はじめて、そして、ひとりでは少し入りづらいお店を紹介する「はじめシュラン」。約15人前の巨大太巻きや、約1kgもある穴子寿司、約16人分もある超特大茶碗蒸しが食べられる、愛知県安城市「梅若寿し」を紹介します!
※2018年1月取材・撮影、2023年4月価格情報更新
節分に合わせてお寿司屋さんにお願いしたら...
2月3日は節分、恵方巻きの丸かじり!ということで、今回は、近所のはなし編集担当の加藤が「愛知県西三河地域のお寿司屋さんで食べることができる美味しい恵方巻き」を調査!その結果、とんでもないお店を発見。回らないお寿司屋さんなので、はじめてだと少し入りにくいですが、そんな心配もメニューを見ると吹き飛びます!恵方巻きはなかったのですが、通常メニューとなっている「太っ腹巻き(17,600円)」!
お米を一升使った、巨大すぎる太巻き
出てきたのは直径20cm、高さ20cm、重さ5kgもある、約15人前の巨大な太巻き!自分の顔より大きい予想以上のサイズに、もう笑うしかありません。持っている手がプルプル震えてくるほど、ずっしりとしています。
この「太っ腹巻き」に使われているお米の量は、なんと一升。あまりの大きさに地元の人はもちろん、海外メディアが取材に来たこともあるのだそう。
三河湾で獲れた新鮮なネタがたっぷりな太巻き
「太っ腹巻き」をつくっているところを撮影させてもらったのですが、その光景に驚き!海苔は15~16枚使い、まぐろやサーモン、貝類、甘エビなど20種類以上の具材が入っています。
ネタは、地元の三河湾で獲れた魚介を中心に、厳選した新鮮なものだけを使用。大きすぎて2人がかりでつくるという「太っ腹巻き」は、未だ、1人で完食した人はいないのだそう。とはいっても1人では到底無理そうなので、取材陣の女性3人でチャレンジしてみました!
結婚式のケーキカットや誕生日などにも!?
切り分けて早速いただくと、「ネタがとっても新鮮でおいしいし、食べ進めるたびにいろんな味や食感が楽しめるのも面白い」と初めて食べる「太っ腹巻き」に全員が感動。
見た目のインパクトから結婚式のケーキカットの代わりやお誕生日などのパーティにもぴったり。SNS映えはもちろん、みんなの記憶に残ること間違いなしですね。
開店当初から遊び心を大切にしたメニューを提案
「『太っ腹巻き』は昭和50年の開店当初からあるメニュー。当時たまたまお米が2升あったから、ケースにあるネタを全部使って大きな太巻きをつくってみたのがきっかけで始めました。」と笑顔で語る大将の稲垣弘さん。
2升だとお土産にするにも重いという意見があり、"1升=一生幸せになる"という意味を込めて、1升にしたのだそう。遊び心を大切にしているという大将が「ほかにもあるよ!」と次に出してくれたのが...。
「びっくり穴子」など他にも驚きが!
こちらは通常のお寿司の30貫分、重量は約1kgもある「びっくり穴子(3,520円)」。地元、三河産の穴子にこだわり、3~5匹ほどを丸々使用した贅沢な一品です。「柔らかく煮た穴子と自家製の甘いタレがよく合って、美味しい~!」。
そのほか、約16人分もある「茶碗蒸し 超特大(2,640円)」や、お寿司をだんだん大きくなるようにいくつか並べた「出世寿司」、マッチ箱の中に超小型のお寿司を並べた「マッチ寿司」など、お客さんがあっと驚くようなアイディアメニューをいくつも生み出しています。
海外も注目!近所のお寿司屋さん
特大メニューだけでなく、通常のランチやディナーも美味しいと評判の「梅若寿し」。
アットホームな雰囲気の店内は、普段から地元の人を中心に幅広い世代のお客さんで賑わっています。「いろいろなメニューを考えてきましたが、常に大切にしているのは、旬の美味しさを届けるということ。このポリシーだけは変わりません。」と大将は話します。
家族や友人と「太っ腹巻き」を味わってみて!
大将に話を伺いながら「太っ腹巻き」にチャレンジしていた取材陣女性3人ですが、結局全部は食べきれませんでした...(持ち帰って、スタッフ全員でいただきました)。
食べきれなかった分は持ち帰りも可能。「太っ腹巻き」をはじめとする特大メニューの注文は、前々日までに予約が必要です。昭和50年から続く確かな腕と遊び心あふれるメニューが人気の「梅若寿し」。皆さんも家族や友人と一緒に「太っ腹巻き」を味わってみてはいかがですか?(取材:齊藤美幸/2018年1月取材・撮影、2023年4月価格情報更新)
梅若寿し
場所:愛知県安城市堀内町形谷34
電話:0566-99-2525
営業時間:11:00~14:00(LO 13:30)、17:00~22:00(食事LO 21:00、ドリンクLO 21:30)
定休日:第3水曜・木曜
駐車場:あり