愛知県安城市に本拠地を置く女子ソフトボールチーム「デンソーブライトペガサス」。
日本代表としても活躍し、現在開催中の日本女子ソフトボールリーグでも積極果敢に戦う川畑瞳選手(チームキャプテン)と山田恵里選手に、チームのこと、この地域の方々への思いなどを語ってもらいました。(取材:2021年8月)
安城のデンソーブライトペガサスが
日本リーグで奮闘中!
今、女子ソフトボールが大きな注目を集めています。世界トップレベルの選手が所属するキャッチエリアの地元チーム「デンソーブライトペガサス」とは、どんなチームなのでしょうか!?日本代表としても活躍した川畑瞳選手、山田恵里選手にお話を聞いてきました!
まずは、キャプテン川畑選手に質問したところ「若い選手が多いチームで、個々の能力が高いチームです!」との分析が。また、デンソーとして今目指している「理想のチームの形」については「日本リーグでの優勝!」と力強く断言してくれました!地元民としては、頼もしい限りですね♪
また、川畑選手は「リーグ優勝を達成するため、監督からの"最後の詰めが甘い"との指摘をしっかり意識して、試合の最後の最後まで気を抜かないプレーができるよう、毎日たくさん練習をしています。もちろん試合をするごとに課題は出てきますが、その課題としっかりと向き合い取り組むことで、次の試合に生かすことができているのも私たちの強みだと思います」と語ってくれました。
いっぽう山田選手は「リーグ優勝はもちろんですが、私たちが活動できているのは地域の方々のご理解とご協力のお陰でもあります。チームとして街のゴミ拾いを継続して行うなど、地域の方々に恩返しできるような活動も、強いチームを目指す上で大切にしていきたいと思っています」と、このエリアへの愛もたっぷりなようすです。
キャッチでも生中継した
スピード感溢れるゲーム運びに興奮!
キャッチでは、リーグ戦第6節となる2021年9月11日・12日に行われた安城大会を生中継しました。結果は、デンソー1勝1敗。手に汗握る展開で盛り上がりました。取材時に「女子ソフトボールと一言でいっても、そこには、いろんなプレースタイルの選手がいます。テレビで見てくださって気になる攻撃方法や、すごいなと思う守備をする選手など"注目するポイント"のようなものを見つけてもらって、選手一人ひとりのプレーをじっくり見ていただけると、より楽しんでもらえると思います」と教えてくれた山田選手の言葉通り、守備や攻撃の一つひとつが魅力的でしたよね!?
そして、野球と比べると、塁と塁の間の距離が約半分ということもあり、スピード感を楽しむことができるのも、ソフトボールの魅力です。川畑選手も「テレビを通じて女子ソフトボールを楽しんでくださっている方が増えてきていることに感謝しています。女子ソフトは、観客の皆さんと選手の距離が近いので臨場感があり、試合の展開も早く、スピード感があるので一瞬たりとも見逃せないのではないでしょうか!?今後も、試合会場やテレビを通じて、デンソーを応援していただけると嬉しいです」とメッセージを寄せてくれました。
地域のお気に入りスポットは
両選手ともに「琉球村」!
地域に根差して活動することを大切にされているお二人に、この地域で"お気に入りスポット"を聞いてみると...。「私はこちらに来てまだ半年ほどですし、コロナもあって、なかなか外に出られていないのが現状です。そんな中でも、唯一チームで行った沖縄料理の『琉球村』(安城市)がおすすめです。どの料理もおいしくって。たくさんあるメニューのなかでも私は海ブドウが好きです。あっ、これは素材であって料理とはいえませんね(笑)」と山田選手。
川畑選手も「私も『琉球村』(笑)。コロナが落ち着いたら、また行きたいです。お店の人は気軽に話しかけてくれますし、そこに来るお客さん同士もすごく仲が良くて。みんなで和気あいあいと過ごせるところが楽しいんですよね」と教えてくれました。
頑張るスポーツキッズや地域の方へメッセージ
最後に『近所のはなし』をチェックしてくださっている皆さん、そして、この地域でスポーツを頑張っている子どもたちへメッセージをいただきました!
「私はリーグを通してソフトボールをもっと盛り上げていきたいと思っていますし、見ている方々に"自分ももっと頑張ろう!"と思ってもらえるようなプレーができるよう練習しています。また、この地域でスポーツを頑張っている皆さんに伝えたいのは...何をするにしても『誰のためにするのか、何のためにするのか』を明確にすることが大切だということです。このことをしっかり意識して練習に励んでほしいです。私も頑張ります!」
(川畑選手)
「ソフトボールをやっている子どもたちには『嫌だなと思うことがあっても諦めることなく続けることが大切で、その先には、必ずいいことが待っている』と伝えたいです。あと、私たちのチームが練習してるときの声って結構うるさいと思うんですけど(苦笑)、そこを理解してくださっていたり、練習風景を見に来て応援してくださったり、本当に素晴らしい環境の中でソフトボールをさせていただけているなと思っています。そんな地域の方々には、安城には金メダルを獲ったオリンピック選手がいること、日本リーグでも頑張っているチームがあることを自慢の材料にしていただけるよう、今後も、もっともっと努力していきます」
(山田選手)
スペシャルコラム
Q.プライベートな時間でハマっていることはありますか?
<川畑瞳選手>
Netflixを見ること。なかでも韓国ドラマ「わかっていても」にドはまりしています。ほかには、前に見た「侍の名のもとに~野球日本代表侍ジャパンの800日」というドキュメンタリー映画が好きです。チーム力がすごいところに感動しましたし、日本を代表して戦うことは改めて凄いことだなとこの映画を見て感じました。
<山田恵里選手>
Netflixで見る韓国ドラマ。好きな作品は「キム秘書はいったい、なぜ?」「彼女はキレイだった」「梨泰院クラス」などパク・ソジュン主演の作品。あとは、長い時には1~2時間もやってしまうという携帯ゲームの「ホームスケイプ」。暇な時間が苦手な自分にとって、韓国ドラマとこのゲームが役立っています。
PROFILE
川畑瞳(かわばたひとみ)
1996年5月1日生まれ。出身校は神村学園高等部(鹿児島県)。
デンソーブライトペガサスキャプテン。「守備の要」ともいわれるセカンドを守る名手。ミスフルスイングとも呼ばれ、ホームランも打てる2番バッターとして活躍。子どもの頃の夢だった「オリンピックに出ること」を叶え、東京オリンピックに初出場、金メダルを獲得。
山田恵里(やまだえり)
1984年3月8日生まれ。出身校は厚木商業高校(神奈川県)。
外野手。国内リーグで打撃タイトルを総なめにし、歴代最多安打を樹立、現在も記録更新中。20歳で初出場したアテネオリンピックで銅メダル、日本チームのキャプテンを務めた北京オリンピックと東京オリンピックで金メダルを獲得。
キャッチからのお知らせ
「第54回日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節 刈谷大会」
10月2日(土)・3日(日)10:15~ 生中継
デンソーブライトペガサスが出場した安城大会(2021年9月11日・12日)につづき、10月には「日本女子ソフトボールリーグ1部 第7節 刈谷大会」の白熱した試合を生中継!10月2日(土)は日立VS太陽誘電/豊田自動織機VS戸田中央、3日(日)は戸田中央VS日立/豊田自動織機VS太陽誘電の試合をお届けします。