モデルやライター、TVなど多方面で活躍中!
最近、TVでの超セレブ発言が話題を呼び、全国的に人気沸騰中の斉藤アリスさん。モデルやタレント活動の傍ら、イギリスの大学院で学んだジャーナリズムの知識を活かし、ライターとして『CREA』や『Hanako』などで執筆。
最近では、25歳頃からはじめた趣味のカフェめぐりを通して見つけた、日本国内・世界10カ国のお気に入りカフェを紹介した著書『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』を出版するなど、マルチな活躍をみせる今をときめく女性です。
西尾市出身?実家は超セレブ?素顔に迫る!
そんなアリスさんの実家はなんと愛知県西尾市!出身はロンドンですが、4歳から19歳までを西尾で過ごし、今でも月に1回は帰ってくるそう。
父親のフィリックスさんは、1970年代に世界的に大ヒットしたおもちゃ「モーラー」の開発者で、「実家は400坪の豪邸」「コーヒーを飲むためだけに海外へ行く」など、優雅な私生活がTVで紹介されるとたちまち話題を呼び、セレブなハーフモデルとして有名に。一体、アリスさんってどんな人――?西尾に帰ってきたアリスさんをつかまえて、じっくりとお話を伺いました。まずは、西尾市歴史公園にある旧近衛邸で抹茶を飲みながら...。
大切なことは"自分の気持ちに正直になること"
「スカウトがきっかけで始めたモデル業ですが、今はとてもやりがいを感じています。また、ライターとして制作側を経験したことで、モデルとして求められることもより理解できるようになりました」。
アリスさんの仕事への信念は――。「"自分にいつも正直でいる"ということ。カフェやファッション、コスメなど、心からおすすめしたいと思ったものだけを紹介しています。これはずっと大切にしているルールです」。ハキハキと迷いのない話し方からも、揺るぎない信念がうかがえます。
カフェのトレンドは "日常の中の最上級"
流行にも敏感なアリスさんに今のカフェのトレンドを聞いてみると――。「カフェのトレンドキーワードは"日常の中の最上級"。三ツ星レストランなどで修業を積んだ若手シェフの絶品料理が気軽に楽しめる、カジュアルスタイルのカフェが続々とオープンしています」。本格的な料理がリーズナブルに味わえる"ファストカジュアル"がカフェ業界にも浸透しているのだそう。
ほかにも、「抹茶が今とても注目されていて。抹茶といえば西尾。地元の名産品をもっと広めたいです」。西尾に帰ってくると立ち寄るお気に入りのカフェや和菓子店もあるのだとか!
知る人ぞ知る、コーヒー豆の販売所へ潜入!
多岐にわたり大活躍中のアリスさんを引き連れて次に訪れたのは、西尾のマニアックなスポット!コーヒー好きなら一度は足を運びたい、コーヒー豆の焙煎・販売の専門店「フレーバーコーヒー」です。
豆の焙煎や販売だけでなく、焙煎方法のレクチャーや焙煎機の修理・カスタムも行っているのだとか。迎えてくれたのはオーナーの中川正志さん。共にコーヒー好きな2人、早速、話が弾みます。
聡明で勉強熱心!イメージとのギャップが魅力的
「コーヒーは淹れ方次第で味が変わる」とオーナーが用意してくれた2つのカップ。「1つはとってもまろやか、もう1つはツンとした雑味を感じる。淹れ方だけでこんなにも違うなんて、びっくり!」。新しいコーヒーの知識が増えて、嬉しそう。
TVでのぶっとび発言から、天真爛漫な印象が強いアリスさんですが、実は聡明で勉強家。モデルとして美容やファッションに精通するだけでなく、「小さい頃から環境保全に興味があった」と大学では農学部に進学するなど多岐にわたる知識を身につけています。世間がもつイメージとのギャップも、アリスさんの魅力のひとつですね!
カフェが人を繋ぐ場所であって欲しい
アリスさんと、フレーバーコーヒーのオーナー・中川さんの意見で共通するのは「カフェが人を繋ぐ場所であってほしい」ということ。カフェのマスターを通して、知らない人同士が出会い、新しいことが生まれる――。それこそがカフェの存在意義だと共感していました。「お店が有名なのは知っていたけど、中に入ったのは初めて。貴重な話が聞けて楽しかったです!」。
東京からコーヒー豆を焙煎しに来ていた、米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)認定のQグレーダー「DirectRoast環」の長屋幸代さんと一緒に店の前で記念撮影。取材中、コーヒー豆の種類、使用する道具、豆の保存方法などコーヒー好きな3人の話は終始盛り上がっていました。
世界・国内から厳選したカフェが盛りだくさん!
最後に、アリスさんの著書『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』の見どころを聞くと――。「私が実際に訪れたカフェの中から厳選した世界のカフェ107店を紹介しています。私流のカフェの楽しみ方やおすすめメニューなど内容は盛りだくさん。読むと思わず旅に出たくなるような1冊です。ぜひ読んでみてください!」。
取材中すべての質問に対し、まっすぐ目を見て丁寧に答えてくれたアリスさん。真摯に仕事に向き合う姿に触れ、ますます魅力に惹き込まれてしまいました。今後も大活躍間違いなしの彼女から、目が離せません!(取材:松本翔子/2017年4月取材・2022年2月最終更新)