとした実店舗。カウンターには100年もののアンティークタイヤがあしらわれており、ショーケースと合わせてみるとまるでキッチンカー！「キッチンカーからのスタートなので、それをモチーフにして作りました」と遊び心たっぷり。飾り棚は石川さんご夫婦のＤＩＹ。
店内ではラザニアをよりおいしく食べるために作ったオリジナルドリップコーヒーや、イタリアのスティックパン「グリッシーニ」なども販売しています。

日本中へ自慢のラザニアを届けたい

キッチンカーでお客さんの反応に向き合いながら、おいしいラザニアづくりを実直に取り組んできた石川さん。ラザーニャカサネールの看板を掲げて実店舗をオープンさせた裏側には、「ようやく自分が納得できるくらいおいしいラザニアができた」という自信が感じられます。
今後はインターネットでの販売を通じて、日本全国に「おいしいラザニア」を届けたいとの夢も教えてくれました。おいしいラザニアを気軽に食べたいなら、ラザーニャカサネールへ！（取材：河合春奈／2022年12月取材）