日本有数の抹茶の生産地、西尾市。「西尾の抹茶」として地域ブランドに認定され、古くから独特の抹茶文化が根ざしています。そんな西尾市では、抹茶を使ったかき氷屋さんも多いんだとか。
今回は地域の食材を使った西尾かき氷の中から、抹茶のかき氷が楽しめる2店舗をはしごしました。抹茶好きな編集部員が、ボリューミーで写真映えする2種類のかき氷を堪能しちゃいます。(取材:2020年7月30日)
フォトジェニックな西尾のかき氷
西尾市では、かき氷を食べてスタンプを3つ集めると参加店舗で使える商品券がもらえるスタンプラリーキャンペーンを実施中!その名も「西尾かき氷」。今年は22のお店が参加しています。映えるし美味しいし、プレゼントも当たるときて市内外から人気を集めています。
今回は、かき氷とソフトクリームの専門店「Pilee(ピリー)」の「抹茶エスプーマ氷ソフトのせ」と、抹茶専門店「松鶴園」の抹茶をふんだんに使ったかき氷「西尾城」を味わってきました。
個性的なメニューが豊富!「Pilee」
最初に訪れたのは、名鉄西尾線桜町前駅から徒歩20分ほどにある「Pilee」。大きな「氷」「タピオカ」「クレープ」の旗が目印です。
おしゃれな店内に入ると、まずはカウンターで注文し、お金を払います。メロンが器になったかき氷や、ロータスビスケットをふんだんに使用したかき氷など、個性的なメニューが豊富!どれも美味しそうで迷ってしまいますが、定番の「抹茶エスプーマ氷ソフトのせ」を注文しました。
抹茶エスプーマにソフトクリームがマッチ!
抹茶エスプーマ氷ソフトのせ 1,200円(税込)
エスプーマとは、二酸化炭素などを使って食べ物をムース状にしたもののこと。白蜜味の氷に抹茶のエスプーマがたっぷりかかっています。
北海道の生乳を使用したソフトクリームがほろ苦い抹茶とマッチしておいしい~。イートインスペースに置いてある練乳はかけ放題なので、味変したくなったときにおすすめ!
こだわりのかき氷をテイクアウトでも!
最近流行りのエスプーマかき氷ですが、Pileeはオープン当初から抹茶のエスプーマかき氷を提供していたんだそう。抹茶多めの配合にこだわったエスプーマはシロップとは違った濃厚な味わい。もはやこれはケーキかもしれない、と思ってしまうほどです。
新型コロナウイルスの影響により、最近は車でのお出かけ用にかき氷のテイクアウトもスタート。三密を避けるためにも、お客さんが少ない午前中がおすすめなんだとか。
Pilee(ピリー)
アクセスマップ
明治から続く老舗「松鶴園」
続いて訪れたのは、Pileeから南に5分ほど歩いたところにある「松鶴園」。明治から続く老舗として地域の方にも愛される抹茶専門店です。
店内には、西尾産の抹茶などを購入できる売店と、抹茶を使用した甘味や食事が楽しめるイートインスペース「茶房茶遊」が。松鶴園の抹茶を求めて訪れる地元の常連さんも多いんだとか。落ち着いた雰囲気の茶房茶遊は、趣を感じながら抹茶が堪能できる素敵な空間です。
西尾産の高級抹茶づくし!「西尾城」
西尾城 1,100円(税込)
抹茶味のかき氷に、抹茶みつ、抹茶ゼリー、抹茶白玉、白寒天、そして最後に抹茶のソフトクリームをトッピングした、まさに西尾産の抹茶づくしの「西尾城」。清涼感のある見た目と、厳選された高級抹茶の味わいが同時に楽しめる絶品かき氷です。
お店の裏にある工場で加工したこだわりの抹茶がぜいたくに使用されています。西尾城は、そのボリュームある高さから西尾城と名付けられたんだそう。風情を感じるおしゃれな名前も素敵ですね。
夏にぴったり!さっぱりとした抹茶の味わい
さっそく松鶴園の名物、西尾城をいただきます。抹茶のさっぱりとした味わいが特徴!高級感のある白玉や抹茶ゼリーがアクセントになっていて、ボリュームがあってもペロリと食べられます。
「老若男女に西尾の抹茶を気軽に楽しんでもらいたい」と、今後も様々な抹茶メニューを展開していくそうです。
松鶴園
住所:愛知県西尾市上町南荒子50-2
電話:0563-54-3360
営業時間:【販売】10:00~18:00 / 【茶房】10:30~18:00
※土日祝日は終了を1時間延長。新型コロナ対策のため営業時間を短縮しています(2020年8月時点)。
定休日:水曜日
公式ホームページ:松鶴園
アクセスマップ
まだまだ続く、抹茶&かき氷ブーム
若者の間でひそかに広がっている抹茶ブーム。抹茶生産量日本一の西尾市には、Pileeや松鶴園のほかにも、ユニークなかき氷に力を入れているお店が多いんです。
市内22のお店が参加する「西尾かき氷」には、いちごや塩を使った特別なメニューも!気になる全貌は、西尾市観光協会ホームページからチェックできます。この夏、西尾市でひんやり涼やかなかき氷を堪能してみてはいかがでしょうか?(取材:岩井美穂)