今回の案内役はこの人!
入場者数全国3位を誇る社長にインタビュー
山田規可(キャッチネットワークアナウンサー・リポーター)
東海地区のケーブルテレビ各局から集まったアナウンサー集団「けーぶるGiRLS」の一員として活躍中。流行や新しいものに敏感で、刈谷ハイウェイオアシスも仕事帰りにふらっと立ち寄る大好きな場所のひとつ。
加藤英樹さん(刈谷ハイウェイオアシス株式会社代表取締役社長)
愛知県刈谷市生まれ、刈谷市育ち。カリモク家具株式会社代表取締役を経て2016年6月刈谷ハイウェイオアシス代表取締役に就任。現在53歳。地元に根ざした施設を目指しています。
1億人達成!全国から注目されるスポット
加藤
1億という数字を目の前にして、改めてすごいことだなと感じています。開業してから今年で13年目になりますが、こんなにも多くの方が刈谷ハイウェイオアシスに足を運んでくれたと思うと、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
山田
そこまで入場者数が伸びた理由はどこにあると思いますか?
加藤
パーキングエリアとしてだけでなく、ゴーカートやメリーゴーランドなど遊園地のような「岩ケ池公園」や天然温泉施設「かきつばた」など、子どもから大人まで幅広い年代の方が楽しめる施設であることだと思います。また、パーキングエリアを旅先までの経由地ではなく、"目的地"にするというコンセプトもたくさんの注目を集めた要因の1つなのかなと。
家具メーカーでの知識と経験が散りばめられた「デラックストイレ」
写真提供:刈谷ハイウェイオアシス
山田
刈谷ハイウェイオアシスといえば、やはり「デラックストイレ」が有名ですよね。
加藤
1999年の開業当時はトイレに力を入れている施設があまりなく、テレビでも大きく取り上げていただきました。先代である父も私も「カリモク家具」という家具メーカー出身。そこで培った経験を生かし、床をカーペットにしたり、中央に応接セットを置くなど、今までにない新発想のトイレを作り上げました。今年でオープンして13年目になりますが、すでに3回リニューアルしているんですよ。
山田
3回も!壁や扉も木を基調にしていて、ぬくもりや温かみを感じます。
加藤
今後も内装を明るくしたりするなど、変化を楽しみながらくつろいでもらえる空間を作っていきたいです。ちなみに、トイレ以外にも施設内にあるテーブルやイスはすべて「カリモク家具」の特注品。ぜひ注目してみてください!
経営理念は父から受け継いだ「地元密着」と「安心・安全」
山田
加藤社長の経営理念は?
加藤
「地元密着」と「安心・安全を届ける」ということ。これは先代である父から受け継いだ思いでもあります。パーキングエリアとして利用してくれる方ももちろんですが、地元の方に愛される施設でありたい。
また小さなお子さんが床で転んでもケガをしないように施設内にカーペットを敷いたり、常に清潔を保つため汚れたらすぐに取り替えるなど、安心・安全を提供するために手間や時間は惜しみません。常に感動を与えられる施設でありたいと思っています。
山田
来場者数がピークを迎えた翌年の2016年に社長に就任されたとのことですが、プレッシャーはなかったのですか?
加藤
もちろんありました。全国各地だけでなく海外からも視察が来るくらい、注目されているのも感じますしね。でもふと現場に足を運んだ時、たくさんの方が楽しんでくれている姿が目に入って、その笑顔を見ていたら「大丈夫だな」と思えたんです。
1つのことを長く続けていくことが大切。時には大変なこともありますが、お客さんの笑顔が僕だけでなく社員全員の活力になっています。
自由に楽しめる&コミュニティの場を目指して
山田
新たにリニューアルされるところはありますか?
加藤
まだ具体的には決まっていません。ですが、3回リニューアルしているデラックストイレや2010年にイタリアをイメージして作ったテラス席のように、常に新しいものを取り入れて、お客さんがいつ来ても新たな発見がある場所にしたいと思っています。
山田
最後に。今後、刈谷ハイウェイオアシスをどのようにしていきたいですか?
加藤
駐車場を整備して少しでもスムーズに誘導できるようにしたいです。あとはスマートインターチェンジを作ったり、大型トレーラーが入れるようにする予定。今後も刈谷ハイウェイオアシスが、来たい時にふらっと訪れてグルメや温泉などそれぞれの楽しみ方ができる場所、そして、産直市場やイベントを通して地元の方のコミュニティの場所であり続けたいです!(取材:松本翔子)