「自分でカフェを持とう」と思ってから6年余り。26歳という若さで地元の愛知県西尾市で夢を実現させた岡野岬さん。 自身が大好きというアメリカを詰め込んだ店内には、「人との出会いを大切にしたい」という思いが溢れていた。
大好きなアメリカが再現された空間
三河湾へと続く海岸線沿いに佇む『ニシオシティダイナー』。コンテナを改装した建物に一歩足を踏み入れると、そこはアメリカ中西部の田舎街にあるお洒落な食堂を彷彿とさせる素敵な空間。
2019年10月にオープンした同店は、オーナーが留学を機に大好きになったアメリカを自分なりの感性で再現した場所で、古いミシン台を使いDIYで完成させたテーブルなど、店内はこだわりがいっぱい。
西尾市出身の若きオーナーが店を切り盛り
カフェの若きオーナー岡野岬さん。1993年西尾市生まれ。高校卒業と同時にアメリカへ語学留学。サンタバーバラなどで2年半過ごし帰国。
カフェへの思いは、某有名コーヒーチェーンでの勤務によりコーヒーやカフェ文化に魅せられたことがきっかけ。その後、オーストラリアのカフェなどでの経験を経て26歳で念願のカフェを開業した。
アメリカ仕込みの看板メニュー
トルティーヤに肉やチーズなどの具材を包んだ看板メニューのブリトーは、日本人の口に合うようにアレンジを加えているものの「アメリカに住んでいた頃、学校のランチ用にテイクアウトして半分を食べ、もう半分は夜ご飯としてよく食べていた」という岡野さんのお気に入り。
見た目以上のボリュームで食べ応え十分のビーフブリトー1100円(税込)は、甘めのデミグラスソースとチーズが牛肉とマッチ。
スイーツでも「アメリカン」を感じられる
バナナスプリット580円(税込)。アメリカンなこの一品は、西尾産のいちご「あきひめ」で作ったジャムを使用している。
店に入ったらまず注文と会計を済ませて席に着くのがこの店流。ほとんどのメニューがテイクアウト可能のため、近くの海辺で食べるなんて楽しみ方も!テラス席ではペットと一緒に食事ができる。
アットホームな雰囲気漂う空間
客層はバイカーや地元の親子連れなど実に様々。これも「一度の出会いを大切にしたい」との思いから、程よい距離感を保ちながらフレンドリーに接する岡野さんの姿があればこそだ。
窓から見えるマリーナの風景も異国情緒たっぷりのこの場所で、のんびりとした時間を過ごしてみては。(2020年2月取材/2022年4月最終更新)最新情報は『ニシオシティダイナー』インスタグラムでチェック!
ニシオシティダイナー
(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2020年4月~6月号より)