紹介するのは、数年前に突如、販売中止となり、全国のファンから復活を願われていた愛知県西三河地域を代表する伝説のお菓子。
それがっ!!!復活していたんです!コーヒーの香りと、なんともいえない食感で、多くのファンを虜にした、あのお菓子。
ムギムギを訪ねて、500km
こんにちは。近所のはなし編集担当の角谷です。自撮りですみません...。
生まれも育ちも愛知県碧南市で、現在33歳。ムギムギ、子どものころ食べました。いや、食べまくっていました。ときには、牛乳と混ぜたりして。あー懐かしい。
安城市の企業が製造していましたが、数年前に突如、販売中止。あのときは本当に悲しかったんですが、まさかの復活!!自分の目で確かめるしかない!ということで行ってきました。電車で約5時間...。高知駅です。
あの四万十川の近くに製造現場があった
高知駅から特急電車でさらに約1時間。愛知県からは約6時間。想像以上に遠かった...。名古屋駅から岡山駅まで新幹線。そのあと、岡山駅から高知駅に特急電車で向かい、さらに別の特急電車に乗り換えて、窪川駅まで行き、そこから歩いて約10分。
着きました!こちら写真の四万十川が流れる自然豊かな場所。総移動距離は、なんとなんと、500キロ以上。高知県の南西部にある「南国製菓」です。
高知県で人気のお土産をつくる有名企業
南国製菓は高知県ではかなり有名な会社で、人気商品の「塩けんぴ」は高知県のお土産ランキングで常に上位。昭和41年に創業し、とうもろこしを原料にポップコーンをつくり販売していたそうです。
1番人気の「塩けんぴ」。食べさせてもらったんですが、本当においしいです。やめられない止まらない状態に入ります。こんな美味しいお菓子をつくる会社なら、あのムギムギの味も間違いないはず!
出迎えてくれたのは笑顔が素敵な社長
南国製菓の3代目でムギムギ復活の立役者。中城洋仁社長。このあと、ムギムギがつくられている工場を案内してくれます。
なんか、感無量ですよね。私もそうなんですが、特に、愛知県西三河地域で育った30代以上の方の中には、ムギムギを食べて大きくなったといえるほど食べた人、多いんじゃないでしょうか?そんなムギムギファンのみなさま、お待たせしました。いよいよ、ムギムギに再会できます!
初公開!ムギムギが生まれるまで
ムギムギづくりは、原料の小麦を爆発させることから始まります。こちらの機械は、元々、ムギムギをつくっていた愛知県安城市の企業が使っていたものです。
南国製菓では4台をフル稼働し作り続けています。こちらの機械ですが、当時、安城市の企業では、約100台を稼働させていたそうです。一体、どれだけムギムギがつくられていたんですかね。凄すぎます。
南国製菓は販売中止となることを知り今から4年前、機械からレシピまで全てを安城市の企業から引き継ぎ製造をはじめました。
後編では、ムギムギ復活の舞台裏を紹介!
近所の伝説の駄菓子「ムギムギ」復活企画。前編はここまでです。
4年前に復活していたのになぜ今まで知らなかったんだろう?どこで販売しているの?味は当時と変わっていないの?など気になるムギムギ復活の舞台裏は後編で紹介しています。(取材:角谷佑希/2017年10月取材)
「ムギムギ」復活のコラム、後編はこちらです。
あわせて、こちらのコラムも是非!「ムギムギ」とともに販売中止となっていた「ポテトスナック」も復活していたんです!