コート上では、まるで別人!?
「優勝できてうれしかったです」(坪谷至祐くん)、「みんなで力を合わせていい試合ができました」(加藤憲伸くん)、「両親も喜んでくれました」(丹羽亮介くん)・・・。日本一になった喜びを口々にする選手たち。
そのあどけない表情からは、とても偉業を成し遂げたようには感じられない。ところが、いざコートの上に立つと彼らのそんな印象は一変する。
第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会で愛知県勢として初めて優勝したブリンカールFCの選手たち。愛知県安城市に本拠地があるチーム。
そのテクニックで全国を圧倒
ブラジルへのサッカー留学の経験もある古居俊平監督に、徹底的に鍛えられたテクニックはプロも顔負け。彼らのボール扱いは、まるで足に吸い付いているかのように見えるほどだ。
その卓越した技術力は、1月に開かれた全国大会でもいかんなく発揮された。全5試合で奪った得点は34点。全国の並みいる強豪たちをその技で圧倒した。
日本一から新たなフィールドへ
選手たちの多くは、安城や刈谷など西三河の出身。多くの時間を、かけがえのないチームメイトとして過ごしてきたが、この春中学を卒業し、4月からは別々の高校へ進学した。中には県外にあるサッカー名門校に進学した選手もいるという。
ハイレベルなテクニックを身に付け、日本一まで上り詰めた西三河の少年たちは、いったいどんな選手に育っていくのだろうか。彼らが全国あるいは世界へ羽ばたいていく姿を楽しみに見守りたい。
(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2018春号より)