愛知県碧南市に、とってもすごいビーチバレーボールチームがやってきたのを知っていますか!?それは、国内外で活躍する「トヨタ自動車ビーチバレーボール部」。この夏、拠点を碧南に移して活動しています。
GM(ジェネラルマネージャー)兼監督を務めているのは、バレーボール元全日本男子代表主将として知られるあの川合俊一さん!そして、チームには国内トップレベルの実力を持った選手たちが集まっています。どんな選手がいるのか気になりますよね?そこで今回は、選手全員を一挙紹介。これから、三河地域が日本のビーチバレーの中心地になる日がくるかも!その魅力を先取りしちゃいましょう!
国内最大のビーチバレーボールコートが碧南に
碧南市のトヨタ自動車衣浦工場内に新設されたビーチバレーボールコート。クラブハウスと屋内コート2面、その横に屋外コート2面を完備しています。7月上旬に行われたコートの落成式に、近所のはなし取材陣も潜入!ピカピカのコートの様子と、新しい環境に意気込む選手たちを取材しました。
トヨタ自動車ビーチバレーボール部の選手は、男子3人・女子4人。全員、日本ビーチバレーボール協会に選出された「日本代表」!国内トップレベルの実力を持ったスター選手が集まっています。イケメンや美女揃いとの噂...それぞれ、どんな選手たちなのでしょうか!?
"ビーチの女神"が大集合!4人の女子選手
まずは女子選手のみなさんをご紹介。4人並んでもらうと、そのオーラは圧巻!左から、橋本涼加選手、溝江明香選手、和田麻里江選手、西堀健実選手です。
身長170cm以上の長身揃い。橋本選手は184cmなんだとか。写真で見るより、実際に近くで見るとさらにカッコイイ!そして美人!思わず、ため息が出ます...。それでは、全選手1人ずつ紹介しちゃいます。
かわいい笑顔!三河弁も話せる?橋本涼加選手
女子選手の中では最年少の橋本選手は、1993年8月28日三重県生まれ。「デンソー・エアリービーズ」で室内バレー選手として活躍後、2016年にビーチバレーに転向。2018年日本ランキング6位。現在は溝江選手とペアを組んでいて、国内ナンバーワンの高さを誇るペアとして注目されています。2018年FIVBワールドツアートゥアンチャウン大会(ベトナム)と晋江大会(中国)は優勝しました。
「祖父が豊橋に住んでいることから、三河弁も少し喋れるんですよ!」と気さくに話してくれた一方、「ビーチバレーがもっとメジャーなスポーツとなるよう、そして、ビーチバレーといえば碧南市だと思ってもらえるような活動をしてきたいです!」と熱く意気込みも語ってくれました。
ビジュアルと実力を兼ね備えた!溝江明香選手
1990年7月16日東京都生まれの溝江選手。まるでモデルのようでありながら、引き締まった筋肉はやっぱりアスリートです。高校3年生の夏からビーチバレー一筋。長い手足を使ったレシーブが得意で、砂まみれになってコートを守る姿に魅せられるファンも多いとか。2018年日本ランキング5位。日本女子選手権4連覇の記録を持ち、2018年FIVBワールドツアートゥアンチャウン大会と晋江大会では橋本選手とともに優勝しました。
「ビーチバレーを始めて2年目に初優勝したのが愛知県での大会。その2年後にもまた愛知県で優勝したんですよ」と、愛知県には縁を感じているそう。なんだか、愛知県民として嬉しくなっちゃいますね!
高身長のオシャレガール!和田麻里江選手
和田選手は1987年9月18日兵庫県生まれ。八王子実践高校時代には春高バレーで活躍しました。「東レ・アローズ」「日立・リヴァーレ」でプレー後、2016年にビーチバレーに転向し、トヨタ自動車所属に。2017年には日本代表入り。180cmの高身長をいかしたプレーや、優れたボールコントロールは見逃せません。
ボールを持ってポーズをとってもらうと、その立ち姿がなんとも美しい...!趣味は「お休みの日のオシャレ」とのこと。ユニフォーム姿も絵になる和田選手ですが、私服姿も気になっちゃいますね!
