愛知県碧南市にある鈴盛農園直営のだんご専門店として誕生した『ダンゴヤ ハチ』。オリジナルのだんごケーキと自慢のみたらしだんごを引っさげて、爽やかなブルーのキッチンカーが、各地に出没するので要チェック。
農家がはじめた「だんごやさん」
「日本の農業をカッコよく!」を合言葉に、主力のニンジンをはじめとした露地野菜を生産している鈴盛農園。その農場の一角にとめられたキッチンカーが、2020年1月から本格的に営業を開始した『ダンゴヤ ハチ』だ。
農業から新たなビジネスに挑戦
代表の鈴木啓之さんは「農業をやろう」とひらめいて、25歳の時に異業種から農業の世界に飛び込んだ人物。周囲から無謀と見られることもあったそうだが、やると決めたらトコトンやるタイプの鈴木さんは、ニンジン農家だった祖母からニンジンづくりを教わる形で就農し、農業大学校での研修、農家での修行などを経て2012年に開業。
今では約9000坪の耕地を7人のスタッフで管理するほどに。そんな鈴木さん、昨年の夏に「だんご屋をやろう」と、またひらめいてしまった。
チャレンジ精神からスタートしたキッチンカー
農業に軸足をおきながら農家のあらゆる可能性を探りたいという思いが、子どもの頃から大好きなみたらしだんごと、キッチンカービジネスへの挑戦とを結びつけた。
そして移動販売の店舗運営を、農園スタッフの佐藤さんが快諾してくれたことで話はトントン拍子で進んだのだとか。 「いらっしゃいませ」と佐藤さん。若手スタッフが揃う鈴盛農園では、みんなのアイデアを活かしてだんごの味も日々改良。
新感覚も定番も、欲張って味わいたい
開店準備にあたって、だんごの生地は老舗和菓子店にオーダーし、食材も地元の良質のものにこだわって厳選。みたらしだんごのタレに本葛を使うという贅沢さにも驚かされる。
また店のオリジナル商品として、カラフルにんじんや生クリームなどを使って美しく彩られただんごも開発。女性客の心をくすぐるかわいらしさで、その見た目から「だんごケーキ」とも呼ばれる。新感覚のだんごの味を、ぜひ確かめてみたい。
『ダンゴヤ ハチ』商品ラインナップ
左から、カラフルにんじんだんご200円、モンブラン風の栗だんご200円、抹茶だんご250円、クリームあんだんご180円。
碧南の5社のみりんを使うタレで味わうみたらしだんごは100円(価格はすべて税込)。
※2020年2月取材時点のものです。最新情報は鈴盛農園ホームページや『ダンゴヤ ハチ』インスタグラムでチェック!
鈴盛農園
場所:愛知県碧南市日進町3-65
営業時間:営業場所により異なる
休み:不定休
『ダンゴヤ ハチ』は不定期で農園前で営業するほか、道の駅にしお岡ノ山などでのイベント出店も。スケジュールはホームページやインスタグラムから。
(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2020年4月~6月号より)