安城市の新年度予算が発表されました。令和6年度の当初予算額は過去最高とのことです。前年度から始まった小中学校の給食費の無償化をはじめ、子育てや教育のサポートを拡充します。
※この記事は、4月1日(月)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
過去最大の予算規模に
安城市の一般会計の当初予算案は736億9000万円で、前年度より32億7000万円の増額となり、過去最大の予算規模となっています。
安城市は今回の予算編成について、三星市長が公約に掲げる子育てや教育環境の充実に力を入れたと説明しています。
子育て・教育のサポートを拡充
令和5年度から始まった小中学校の給食費の無償化を令和6年度も継続させるために9億3000万円が計上されています。
このほか、2人目以降の子どもの低年齢児保育の無償化、高校生世代への医療費の無償化、結婚支援事業や不妊治療への助成などが計上されています。
高校生世代への医療無償化
18歳までの高校生世代にかかる医療費の無償化には、およそ11億1700万円が計上されています。
安城市では、高校生世代の通院費と入院費について、これまでは入院費のみ申請があったのちに助成することで無償としていました。2024年4月からは中学生までと同様に通院費、入院費ともに無償とし、窓口での自己負担も無くします。
結婚支援事業を開始
そして、若い世代が結婚の希望を実現できる環境を整備するため、新たに始めるのが結婚支援事業です。
これから夫婦として新生活をスタートさせる世帯を対象にしたものと、結婚の希望がある独身者を対象にしたものの2つがあり、新生活をスタートさせる世帯へは新居の購入費やリフォーム費、家賃や引っ越し費用など新生活にかかる費用の支援をします。夫婦ともに29歳以下の世帯へは60万円、39歳以下の世帯へは30万円を上限として補助します。
また、独身者へは「縁むすびプロジェクト」として、結婚支援イベントやフォローアップ相談の開催などで支援します。
「ららぽーと安城(仮称)」開業に向けた整備
このほか、大東町に建設中の大型商業施設「ららぽーと安城(仮称)」の開業に向け、周辺道路の交通環境を整備する事業に5億6480万円を計上し、交差点に右折レーンを作ったり、舗装を補修する工事などを行います。
また、安城市総合運動公園北側の名鉄西尾線を高架化する事業には7000万円を計上し、踏切の幅が狭くすれ違いができない市道や、線路で途切れている県道との立体交差に向けた準備を進めます。
KATCH TIME30
この記事は、4月1日(月)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
キャッチ加入者様はキャッチアプリの番組配信で放送後、2週間ご覧いただけます。
番組名:「KATCH TIME30」
放送チャンネル:地上デジタル121ch
放送日時:月曜日~金曜日 18時~(生放送)
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