浅尾美和とともにスターに!西堀健実選手
1981年8月20日長野県生まれ、元ビーチバレー選手の浅尾美和さんとペアを組んでいたことでも知られる西堀健実選手。スピードをいかしたプレーは必見!日本のビーチバレーボール界を引っ張るベテランプレーヤーです。2017年ジャパンビーチバレーボールツアー年間チャンピオン、2018年FIVBワールドツアーマニラ大会優勝。2018年日本ランキング3位。
碧南市の印象を聞くと、「私は海のないところで育ったので、碧南市は海が近くにあるというだけでワクワクします!」と笑顔。「コートができたことによって、みなさんにより近く、地域に寄り添った活動ができるので楽しみです」と語ってくれました。
元バレー日本代表!ゴッツこと石島雄介選手
続いては、男子選手を紹介!「ゴッツ」の呼び名で親しまれる石島選手は、1984年1月9日埼玉県生まれ。チーム内でも1番の高身長、198cm!目の前で会うと背の高さに圧倒されます...。身長をいかした幅の広いブロックが得意。室内バレーボール選手時代には、2008年全日本代表として北京五輪に出場。2017年にビーチバレーに転向。トヨタ自動車に入社し、2018年FIVBワールドツアーバンコク大会優勝と活躍中です。
そんな石島選手にビーチバレー観戦を楽しむポイントを聞いてみると、「天気を確認することが大切!暑さ対策や水分補給を忘れず、試合を楽しむ準備をしましょう」と教えてくれました。
最年少、期待の若手!進藤涼選手
チーム最年少の進藤選手は、1994年5月28日神奈川県生まれ。法政大学出身で、大学時代にユニバシアード競技大会への出場を機にビーチバレーに転向しました。2018年ジャパンビーチバレーボールツアーでは、沖縄大会・東京大会ともに3位。ますます成長が期待される、フレッシュな若手プレーヤーです!
趣味は「旅行」と「食べること」。温泉に入って美味しいご飯を食べるのが好きとのこと。笑顔と日焼けが、とっても爽やかで、まさに青い海と白い砂浜が似合いそう。撮影でポーズをお願いすると、快く応じてくれました。親近感がわいて、応援したくなっちゃいます!
2回五輪出場のベテラン!白鳥勝浩選手
北京五輪・ロンドン五輪に日本代表として連続出場を果たした白鳥選手。1976年10月29日東京都生まれ、チームを引っ張るベテラン選手です。2016・2017年年間チャンピオンをはじめ、これまでに残した輝かしい戦績は数知れず!日本ビーチバレーボール選手会初代会長でもあり、ビーチバレー女子日本代表の監督を務めた経歴の持ち主。ビーチバレー界のレジェンドでありながら現役で戦い続け、3度目の五輪出場を目指します。
「日本のトップ選手がいるこのチームが、碧南市の子どもたちにも良い影響を与えられたら。愛知県の子が大会で優勝したり、いずれ世界へ羽ばたいたりという流れを作りたいですね」と思いを伝えてくれました。
砂浜だからできるダイナミックな動きが魅力
ビーチバレーの魅力は、なんといってもダイナミックなプレー! 1チーム2人で試合をするので、2人のチームワークや細やかな駆け引きも見どころです。選手が2人だけで控え選手がいないため、選手交代もなく、ポジションも特に決められていないのが室内バレーと違うところ。ちなみにコートは16m×8m。室内バレー(18m×9m)より狭いですが、ネットの高さは同じなんだそう。そして、インドアバレーとは違い、サーブ・レシーブ・トスなど、全てのポジションが出来なければいけないとのこと。
ヨーロッパでは五輪種目の1番人気というくらい、今や世界中で盛り上がっているそう。太陽の下で自然と一体になって、選手だけでなく観客も開放的な気持ちで楽しめますよ!
川合俊一GMからメッセージも
最後に、チームに欠かせないのが川合俊一GM兼監督。バレーボールでロサンゼルス五輪やソウル五輪にも出場した経験をもち、現在は日本ビーチバレーボール連盟会長です。TVでは解説者やタレントとしてもお馴染みですよね。
2020年の東京五輪、そして、以降もコンスタントに世界と戦えるような選手を輩出することが目標とのこと。「世界ではビーチバレーは既に人気で、日本でも流行るスポーツだと思います!ぜひ若いうちから先駆けてビーチバレーを始めてみてください」。今後は、地域の人たちと一緒に楽しめるイベントなども考えていくそう。みなさん、ビーチバレーを始めるチャンスですよ!
碧南からビーチバレーを盛り上げよう!
選手たちは今、国内最高峰の大会「ジャパンビーチバレーボールツアー」の真っ最中!今後は、茨城県・福井県・愛媛県・宮崎県・大阪府で大会が開催されます。あちこち飛び回っている選手たちですが、活動や生活は碧南市が拠点となるので、これから身近で会える機会もあるかも!?
トヨタ自動車ビーチバレーボール部のコートのほか、7月1日には、一般の人も利用できる碧南市が運営する「碧南緑地ビーチコート」もオープンしたばかり!今後、ますます碧南市のビーチバレーが盛り上がりそうです。みなさんも、一足先にビーチバレーに注目してみませんか?(取材:齊藤美幸)
※掲載している日本ランキングは、2018年7月13日現在のものです。