4月23日に愛知県の刈谷ハイウェイオアシス屋外テント広場特設ステージで開催される「西三河フォークジャンボリー2017」に2度目の出場を果たす「安城みなみのフォークソング同好会」。ふだんの活動や、出場を通して変化したことを伺った。
地元の音楽仲間をPRする場を作る
閉店後のレストランの一角で始まったギターセッション。「安城みなみのフォークソング同好会」の練習風景だ。時折、目を合わせながら思い出の曲を奏でる2人は、まるで青春時代に時間が巻き戻されているかのように楽しげだ。そんな2人の出会いは6年ほど前。しかし「今は家族と過ごす時間よりも長いかも。それに中身が濃く、それ以上の時間を過ごしているように感じます」と同好会会長の大島さんは微笑む。
音楽が人と人をつなげ、地域を育てる
マイペースに活動を続けてきた2人だが、昨年「西三河フォークジャンボリー」に出演したことがきっかけで、変化があったと話す。「出場したことで音楽仲間が増え、もっと発表する場がほしいと思っている方たちが多いことに気づきました。それで、自分が経営する『農場レストラン 花車』の一角にステージを作ってしまいました」と丸山さん。現在では出演希望者が増え、不定期ではあるが土・日曜の12時~13時にライブが開催されている。「活動の場が増えることで、音楽も磨かれていくと思います。また、食を通して地域をPRする仕事に就いているのですが、ライブをする場を提供することで、"人"もPRすることにつながればいいですね。」音楽が人と人をつなげ、地域を育てることに貢献しているようだ。
丸山 公房
(写真右)1964年8月生まれ、安城市在住。『デンパーク』内で、安城ハムをはじめ、地産地消を目的とした商品開発を行う『株式会社ネクスト』代表。中学生の頃からギターを触り始める。愛器ギターはマーティンD-28。同好会副部長。サイドギター、メインボーカル担当。
大島 英治
(写真左)1963年8月生まれ、刈谷市在住。現在は建築関係の仕事に従事している。ギターとの出会いは高校生の頃で、愛器ギターはオベーション。穏やかで控えめな性格ながら実はロック好き。同好会ではリードギター、サイドボーカル担当。部長として丸山さんを支える。安城みなみのフォークソング同好会
ボランティア団体の宴席で、2人ともギター好きと発覚したことがきっかけで意気投合。2013年に同好会を結成することとなる。活動は2人だけで行っており、ボランティアの場でライブ活動することが多かったが、昨年は予選を見事勝ち抜き「西三河フォークジャンボリー2016」に初出場。2017年も出場が決定している。今年は「夢一夜」「僕の胸でおやすみ」「あんたのバラード」の3曲を披露予定。(キャッチネットワークのライフコネクトチャンネルマガジン・ケーブルテレビの向こうがわ。2017春号より)