西三河生まれの歌姫「Misaki」
キャッチーで元気の出る楽曲と透明感のある伸びやかなボーカルが魅力的なメロディックパンク&ギターロックバンドSpecialThanksで作詞作曲とボーカル/ギターを担当するMisaki。17歳でデビュー曲をリリースし、その才能を世に認められ、アニメ『オオカミ少女と黒王子』とのタイアップやロッテ『トッポ』とのコラボ企画などを成功。そんなMisaki、実は愛知県西三河地域出身なんです。
全国を巡ってライブ活動などを行うため地元に戻ることも少ないようですが、2018年2月にリリースされたNEWアルバム『HEART LIGHT』のMVが愛知県碧南市で撮影されたと知り、碧南の地でMisakiの素顔や音楽に対する想いを聞いてきました。
バンド音楽好きの母に育てられる
音楽が大好きな家に生まれ育ったMisaki。「母はバンドが大好きで、幼い頃からコンサートやライブに連れて行ってもらい、兄もバンドをしていました。そのため物心ついた頃から歌うのが大好きで、音楽はとても身近なものでした」とのこと。
14歳の頃に叔父のエレキギターに興味を持ち、演奏の面白さに目覚め、毎晩寝ずに練習。15歳でバンドSpecialThanksをスタートします。中学生バンドとして、碧南市のコンサートで最優秀賞を受賞し、賞金でチューナーを購入したという生粋の音楽女子です。
MVを地元、西三河で撮影することも!
その後、高校2年生でレーベルに所属。3年生で全国リリースを果たします。デビュー曲「You say GOOD BYE」MVの撮影場所は、Misakiの母が主催する音楽イベント「PunkRockParty」の会場である、碧南市芸術文化ホール。デビュー前にSpecialThanksも出演した思い出の場所で撮りたいと思ったと、Misakiが場所を決めたそう。
この写真は、デビュー曲のMVでも撮影した碧南市内の海沿いのデッキで、当時と同じ場所、同じ雰囲気で撮影させてもらいました笑。
曲のイメージと合致した地元の風景
また、2月にリリースしたNEWアルバムに収録されている「SUNNY CLUB」のMVの舞台は、こちらも碧南市。臨海公園とのこと。「晴れの日が多い碧南市は曲のイメージにぴったり。衣装はデザイン画を自分で書き、友人に作ってもらいました」。(※晴れの日が多い碧南市というのは、Misakiのイメージです笑。)
作詞作曲だけでなく、MVや衣装制作にも関わり、自らの世界観を表現しています。MVでも使用されているエメラルドグリーンのギターはオーダー品でレトロなデザインがめちゃくちゃお気に入りなんだとか。
西三河のいいところを再発見!
幼い頃はどこに行くにも歌っていたというMisaki。
地元の話を聞くと、「MVに合う場所を探して、碧南市のたんトピアや安城市のデンパークなども下見に行きました。これまでに高浜市や安城市でも撮影したことがあります。今となって改めて地元の良さに気が付くことが多いです。昔から西三河は晴れが多いというイメージがあり、天気予報をあまり気にしたことはありません。碧南の人は傘を持っていないとすら思っていました笑。」とユーモアたっぷりに話してくれました。
Misakiと音楽
曲作りで大切にしているのはその音が「心地よいかどうか」と話すMisaki。一番の楽しみは、想像した音を現実に作り出し、ライブで観客に初披露する瞬間だそう。「内から湧き上がるものを作詞作曲し、歌とライブパフォーマンスで表現します。音楽を作り出せることは何より幸せです」。
そう話す姿はおっとりと穏やかな雰囲気ですが、ライブではロックな姿を披露する、そのギャップが素敵です。2017年からは「MICHEL(ミシェル)」としてソロ活動も開始。アコースティックギターを手に、レコーディングやマスタリングまでを行い、さらなる表現の幅を見せています。
音楽と地元を愛するアーティスト
2018年3月にSpecialThanksのミニアルバム『HEART LIGHT』のツアーが、名古屋からスタートしました。目の前だから伝わるロックスターな姿は必見です。「ソロのMICHELでは、この世にまだないような、人の心を癒せる曲を作りたいです。その曲で人が救われたらこの上ない喜びです。」と笑顔。これから彼女が紡いでいく音楽がますます楽しみですね。
そんなMisakiをもっと知りたい方は、Pitch FM83.8MHzで毎週木曜日23時から放送している『RADIO GOOD TIME』を要チェック!Misaki本人が音楽からプライベートまで、ここだけの様々な話を繰り広げています。(取材:浅野まつみ)