現在、愛知県の一部の高校で中高一貫教育にする動きがあります。西三河エリアでは2025年4月に刈谷高校、2026年4月に西尾高校が中高一貫校になる予定です。
2023年12月には入学試験となる適性検査のサンプル問題が公表されました。この地域で一足先に中高一貫校となる刈谷高校と附属中学校について紹介します。
※この記事は、12月18日(月)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
関心が集まった説明会
2023年11月に安城市内で中高一貫校の説明会が開かれ、小学5年の児童とその保護者が集まりました。大きな会場のおよそ7~8割が埋まり、関心の高さが伺えました。
愛知県は、より良い社会を実現しようとする力を育て、社会に変化を起こす人材の育成をめざしています。探究学習を重視した中高6年間のゆとりのあるカリキュラムを編成することで子どもたちの可能性をひきだし、力を伸ばします。
中高一貫教育により探究的な学びへ
刈谷高校は、先進的な理数教育を重点的に行う高校として、スーパーサイエンスハイスクール「SSH」に指定されており、大学との連携や国際交流などの実績があります。
この実績を活かし、中学校段階から大学・企業・研究所などへの訪問、高度な実験や実習体験などが予想されます。また、SSHで取り組んでいる研究を中学校段階から時間をかけて取り組むことで、自律的な探究学習に取り組むことができます。
中学の制服は「ブレザー」に
学校生活で毎日身に着ける制服も気になるところ。2023年4月から刈谷高校ではブレザーが導入されました。併設される中学校に通う生徒も、同じブレザーを身に着けます。
スカートとスラックスの2種類から選択することが可能だということです。
中学棟と小体育館を新設
中高一貫学校となり、高等学校に中学校が併設されることになります。
敷地は一緒ですが校舎は別となり、新たに中学棟と小体育館がつくられます。
中学棟は4階建てで、1階が職員室と保健室など、2階から4階が普通教室や特別教室になるということです。
中学生専用の体育館も
小体育館も中学生が専用で使う施設となります。
今後中学生と高校生が一緒になることで、学びの面で刺激し合えるだけでなく、行事などでも学校がさらににぎやかになりそうです。
KATCH TIME30
この記事は、12月18日(月)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
キャッチ加入者様はKATCHオンデマンドで放送後、2週間ご覧いただけます。
番組名:「KATCH TIME30」
放送チャンネル:地上デジタル121ch
放送日時:月曜日~金曜日 18時~(生放送)
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