2020年7月7日に愛知県西尾市にオープンした「かぞくのパン はっぱや」。お店を切り盛りするのは、小林稚隼さん(写真:左)と櫻井麻菜さん(写真:右)の美人姉妹!!天然酵母を使用し、オーガニックや無添加素材にもこだわった石窯パンは小麦本来の甘みが広がる本格的な味わい。
西尾市の抹茶や碧南市のしらすを使ったパンをはじめ、地元ならではのメニューも豊富。子どもも一緒に行けるパン屋さんがあったらな。新しいパン屋さんを開拓したいな。なんて思っている方必見!授乳室が備わった畳のイートインスペースや、絵本やおもちゃがあるキッズスペースは子連れママから大人気!そして、素材にこわだったパンが勢ぞろい!近所で発見したそんなニューオープンなお店の気になるパンのお味や人気のパンを取材してきました!
家族のように迎えてくれる ほっこりするお店
住宅街にひっそりと佇む「かぞくのパン はっぱや」。渋い緑色の壁と木目の看板が目印です。橙色の暖簾をくぐると、稚隼さんと麻菜さんが出迎えてくれます。
パン屋さんには珍しい和の雰囲気がアットホームに感じます。入ってすぐの場所には、おいしそうなパンがずらりと並ぶショーウィンドーとカウンター席が、右側には畳を使用したイートイン&キッズスペースがあります。
時間が経ってもおいしい!天然酵母の石窯パン
パン屋さん巡りが趣味の麻菜さん。パンの中でも一番好みだった天然酵母と薪火の石窯パンを自分のお店でも作りたいと思ったそう。
「かぞくのパン はっぱや」のパンは、薪で起こした火の余熱で焼き、水分を閉じ込めたもちもち食感が自慢。さらに、パン屋さんでも珍しい自家製の天然酵母を使用することで、小麦の風味が豊かな優しい仕上がりに。時間が経つと甘味が熟成して、よりおいしくなるのも「はっぱや」のパンの特徴です。
支え合ってお店を切り盛りする仲良し姉妹
それまで別のパン屋さんで働いていたという妹の麻菜さんがパン作りを、お姉さんの稚隼さんは接客や宣伝などを主に担当しているそう。忙しいときに息ぴったりのチームワークでフォローし合ったり、気を使わず言いたいことが言えたりと、姉妹ならではの良さもあるんだとか。
稚隼さんの「まぁちゃんが作るパンはおいしいから」という麻菜さんを信頼している言葉からも、おふたりの仲の良い関係が伺えます。
助産師だった頃の思いを込めて
「かぞくのパン はっぱや」を始める前は、名古屋市内の病院で助産師をしていた稚隼さん。現場で産後のママたちの声を聞いているうちに、もっと気軽に育児の話ができる場所を作りたいと思うようになったんだとか。
構想段階から、赤ちゃんとママを中心にかぞくみんなで来られるようなお店にしたいと考えていたそうです。店内の温かい雰囲気は稚隼さんの思いが込められているからなんですね。
子どもをもつ母として 安心安全なパンを
岡崎市内のパン屋さんで7年間働いた後に今のお店を立ち上げた麻菜さんは、小さい頃からパン屋さんで働くことが夢だったそうです。
1児の母でもある麻菜さんは、子育てと仕事の両立を考えて独立を決意。自身に子どもがいるからこそ、国産小麦を100%使用したり、乳製品・卵を使わないパンを作ったり、子どもが喜ぶキャラクターにしたりと、安心安全で見た目の可愛さにもこだわっているそうです。
小麦の甘味が広がる食パンとカンパーニュ
天然酵母パンや薪火の石窯パンについて独学で勉強し、改良を重ねてきた麻菜さん。中でも、シンプルな食材を使用した「はっぱや 食パン(1斤450円・税抜)」は、天然酵母独特のうま味とコクのバランスが抜群。
また、ライ麦の香りが豊かな「石窯カンパーニュ(660円・税抜)」は、中はもちもち外はこんがりとした石窯パンならではの仕上がりです。どちらも口の中で小麦の甘味が広がるので、そのまま食べてもおいしい~!
子どもに人気!可愛いキャラクターパン
誰かのために買いたくなるようなパンを作るのも、麻菜さんのこだわり。米粒の形が素朴で可愛い、豆乳と米粉を練り込んた?「米粉3兄弟(200円・税抜)」(写真:中央)。シンプルで毎日食べたい美味しさです。
看板犬・れいちゃんをモチーフにした「れいちゃんパン(250円・税抜)」(写真:右)は、食べてしまうのがもったいない程!食べると、中の豆乳クリームのやさしい甘さが広がります。ママが子どもに買って帰りたくなるような可愛さのキャラクターパン、人気の理由に納得です。
子連れでくつろげる!畳のイートインスペース
こちらは和の雰囲気が心地いいイートインスペース。「最近は畳のある住まいが減っているため、子どもが畳に触れる機会を作りたい」と、畳を使った空間にしたんだそう。
絵本やおもちゃのあるキッズスペースや、靴を履かずに行ける授乳室もあり、「ママが安心して子どもを連れて来られるように」という稚隼さんの思いが込められています。今後は、産後ヨガやベビーマッサージのイベントスペースとしても活用していく予定だそうです。
会話が生まれる、地元から愛されるお店に
助産師から畑違いの仕事を始めた稚隼さんと、念願の夢を叶えた麻菜さん。母・和枝さんが接客を、父・有三さんが石窯の火起こしを手伝ったり、麻菜さんの娘さん・七乃葉ちゃんが看板娘としてお店に立ったりすることも。まさに「かぞくのパン」ですね!
「近所の人がふらっと立ち寄って会話を楽しめるような、地域に根付いたお店にしていきたい」という稚隼さん。これからますます地元の人に愛されるお店になりそうです。(取材:壁谷雪乃/2020年9月取材・2023年4月最終更新)
かぞくのパン はっぱや
場所:愛知県西尾市楠村町北荒子14-5
電話:0563-65-5069
営業時間:10:00~16:00
※売り切れ次第終了・お取り置きは18:00まで
定休日:日曜日・月曜日・木曜日
公式HP:かぞくのパン はっぱや
公式インスタグラム:かぞくのパン はっぱや
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