碧南市で「火力発電と環境について遊びながら学ぶことができる」と人気の、へきなんたんトピアの「電力館」が2024年3月23日に「JERA museum」としてリニューアルオープンしました!
この記事では、「リニューアルで何が変わったの?」「どんな体験ができるの?」といった気になることがまるわかり。子どもとのお出かけにおすすめの情報満載です!
※2024年3月取材・撮影。お出かけの際は最新情報をご確認ください。
以前にご紹介したJERA park HEKINAN全体の様子は、こちらの記事をご覧ください。
【見て触れて楽しく学ぶ!愛知県碧南市「JERA park HEKINAN」へ親子でお出かけ】
「へきなんたんトピア」から「JERA park HEKINAN」へ
今回リニューアルしたのは、へきなんたんトピアの中で発電について学べる「電力館」。リニューアル前は石炭を使った火力発電の仕組みを学べる施設でしたが、今回のリニューアルで、最新のキッズルームの整備に加えて二酸化炭素排出量実質ゼロに挑戦する「JERAゼロエミッション2050」への道のりを体験することができる施設へと生まれ変わりました。
リニューアルに伴い、施設の名称も以下のように変更されました。
・へきなんたんトピア→JERA park HEKINAN
・電力館→JERA museum
・ヒーリングガーデン→JERA garden
・エコパーク→JERA forest
リニューアルされた「JERA museum」
JERA park HEKINANは、碧南市の南端に伸びる産業道路を南に進んだ先にあります。
JERA碧南火力発電所の大きな建物と、JERA museum(以降JERAミュージアム)の大きな看板を目印に、入り口の坂道を進んだ先にあるのが今回リニューアルオープンしたJERAミュージアムです!
外観もシンプルにリニューアルされ、オシャレな博物館といった装い。駐車場は70台以上用意されているので、車でのアクセスがおすすめです!
JERAの想いを知る「ビジョンシアター」
JERAミュージアムの中央に位置するビジョンシアターでは、施設を運営するJERAが取り組む「JERAゼロエミッション2050」へかける想いが巨大なパノラマシアターに投影されています。
JERAは、世界最大級の燃料取扱量を誇るエネルギー会社。なんと、日本全体の火力発電の半分を占める発電能力を有しているんだとか!
地球を模した立体スクリーン「データスフィア」
JERAが世界各地で実施しているゼロエミッションに向けたプロジェクトを紹介する「JERAデータスフィア」は、設置された機器を操作することで、JERAが運営する発電施設などの情報を、中央の地球型立体スクリーンに映し出すことができます。
「機械の操作に不安がある」という方も、JERAミュージアムのスタッフにお願いすれば操作方法を教えてくれるので安心です。
見ているだけで楽しめる「碧南火力発電所3Dプロジェクション」
次に待ち受けている「碧南火力発電所3Dプロジェクション」は、碧南火力発電所を再現した模型にプロジェクションマッピングを投影しながら、ゼロエミッション火力発電の最前線の取り組みについて知ることができます。
二酸化炭素の排出が抑えられる仕組みなど、小さな子どもには少し難しい説明も含まれていますが、立体的な模型にプロジェクションマッピングが投影される様子は、見ているだけでも楽しめるはず!
2050年を疑似体験「JERA forest 2050」
最後の展示は、ゼロエミッションを実現した未来の2050年をイメージした「JERA forest 2050」。特大のスクリーンには、実際にこの地域に生息する22種類の野鳥が飛び交う様子が映し出されます。
スクリーンの前に設置されたスコープで鳥を覗くと、その鳥情報がスクリーン上に表示されるので、楽しみながら名前や生態を学ぶことができます。
数分ごとに季節が移り替わったり、スクリーンの前を歩くと鳥が付いてきたりと、子どもも楽しめるような工夫も満載です!
シールプリントして持ち帰れる
JERA forest 2050で観察した野鳥は1人一枚までシールにして持ち帰ることができます。その日に観察された鳥が一覧で表示されるので、自分で見つけた鳥をプリントするのはもちろん、自分では見つけられなかった珍しい鳥をプリントするのも◎。
鳥のポーズや背景の柄はランダムで決まるそうなので、お気に入りの組み合わせを探すのも楽しみ方のひとつです。
ゼロエミッションライブラリー
展示室を出た先にあるこちらの空間は、子どもから大人まで楽しめるブックラウンジの「ゼロエミッションライブラリー」。本棚の前のイスに座って、好きな本を自由に読むことができます。
本棚の下の段は、子ども向けの絵本などが。最上段には、「現代気候変動入門」や「未来とは何か」といった難しそうなタイトルの本まで、幅広く収められていました。
8歳まで遊べるキッズルーム「komorebi」
ゼロエミッションライブラリーの奥の階段を2階へ上がると、8歳までの子どもが遊べるキッズルーム「komorebi」が用意されています。フロアの全面にクッション性のあるマットが敷かれているので、小さな子も安心して遊ぶことができます。
写真の左側には、大きなホワイトボードが設置されており、将来的にワークショップなどの開催を予定しているそう。
飲食OKなテラスが登場!
キッズルームのすぐとなりに新設されたテラス席では飲食もOK。天気が良い日には、お弁当やおやつを持参してピクニック気分で利用するのもおすすめです!
JERA park HEKINANにはJERAミュージアム以外に、自然に囲まれて過ごすことができる「JERA garden」や野生の生き物を観察できる「JERA forest」を併設しています。それぞれの詳細は、以前に紹介した記事でご覧いただけるので、お出かけ前にこちらもチェックしてみて。【見て触れて楽しく学ぶ!愛知県碧南市「JERA park HEKINAN」へ親子でお出かけ】(取材・撮影:水尾友哉/2024年3月取材)
JERA museum HEKINAN
場所:愛知県碧南市港南町2-8-2
営業時間:9:00~16:30
定休日:月曜(祝日、振替休日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
電話:0566-42-0818
駐車場:あり
公共交通機関:名鉄三河線 碧南中央駅より「くるくるバス」(無料)乗車約25分