あの筋トレ体操番組で大ブレイク。2018年には紅白歌合戦に出場し、今、全国的に注目を集めているイケメン庭師・村雨辰剛(むらさめたつまさ)さんを知っていますか?名前だけでもすでにイケメン感がでているという...。ツイッターに投稿した庭木の剪定動画の再生回数は、まさかの109万回。インスタのフォロワー数は、6万3千人!ヤバいです!
生まれはスウェーデン。そして、庭師となったのは、愛知県西尾市吉良町。なんと!近所にすごーくゆかりのある方だったんです。2019年3月、キャッチネットワークの特別番組で取材をさせていただくことになったため、近所のはなしチームもその撮影現場に同行。今、話題の筋肉。イケメン庭師「村雨辰剛」の素顔に迫りました。
村雨辰剛のルーツは西尾市吉良町
昭和63年生まれの30歳。生まれはスウェーデンの南部に位置する田舎町。父親が厳しく、子どもの頃、何か悪いことをすると「腕立て伏せ」を課せられていたそう。高校時代に世界史の授業で日本の文化を知り興味をもち、日本語などの勉強を始めました。特に戦国時代が好きで、武田信玄、上杉謙信はお気に入りだそう。
その後、16歳の時に、チャットで知り合った神奈川県に住む60代の友人の自宅に3か月間ホームステイをし、19歳のときに日本に移住。23歳の頃、庭師を目指し西尾市吉良町に移り住みました。
庭師として憧れた旧糟谷邸の庭
最初に訪れたのは、庭師をはじめて1年目に仕事をした思い出の庭園。西尾市吉良町にある旧糟谷邸。村雨さんにはじめてお会いしたときの第一印象は、「イケメン過ぎる。美しすぎる。顔が小さすぎる。」そして、取材の合間も、気さくに話しかけてくれるし本当に優しい。
この日の移動は、取材チームの車に同乗していただいたんですが、取材場所が全て村雨さんのゆかりの場所ということもあり、ナビまでしてくれました。恐縮すぎました...。取材中も、昔から村雨さんを知る施設のおばちゃまたちが写真を撮影するなど、ザワツキまくりでした(笑)。
吉良での生活がなければ今はない
好きな筋肉の部位は、「大胸筋」と「広背筋」だそうです!ちなみに、「なぜ、庭師を目指したのか?西尾市吉良町に来たのか?」ということですが、師匠・弟子の関係となる日本の伝統的な職業に憧れたのがはじまり。
西尾市吉良町が「植木のまちであり城下町」だということを知り、造園業者さんに直接、電話やメールをして探したそうです。しかし、吉良町には筋トレできるジムはなかったため、少し残念だったそう(笑)。もっぱら自宅で筋トレに励みました。
親方とともに汗を流した思い出の庭
続いて訪れたのは、当時、担当していた一般のお宅の庭。村雨さんは、23歳のころ、吉良町にある加藤造園に弟子入りし5年間過ごしました。その親方と毎年、作業をしていたのがこちらの庭です。大きな木が2本あり、そのうちの1本を任されていたそう。
ちなみに、撮影時、久しぶりに再会したこちらの家主の方は大興奮。撮影が終わると、村雨さんとの写真撮影会が始まりました(笑)。吉良町には、村雨さんファンが本当にたくさんいるんです!
村雨辰剛の名付け親なんです!
こちら、村雨さんの当時の親方・加藤剛さん。「日本のお父さん」と呼び、東京に住む今でも連絡を取り合う仲です。加藤さんは、「村雨さんは本当にまじめ。好青年。今は東京に行ってしまったので正直寂しい」と言います。
ちなみに、村雨さんが日本人に帰化したのは26歳のころ。「村雨」は、親方のお父さんが好きだった作家さんの苗字から、「辰」は、村雨さんが辰年ということで、そして、「剛」は、親方の名前「剛」から。親方の名前の漢字をどうしても使いたかったそうです。
イケメン庭師の好きな食べ物は「焼き魚」
のれんをくぐるだけで絵になる村雨さん。うらやましい限りです(笑)。こちらは、村雨さんが親方に連れてきてもらっていた居酒屋「酔酔」。ちなみに、魚料理が特にお気に入り!スウェーデンでは、魚は生で食べず、味付けで砂糖も使わないそうで、日本の味付けにはまってしまったそうです。
取材で訪れたこの日、営業時間前でしたが、村雨さんが来ることを知った常連客でいっぱいに。店長さんにいたっては、村雨さんと会った瞬間にハグ(笑)!
吉良で庭師として成長し世界に発信!
こちら、常連のみなさま。笑顔が素敵すぎます。村雨さん溶け込みすぎです(笑)。最後に、今後の村雨さんの夢。についてお聞きしました。
「今はメディアに多く出させていただき、庭師との2足のわらじで活動していますが、軸は庭師として活動していきたい。育ててくれた吉良町の人たちが喜んでくれるようさらにがんばっていきたい。日本庭園の魅力を世界に伝えていきたい」。と熱く話してくれた村雨さん。あっ、今更ですが、全て日本語での会話です。日本語、英語、スウェーデン語のトライリンガル。ペラペラです!
今年3月には本も出版!!
近所の西尾市吉良町で、庭師として、日本人として大きな一歩を踏み出した村雨さん。今では全国区の超有名人です。吉良町での取材中も、見る人見る人が、振り向く振り向く(笑)。そんな村雨さんですが、なんとこの3月に、自伝的エッセイ『僕は庭師になった』を出版。
こちらは、東京で行われた出版イベントの様子です!海外から近所にやってきて、今は、近所を飛び出し世界で活躍する村雨さんをみなさんで応援しましょう!(取材:角谷佑希)
2016年・庭師の村雨辰剛さんの姿は...
【近所のはなし関連記事】 スウェーデン生まれのイケメン・村雨辰剛が西尾で庭師になった理由 事務所に所属し、庭師と並行して芸能活動を行いはじめた2016年に取材。黒い作業着に身を包み、黙々と松の枝にハサミを入れる..."いなせ"な庭師の姿です。