映画好き店主が営むほっこりカフェ
愛知県西尾市一色町の辺り一面に田んぼが広がるのどかな田園地帯。『subaco lifedesign&Co.』は、その一角にある民家の農機具小屋を改装して、昨年7月にオープンした映画の上映会もあるカフェだ。
営業日は週に3日だけ。道から少し奥まった場所にあるのに看板もないなど、ゆるい雰囲気たっぷりのお店は、さながら町の寄り合い所。
鳥の巣箱のようなお店を目指して
近所の人たちが集まっては、地元産の魚や野菜をふんだんに使ったランチプレートや風味豊かなコーヒーを味わいつつ、会話に花を咲かせているという。
「鳥の巣箱のように、皆さんが立ち寄り、ゆっくり休める」という店主の加藤寿枝さんの思いがそのまま形になっているようだ。
映画上映を楽しみながら
今年の3月からは、週2回、日曜日と火曜日に映画の上映会を行っている。「西尾には映画館がありません。一人でも多くの方に、大きなスクリーンで見る機会を作りたいと思い、始めることにしました」と加藤さん。
無類の映画好きの加藤さんが見て、人におすすめしたいという作品を上映しているという。「明日真似できるような生活のヒントになるシーンが描かれているものを選んでいます」。ゆったりした時間を過ごせる、おしゃれなお店だ。
加藤 寿枝
岐阜県多治見市出身。海に近い場所に住みたいと3年前に西尾に移る。
店を切り盛りしつつ、週3日名古屋の会社に勤めている。好きな映画監督はエミール・クストリッツァ。世界3大映画祭すべてで最高賞の受賞経験がある旧ユーゴスラビア出身の巨匠だ。
subaco lifedesign&Co.
場所:愛知県西尾市一色町池田八王寺25
電話:0563-77-6780
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜~土曜
(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2017秋号より)