2024年11月24日に投開票が行われた知立市長選挙では、元知立市議会議員の石川智子さんが、当選を果たしました。
愛知県で3人目の女性市長となった石川新市長に今後取り組んでいくことや目指すまちの姿などについてお聞きしました。
■新市長として今の思い
■市民が集まる生涯学習施設をつくりたい
■子育てと市政運営の両立とは
■石川市長が感じる知立市の魅力
■市長の休日の過ごし方
■市民と一緒に取り組みたい
※2025年1月取材・撮影
新市長として今の思い
就任から一か月が経ちましたが、今のお気持ちはいかがでしょうか。
市政を運営していくうえでの重責を改めて感じ、身の引き締まる思いです。知立市のよさである歴史文化をしっかりと受け継いでいきながら、さらによさを発揮していくことに緊張感を常に持っています。
新年度予算を検討されている時期かと思いますが、これから取り組みたいことについて教えてください。
選挙の時にあげさせていただいた公約の通り、子どもや高齢者、障がい者の方への支援、そして駅前を含めたまちづくりについて協議をしています。
具体的には18歳までの医療費の無償化、給食の無償化もしくは支援の拡大をしっかりと市民の声を聞きながら進めていきたいです。
市民が集まる生涯学習施設をつくりたい
市長選挙の出口調査で最も関心が高かったのが知立駅前の今後についてでした。「生涯学習」をキーワードに掲げられていましたが、具体的に教えてください。
人の集まる知立駅にしたいです。西新地地区の再開発を進める中で、知立市としては生涯学習に関する施設を設けたいと考えています。たくさんの世代の方が集まる場所であり、生涯学習に関連する施設を駅前に持っていきたいと考えています。
子育てと市政運営の両立とは
高校生と大学生の息子さんがいらっしゃる石川市長 市政運営と子育ての両立について教えて下さい。
両立ができているかは自分でも定かではないのですが、市政運営に向き合う時、家庭に向き合う時とメリハリをつけて行っています。自分の子どもや地域の子どもたちの成長を見ることが励みになっていますし、子どもたちには元気をもらっていると感じています。
石川市長が感じる知立市の魅力
石川市長は生まれも育ちも知立市ですが、知立市の魅力や可能性を改めてどう感じていますか。
知立市の面積はあまり広くありませんが、逆にそれが良さでもあると感じています。市で行う知立市民大運動会については、他の市にお住まいの方からなかなかできないと聞きます。こういった取り組みが知立市への郷土愛や地元愛が生まれるきっかけになるのではないかと思っています。
特にお気に入りの場所やスポットがあれば教えてください。
市議会議員を務めていた時に、市役所の5階にある議場から眺めた景色がとても綺麗だと思っていました。市民の皆さんが来られる機会は少ないと思うのですが、ぜひその景色をご覧いただきながら、議会の傍聴もしていただけるとありがたいかなと思います。
市長の休日の過ごし方
（画像提供：石川智子さん）
学生時代は陸上部としてインターハイに出場されたそうですが、今も続いている趣味などがあれば教えてください。
スポーツ全般が好きなんですが、今はまとまった時間が取れずスポーツをする機会が作れなくて残念に感じています。ですが、地域の方とスポーツ観戦やバトミントンなど軽い運動をすることもあります。
市民と一緒に取り組みたい
改めて知立市の市民の皆さんにメッセージをください。
市民の皆さんにとって、知立市は故郷にあたります。皆さんの故郷となるまちを、もっとよいものにしたいという思いがあります。住みやすいと感じていただける、誇りに思っていただけるまちにしていきたいです。その思いを皆さんにもご理解いただき、知立市の新しい街づくりを一緒に進めていただきたいと考えています。（取材：上西将寛／2025年1月取材・撮影）
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