シーホース三河ライアン・リッチマンヘッドコーチにインタビュー

できごと
刈谷市

2024年6月12日

シーホース三河ライアン・リッチマンヘッドコーチにインタビュー

#スポーツ

2023-24シーズンからプロバスケットボールチーム・シーホース三河のヘッドコーチにライアン・リッチマン氏が就任。
チームはシーズン序盤勝率5割前後だったものの、徐々に調子を上げ、レギュラーシーズンを36勝24敗、B1リーグ中地区2位で終え、3年ぶりにチャンピオンシップ出場を果たしました。

ライアン・リッチマンヘッドコーチにシーズンの感想、日本での生活、来シーズンへの目標などをインタビューしました。

■初めてのBリーグ挑戦
 ■チームを作るために
 ■チームの成長
 ■初めての日本での生活は？
■来シーズンの目標
 ■ファンへメッセージ

※2024年5月取材・撮影

初めてのBリーグ挑戦

初めてのBリーグ挑戦となりましたが、今シーズン過ごしてみていかがでしたか。

素晴らしいシーズンを過ごすことができました。コーチ、選手、ファンも素晴らしい経験をさせていただきました。

これまでアメリカのNBAの舞台で戦ってきたと思うのですが、アメリカと日本のバスケットボールで違いをどこで感じましたか。

一番大きな違いはFIBAルールです。NBA、FIBAの違いを知ることはとても楽しかったです。例えば、ディフェンスの3秒ルールにおいても違いがありましたが、適応しました。そういった違いも楽しみながら、FIBAルールに則って試合会場を回らせていただきました。

チームを作るために

今シーズンのシーホース三河は試合を重ねるごとにチームがまとまってきたように感じました。チーム作りでどんなことを意識されましたか。

意識したことは、ともに戦うということ。経営陣、オーナー、スタッフ、メンバーの素晴らしい方々とともに戦い、一緒に仕事をすることで、選手達にとって素晴らしい環境をつくることができました。

チームの成長

試合を重ねていくなかで、チームの成長を感じた瞬間はありましたか。

2023年12月3日のホームゲーム・琉球戦です。残り5分の時点で、約20点差で勝っていましたが、最終的に負けてしまいました。チームとしても非常に苦しい敗戦でしたが、チームでともに学び、逆境に立ち向かいました。その後、8連勝し、14試合中13勝という結果を残すことができました。非常に力強い経験だったと思います。
チームと一緒に逆境に立ち向かうのは、楽しいことだとも思います。失敗を成功にするための一部分でもありますし、また逆も然りだと思います。逆転負けを受け入れるのは、辛く厳しいものでしたが、グループとして改善し、成長することができました。ともに乗り越えた選手・スタッフを誇りに思います。

初めての日本での生活は？

プライベートな話題に変わりますが、日本での生活が初めてということですが、いかがでしょうか。

日本での生活がとても好きになりました。妻と娘2人も同じです。妻も頑張って家族の面倒を見てくれています。
また、「君たちは世界のなかでも本当に最高の国に住んでいるね」と日本人選手によく話しています。日本人は本当に親切ですし、家族と過ごすには本当に安全で素晴らしい国だと感じています。また、皆さんが私たちを受け入れ、歓迎してくれたことを本当に感謝しています。ありがとうございます。

行きつけのお店やお気に入りの場所はありますか。

（知立市の）サンプラスカフェです。私たちのスポンサーでもあるのですが、食事も雰囲気も本当に素晴らしいです。いつもサポートしてくださり、いつも私たちのそばにいてくれていることが感じられ、本当に心強い存在です。愛情と素晴らしい食事をいつもありがとうございます。

来シーズンの目標

プライベートのお話を伺いましたが、ここから来シーズンに向けての話を伺いたいと思います。来シーズンも激戦の中地区になると思いますが、目標について教えてください。

目標は優勝です。今シーズンは、あと6ゲームというところで落としてしまったのですが、とても挑戦的なシーズンでした。また、来シーズンよりアルバルク東京、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが同じ中地区になり、競争の激しい地区になります。ですが、この試練は優勝を目指すにあたり、非常にいいチャンスになると思っています。

ファンへメッセージ

来シーズン、われわれファンも非常に楽しみにしています。ファンへ一言メッセージをお願いします。

ファンの皆さん、いつも素晴らしい応援をありがとうございます。皆さんのサポートに感動しています。熱いサポートをいただき、ホーム、アウェーの地でも皆さんに支えていただきました。私としては、リーグのなかでも皆さんが一番のファンだと思います。チームがいいときも悪いときも、支えてくださりありがとうございました。来期も皆さんの支えが必要です。皆さんのために勝っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。