今月から放送が始まったNHK大河ドラマ「べらぼう」。江戸のメディア王と言われる蔦屋重三郎を主人公にした物語です。この地域の博物館では、「べらぼう」の放送に合わせて、蔦屋重三郎にちなんだ資料を紹介する展示が行われています。
※この記事は、1月17日(金)に放送した「KATCH TIME 30」をもとに作成しています。
蔦屋の出版物を展示
西尾市の岩瀬文庫です。こちらで開催されているミニ展示では、岩瀬文庫が収蔵する、蔦屋が出版した書物や大河ドラマに関する書物などを紹介しています。
蔦屋重三郎は、江戸時代を代表する版元で、喜多川歌麿や写楽といった名だたる浮世絵師や作家を次々と世に送り出しました。生涯に渡って江戸の出版や文化を盛り上げた蔦屋は、「江戸のメディア王」と呼ばれています。
蔦屋が初めて出版を手掛けた資料も
岩瀬文庫では、2週間から3週間おきに展示する書物を替えています。現在は、蔦屋が初めて出版を手掛けた吉原遊郭のガイドブック「吉原細見」など4点の資料を見ることができます。
岩瀬文庫では、5月下旬頃に蔦屋重三郎と江戸時代の出版文化に関する特別展示も開催する予定だということです。
版本や浮世絵を展示
一方、刈谷市歴史博物館では、蔦屋重三郎が活躍したのと同時期の、江戸時代中期から後期に出版された版本や浮世絵、瓦版が展示されています。
展示されているのは、三代歌川豊国の浮世絵、「見立三十六歌撰之内 在原業平朝臣」や版本の「白縫譚」などです。
それまで、書籍などは一部の上流階級が楽しんでいましたが、この時代は、印刷技術の向上によって版本や浮世絵などが庶民に広がりました。
当時の印刷技術は必見
展示では、ミリ単位の文字や細かな挿絵が描かれた版本、そして鮮やかな色や黒色のグラデーションなどで表現された浮世絵など、印刷技術の高さを見ることができます。
KATCH TIME 30
この記事は、1月17日(金)に放送した「KATCH TIME 30」をもとに作成しています。
キャッチ加入者様はキャッチアプリの番組配信で放送後、2週間ご覧いただけます。
番組名:KATCH TIME 30
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