2023年9月から愛知県で始まる、「愛知発の新しい学び方、休み方」という「ラーケーションの日」。
どんなものなのか、まとめました。
※この記事は、9月7日(木)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
「ラーニング」と「バケーション」の組み合わせ
愛知県が2023年3月に取りまとめた「休み方改革プロジェクト」。
県全体のワークライフバランスの充実を目指すこのプロジェクトの中で生まれた「ラーケーションの日」とは、「学習(ラーニング)」と、「休暇(バケーション)」を組み合わせたものです。
校外での自主学習活動であるため、子どもは学校に登校しなくても欠席とはならず、「出席停止・忌引等」と同じ扱いになります。
保護者の休暇に合わせて届け出をし、年に3日まで取ることができます。
具体的にどんなことをすればいいの?
愛知県が示している、活動例はご覧の通りです。
地域の史跡を巡ろう、農業体験をしよう、美術・映画・音楽などに触れて、感じたことを語り合おう、など。
親子で一緒に学ぶという条件であれば、家庭科で習った料理をしてみるなど必ずしも外へ出かけなくても良いとのことです。
西三河エリアの各市の対応は?
刈谷市、安城市、西尾市が県のモデル事業の自治体となっています。
モデル事業の自治体は、教育現場をサポートする校務支援員を、原則各校に1人ずつ配置することになっています。
また、モデル事業となっている自治体では、今年度末までに、学校や保護者に対してアンケート調査を行う予定です。
事前に届け出る必要が
ラーケーションの日は事前に届け出る必要があります。
学校によって、行事などがあり取得できない日が決まっているため各学校のルールを確認する必要があります。
また、取得することで受けられない授業の内容は、家庭で自習をすることになっています。
「県民の日学校ホリデー」もスタート
ラーケーションの日とともに、2023年に行われるのが、「県民の日学校ホリデー」です。
毎年11月21日から11月27日までの平日1日を、学校や市町村が指定して学校休業日とするものです。
この地域の6市は、11月24日に実施するとしており、11月23日の「勤労感謝の日」と合わせて、4連休になります。
親子で一緒に過ごし、学べる機会を創出
愛知県によると、県内では、土曜日に働いている人はおよそ45%、日曜日に働いている人はおよそ30%にのぼり、休みの日に親子で過ごすことが難しい家庭も少なくないようです。そうした家庭でも平日に親子一緒に過ごし、学べるようにと作られた、この「ラーケーションの日」。新しい学び方、休み方が浸透するのか、注目です。
「ラーケーションの日」ポータルサイト
愛知発の新しい学び方「ラーケーションの日」ポータルサイト
愛知県は、ラーケーションの日に関する疑問と回答などをポータルサイトに掲載しています。
また、サイトでは県内のラーケーションスポットを紹介しています。西三河地域のスポットもいくつか紹介されています。
(取材:小林奈々恵/2023年9月取材・撮影)
KATCH TIME30
この記事は、9月7日(木)に放送した「KATCH TIME30」をもとに作成しています。
キャッチ加入者様はKATCHオンデマンドで放送後、2週間ご覧いただけます。
番組名:「KATCH TIME30」
放送チャンネル:地上デジタル121ch
放送日時:月曜日~金曜日 18時~(生放送)
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