2017年6月、安城市に誕生した中心市街地拠点施設「アンフォーレ」。
その中のホールや広場などの貸スペースの指定管理を任された安城プロモーションズの鶴田香也乃さんにまちづくりへの思いについて話を聞いた。
アンフォーレでの活動と商店街の活性化に尽力
図書館や広場、商業施設などが集結し、賑わい創出や市民の交流の場として期待が寄せられている「アンフォーレ」。その中のホールや広場など貸スペースの指定管理を任されているのが安城プロモーションズだ。
安城プロモーションズとは(株)安城スタイルと(株)JTBプロモーションからなる組織。安城スタイルは2011年、JR安城駅前の街づくりや商店街の活性化を目指し設立。鶴田さんは「なかなか思うようにいかないところも多く、若い人たちが頑張っているのを黙ってみていられず、お手伝いをすることになりました」という。
「ホコ天きーぼー市」や安城ごちそう天国「ごち天」などのイベントを手掛ける中、まちなかの人たちが待ち望んでいたアンフォーレの貸スペースの指定管理の話が持ち上がる。鶴田さんは「まちづくりの拠点となる施設の管理に、私達が手を上げなくてどうするの?」と苦労して企画書を練り上げ、そしてその内容、想いが叶ったのだ。
「今後は多彩なイベントを誘致したり、自主事業も行いたい」と鶴田さん。単に場所を貸すだけではなく、人と人とをつなげていきたいとも。「より多くの人が集まることを企画していきたいですね」。こうした活動とともに、引き続き商店街の活性化にも力を注ぐ。「ここに住む人が豊かに暮らせる環境づくりをしていきたいと思います」。
鶴田 香也乃
(株)安城スタイルの代表取締役として商店街の活性化に関する活動を行なうかたわら、アンフォーレの貸スペースで行われるイベントや事業を考案する多忙な日々を送る。
また、ハワイアン雑貨の店「ティーズギャラリー」も経営。安城七夕まつり協賛会宣伝部会長としても活躍する。
アンフォーレ
安城市の官民協働による複合施設。公共施設の本館は1階にホールや証明・旅券窓口センター、カフェ等、2~4階に図書情報館がある。
図書情報館はグループ学習室や個人学習室、編集録音スタジオ、読み聞かせスペースなど様々な用途の施設がある。民間施設の南館は、1階にスーパーマーケット、2階にカルチャースクールが入っている。